106.「広くてすてきな宇宙じゃないか」

主なキャスト:大森実紀子・西川浩幸・實川貴美子・畑中智行・岡内美喜子・三浦剛
作・演出:成井豊 舞台監督:村岡晋・二本松武
公演記録:2005.6.18〜26@新神戸オリエンタル劇場(兵庫)
あらすじ>>アンドロイドの第一号が誕生してから15年。アンドロイドの民間利用が始まり、柿本は2年前に病気で亡くなった妻・はるかに代わって家族の面倒を見てもらおうと、アンドロイドのおばあちゃんを借りることを決意する。スギエもカシオも、すぐにおばあちゃんのペースに引き込まれていく。しかし、クリコだけは、おばあちゃんに心を開こうとはしなかった。ついにクリコは、おばあちゃんを家から追い出すために、行動を開始する!

キャラメルボックスとはあんまり合わないあたしだったりするんですが。(苦笑)なんか真っ当な爽やかさがちょっと鼻につくっつか。(爆)や、むしろその素直さが魅力だって人の方が大半だと思うので否定はしないんですけれどー。嫌いなわけじゃないし。でもダーク路線が大好きなので優先順位としたらそっちの方が先になるだけで。(え?)でもその昔あたしが高校生だった頃。(は?)あたしの友達が入ってた演劇部のコンクールだかなんだかがあった時に上演した作品だったりするわけで。1時間弱っていう時間配分とか高校生でも扱いやすい内容とかいろいろ選択肢はあったと思うんですけど結構印象に残ってる作品だったりするんですよねー。この作品のおかげで北斗七星のミザールとアルコルの話を覚えました。(笑)確かオリオン座の真ん中の三ツ星にもそんな話があった気がするんですけれど。違いましたかねい?(おぶおぶ)あたしはホント目が悪いので(普段コンタクト入れてても1.0見えればいい方だし裸眼だと一番上のでも見えなくてだんだん検査技師さんに寄って来られる恥ずかしげな0.08とか0.06だったりするのでそんなこと試してみようとも思わないんですが。(おい)とにかくなんにせよ本家でやるんだったらそれ見てみたいなーなんて珍しく思ったりなんかして。同じハーフタイムで続きの「僕のポケットは星でいっぱい」を見なかったのは時間すけじうるのこともありますがキャスティングで西川(浩幸)さんが出てるの優先ってだけで。(え?)とりあえずミーハーな選択だったりとか。(苦笑)でもおばあちゃんって絶妙な選択ですよね。お母さんは代わりを連れて来るって言うと感情的にも物凄くビミョーな問題があったりとかするけどおばあちゃんの形を取ってるってのは上手い。これがおじいちゃんだと無理があるし。(おい)なんでも出来そうって気がするし優しい感じがするっつか。まぁでも親と同じである程度の年齢になったら家族ってちょっとうざくなったりしちゃうじゃないですか?(爆)一時的なものなのか永久的なものなのかは個人的なものですけども。生身の人間だとねー年取ったら頑固になるしぼけちゃって訳分かんなくなったりするからあたしも今はちょっとあんまりおばあちゃんとは関わり合いになりたくない方に傾いちゃってますけど。(苦笑)普通だったら問題ないんですけどねー。(遠い目)まぁでもいつかは実現可能なお話だと思いますよね。介護ロボットとかやっぱり必要になってくるんだろうし。ここまで人間に近いものを作るってなったらそれはまだまだずーっと先のことであたしなんか死んじゃって跡形も無くなってることでしょうけども。(苦笑)アンドロイドに自殺は出来るのか?となったら難しいですけどねー。人間で言う感情を理解出来るのか?っていう問題がありますし。こうたびたび映画に出て来たりするアンドロイドは感情が理解出来ないってのが前提だったりしたじゃないですか?ロボットとは違うから理解出来たんだっけー?あれ?(おい)ロビン・ウィリアムズがやってたアンドロイド映画がありましたよねぇ?あれは人間そっくりに作られててこのお芝居にだいぶ近いのかな?って…全編通して見てないんでうろ覚えですけど。(焦)でもいつかなくなるかもしれないものってのは怖いですよね。それが失ってすぐだったりすると余計に。また同じ思いをするのかと思ったらなかったことにした方がマシって言うクリコ(實川貴美子さんの役どころ)の気持ちも分からないではないですよね。「大人になれ」って言う方が難しい。「現実を受け入れろ」ってのも残酷。感情がない風に振る舞ってくれれば、モノみたいに扱えるのならもっとラクなのに。犬とか猫とかペットもそうじゃないですか?死んじゃったら次飼うなんて出来ないって人もいっぱいいるし。あー次すぐ飼えるからって悪いって意味じゃなくね。失ったことをなかなか受け入れられないって人もいるってだけで。あたしも今はうざくて現実で言えないもんだから一時期ストレスで夢の中で「もう死んじゃえばいいのに」とか叫んでるなんてシチュエーションがあったりして自分でもショックだったりしたんですけれど。(黙)きっとそれがホントのことになったらものすんごく落ち込むと思うんですよねー。こんな客観的に言えないぐらいに。それを思うとちょっと怖い。おばあちゃん(大森実紀子さんの役どころ)とクリコの物語がメインで進んで行くんですけれど今回それよりぐっと来たのはヒジカタ(三浦剛さんの役どころ)の物語かなー。高校生の時はそんな気にも留めてなくてある意味忘れてたぐらいなんですけど。(苦笑)介護担当してたおばあさんが亡くなったことを受け入れられないアンドロイドなヒジカタさんってのも痛いなー、と。自力では壊れられないからクリコの想いに応える振りして自分も自殺しようとするって言う。もうそれってある意味人間じゃない?機械で処理出来ない複雑な問題ってだけじゃないもん、これって。老人病棟って残酷ですよね。生まれ行く物じゃないしね。もうどんどん死ぬ方向に向かってるだけでそれが明日かもしれないってぐらい間近に迫ってるじゃないですか。ま、人間ってみんな生まれ落ちた瞬間から死ぬ時間に向かって行ってるんだけども。でも可能性で言うと老人の方が当たり前だけど高確率だし。それとちょっとでも関わるってことは物凄い精神的ストレスだなーなんて。すっごいしんどいし逃げられないもんね。これは辛いー。ってのはやっぱり今家で介護問題が身近だから焦点が合っちゃうのかなー?とほーん。

でも一番クライマックスで泣きが入るのはやっぱり老後っつか晩年?(爆)になったクリコがおばあちゃんに電話掛けて呼び出すとこだよね。あそこはホント秀逸。いつまでも年取らないしあの日のままってのはちょっと残酷だけど必要になったらいつでも会いに来てくれるってのは有難いかも。心の拠り所っていうかね。それがあるから生きてみようと思ったこともたくさんあるだろうし。今までの越し方を思い起こさせる終わり方だよね。でもメリー・ポピンズはあたしの中ではなしです。(爆)飛べるんだったらもっといろいろ出来ることあったよ。(おい)あ。でもバッテリー切れちゃうから節約は必要だよね。(現実的)でも1時間でシンプルに魅せるってのも成功してるし。これ、2時間だらだらと経過説明みたいなの入れながらされたら感動が薄れそうだしねー。(え?)すごくちょうどいいって感じがする。えと席はe+先行でG列 7番でした。そんなに思ったより悪くなかったやも。新神戸3階席まであるしねー。(黙)でもあそこ、席に荷物置きっぱとか出来ないのねー。(驚)始まるまでにおトイレとかーなんてパンフとか席に置いたままで行ったら帰って来たら無くてさ。びっくりーんですよ、もう。マジ誰かにパクられた!とか思ったから。(爆)椅子の下まで覗き込んで探してたらお隣のおねいさんが「さっき係員の人が持って行きましたよ」って教えてくれたし。教えてくれなかったら当分落ちてるよ。(苦笑)でも何の証明も要らなくて「すいません。G-7の…」って言ったらすぐ渡して貰えたし。それは…いいこと?(え?)ま、あたしの場合パンフにすぐチケット挟み込んじゃうし半券見せて証明しろって言われても困るんだけど。(苦笑)ま、そんなに席に置いてる荷物なんて席番号嘘ついてまで持って行こうとしないか。つか持って行くんだったらそんな面倒なことになるまでにやってるよね。(おい)ちょっと初めてだったのでこれを嬉しいサービスと言うかそうでないのかビミョーでした。(おい)そう言えば続きで「僕の〜」見る人はホール出なくても次の公演の席に座ってれば順番に回って来てくれてチケットもぎってくれるサービスがあるとか言ってたなー。それは嬉しいかもー。つか貴重だわ。でもかなり1時間ぐらい間あるけどね。(苦笑)ロビーでちょっとぐらいは飲み物とか売ってるけどゆっくりは出来ないしなー、と。劇場係員さんじゃなくて劇団員がもぎりに来てくれるんだったら萌えるー。(は?)って…そんなわけないか。(苦笑)や、どうだったの?(おぶおぶ)もし行った人がいたらご一報をー。(え?)あーあと劇場が入ってるファッションビル?ホテル?1階の「OB」って喫茶店の話。ホントあれマジびっくりですから。前回「鈍獣」(観劇日記No.78参照)で行ったことあるんだけど飲み物が半端なくデカイっ!入れ物がピッチで来るのよねー。あれは10人分ぐらいあるよ。(黙)食べ物は普通サイズで来るのでご安心を。(え?)どんだけ喉渇いてても飲み切れません。つか入る前に書いといてくれよん。(願)あ、それだと入る人自体いないか?(おい)あれをもったいないと取るか面白いと取るかはおまかせで。(は?)飲み切った人いたら見てみたいよ。(え?)