28.「うつろな恋人」

主なキャスト:梅崎尚子・岩崎徹・土本ひろき・大野美神・外輪能隆
脚本・演出:外輪能隆 原作:天童荒太 舞台監督:塚本修
公演記録:2002.7.13〜14@森ノ宮プラネットホール(大阪)
あらすじ>>塩瀬彰二という男の「愛」が悲劇をひきおこす。過度のストレスから色も匂いも―世界のてざわりを失った彼が桐島智子という、同じく世界を失った少女と出会う。彼女の存在に、失った「てざわり」を感じた塩瀬は次第にエゴイスティックなまでに彼女を追い求めるようになる。塩瀬と「恋人」の間で智子は揺さぶられ、ついに……。

ひさびさに小劇団のお芝居を観に行きました。大学生の頃はこの森ノ宮プラネットホールだとか梅田カラビンカだとか天王寺一心寺シアターだとか島之内小劇場だとかいろいろ通ってた(つっても友達の劇団が公演する時だけだけど。苦笑)のですごく懐かしかったですねー。今はちいちゃい劇団かもしれないけどそのうち劇団そとばこまちだとか劇団☆新感線だとかみたいに大阪から東京に進出して行っちゃったりするのかもしれないですけど。バンドで言ったらインディーズみたいなものかしらん?ま、劇団の場合何をもってメジャーデビューっていうのかわかんないしテレビでドラマに出てても「この劇団の人なんだよー」とか言われないとわかんない人いっぱいいるし。それにテレビには出ないけど劇団で充分人気ある人もいるしなー、とか思うとまぁよくわかんないとこあるんですけど。でもちょっとずつバンドが有名になっていくみたいに役者さんが人気が出てくると「あたい、この頃から知ってるのよ」みたいな優越感も味わえてよりよしとか?(笑)今回はたまたま映画を観に行ってて。その映画館にこの劇団のDMっつかちらしが置いてあってそれがなんとなーくかっちょよかったので行く気になったんだよねー。でも台風も来てたし「雨降ってたらやめよ」ぐらいのつもりだったんだけど。(爆!)やー晴れちゃいましたねー。(苦笑)特に友達が出てる訳でもなく義理も何もなくプラネットホールに行くのは初めてかもしれない。(おい)全然変わってなくて感動的ですらあったけど。(笑)大学の時演劇部に入ってた彼ーをまだ好きになる前にその演劇部の外劇団(その演劇部の部員さんともう卒業しちゃった部員さんとかが集まって作ってた)の公演がこのホールであって。夏休みだったかなー?友達誘って観に行ったんだけど。でその公演には出てはいなかったんだけどスタッフさんだかただふらっと観に来たのかはわかんないんだけどそのご当人を見かけて嬉しかったりしたこととか思い出しました。(笑)ずっとミーハー人生だよな。(苦笑)ま、それはさておき。話の内容はちょっと痛い感じのー。みんな病んでるよー。(滅)でもなんでだろ?この結末はどっかで読んだか何かしたことがある気がするー。いるはずのない「恋人」が結局すり替わってしまったってとこが。あれー?天童(荒太)さんの小説は読んだことないんだけどなー。ま、ありがちな最後だからかしらん?(爆!)ま、でも女の人ってそういうとこあるのかな?想像妊娠とか極めつけって感じするし。いるはずのない「彼氏」、いるはずのない「赤ちゃん」をするっと受け入れてしまう。ま、男の人は妊娠しないから比べようがないのかもしれないけどねー。(笑)でもなんかに頼ったり信じ込んだりする力が強いのかなー?て気がするな。わかんないけどね。

今回席はまぁ決まってなくて。凹型(窪んでるとこが舞台と思ってみてください)に椅子が置いてあって。舞台真正面の客席の2列目真ん中ぐらいだったかな。最初舞台関係者だけしか観に来てないようなお芝居だったらどうしようー?と思ってて。だったら浮いちゃうでしょ?(ま、DMをそこら中に配ってるぐらいだからそれはないだろ、とも思ったけど)むかーしかめのが入ってた合唱部のクリスマスぱーちーと演劇部の特別公演(どっちも学内)が重なっちゃって。どーしっても公演が観たくて行ったのはいいんだけど。かめの以外全員部員さんだった…。(黙)いやん。恥ずかしいー。(照)出てる役者さんにも知り合いいないし(お目当ての人は出てなかったけどお芝居自体すごく観たい演目だった)部員さんとお友達なわけでもないしー。あれはとても困った。(苦笑)ま、最後まで観たけどね。帰りは帰りでぱーちー終わりのうちの部員に会わないかドキドキしてしまったよ。(苦笑)そんなんで「どうかなー?」と思ってたけど大丈夫でした。知らなかったけど「大阪春の演劇祭り参加公演」だったのでそれが観たいってお客さんもいたんだろうしいろんなとこでの宣伝が効いたのかなんだかどんどん座席足してたし。結構すごいんじゃない?と思いました。(失礼)今までに公演もいっぱいやってるみたいだったし。(2001年だけで7本てのはすごいと思う)でも劇団てのが一番採算合わない感じがするよねー。ここ最近近鉄劇場・小劇場の閉鎖決定、扇町ミュージアムスクエアの閉鎖決定と「これからお芝居はどこで観ればいいんだー?」てな状況だったりするんですけど。(黙)でもネットとかやってると「劇場閉鎖に対して署名運動に協力してください」とかなんとかやってるとこもあったりして。かめのも最初「署名」が頭に浮かんだんだけど。でもさーもうすでに赤字続きで仕方がないとこまで来てるんだからもう何やったって「同情するなら金をくれ」って勢いでさー署名するぐらいだったら1000円ずつでもカンパしろよー、て感じだと思うんだよねー。だって毎回役者さんの出演料にスタッフさん(道具類も舞台セットもいちいち組みなおさないといけないし)に衣装代にその他もろもろ大変そうだもん。(ま、これは劇場にはなんら関係ないけど)そう思うとこれからもお芝居(そしてよいお芝居)が見れるように小劇団に頑張ってもらって基礎を作っていくってのも大事かなー、とか。大きいメジャーなとこばっかり応援してないでちょっとはインディーズさんにも目向けてみた方がいいかも、なーんて。そんなわけなんでエレベーター企画さんも頑張ってください。(え?)