1031.「渦が森団地の眠れない子たち」

主なキャスト:藤原竜也・鈴木亮平・奥貫薫・木場勝己・岩瀬亮・蒲野紳之助・辰巳智秋・林大貴・宮崎敏行・太田緑ロランス・田原靖子・傳田うに
作・演出:蓬莱竜太 舞台監督:榎太郎・広瀬泰久
公演記録:2019.10.29~30@森ノ宮ピロティホール(大阪)
あらすじ>>田口圭一郎は、行ったことも見たことも聞いたこともない世界を想像しては、自分のノートに絵を描いている小学6年生。妹で小学4年生の月子は足が速く、全国小学生陸上競技大会の選手候補として練習に余念がない。
だが、大きな地震が起きた影響で、二人は母の景子と、渦が森団地に引っ越すことに。
渦が森団地には景子の姉、佐山美佐枝が住んでいるが、美佐枝と仲の悪い景子は、圭一郎と月子に美佐枝に会っても無視するように言う。
引っ越し当日。近くの公園で遊んでいた圭一郎と月子は、家に帰ろうとして自分たちの部屋がどこなのかわからなくなってしまった。
そこに自転車に乗った少年が現れる。二人が迷子だと知った彼はスピーカーメガホンで、団地内に迷子のお知らせを始める。それが圭一郎と、美佐枝の息子・佐山鉄志の出会いだった。
圭一郎が自分の従兄弟だと知った鉄志は圭一郎を親友として特別扱いする。圭一郎は、鉄志がキングとして君臨する集団に加わって遊ぶようになるが、鉄志のことは好きになれずにいた。
ある日、公園で野球をしていた圭一郎は、ティーンモデルのダイアナの顔に打球を当ててしまう。予想外の事態にすぐに謝れない圭一郎。鉄志はほかの子供のせいにして、圭一郎を助けようとする。
だが、自分がダイアナの顔に打球を当てたのに謝らなかったことを景子に問い詰められた圭一郎は、泣きながらすべてを鉄志のせいにしてしまう。
不安になった圭一郎は鉄志に内緒で、子供たちの遊び場になっている、団地の自治会長・安部久典の部屋にみんなを呼び集める。だが、そこに鉄志がやってきて一転ピンチに。その場はごまかしたものの、翌日から鉄志にイジメの対象にされ、空想した世界を描いたノートも奪われてしまう。
その後、圭一郎はダイアナに打球を当てたことを告白して謝るが、鉄志が現れて喧嘩になる。圭一郎が優勢なのを見て圭一郎に加勢する子供たち。そして家庭の秘密をバラされた圭一郎は鉄志を叩きのめし、やるせない気持ちで「もう、親戚じゃないから」と言うのだった……。

(藤原)竜也くんと(鈴木)亮平くんのW主演とかこれまたチケット難すぐるぢゃないか…っ!!!(どーんっ!)ってなことで。(黙)しかもホリプロ先行もどうせ東京公演しか案内来ないだろうし(死)ピロティホールだと劇場先行使えないしなー…。(黙)とりまキョードー大阪抽選先行で申し込んでみることに。何っとか…!取れるには取れたんだけれどもQ列 35番って…ま、そんなもんよね。(ずもーん)主演の2人が小学生役っ?!(わなわな)みたいなことで前評判高く始まった舞台なわけだけれども竜也くんは徹頭徹尾小学生だったのに対して亮平くんは最初はストーリーテラーとして??おっとなーwwwになった今の自分の視点から見た過去の自分っつかあの頃の思い出みたいな感じでもって「なーんだ。最初っから小学生ってわけじゃないんだ…」とちと拍子抜け。(え)んー…確かに竜也くんは元々が小柄っつか「男の子!」(え)っぽいやんちゃないめいじがあったりするので最初っから小学生だったとしてさほど違和感なしwwwあのでかいサングラス掛けて自転車に乗り回しておるのにしたって「藤原竜也の一回道」に出て来た数々のおやっさん(違)に似てなくもないっつか。(苦笑)ただ「一回道」の竜也くんは何かっちゃぁビールを開け焼酎をかっくらい(え)アルコールの摂取量半端なかったけれども今回は小学生なので一切アルコールはなしで。(当たり前)確かに竜也くんもとい鉄志は押しが強いっつか今まで親戚っつーのに会ったことがない物珍しさ??みたいなのもあるのかもしれないけれどもとにかくも「従兄弟」っつーだけでやたらめったらと親近感を前面に押し出して来てそれだけで「親友だ!」「血の契りだ!」つて初対面の圭一郎(鈴木亮平くんの役どころ)に対して馴れ馴れしいっつかかんっぜんに懐いて来るわけだけれどもそれだけ今までホントの友達つて呼べる子が鉄志の周りにいなかったってことなんじゃないのかな??と。鉄志のところは言っちゃ悪いけれども保険金成金っつか何っつーか…父親が死んでそれで掛けてた保険金が転がり込んで来て急に羽振りがよくなってそれで何かっちゃぁみんなに自分の言うことを聞かせるために「あげる、あげるwww」つて気前よくお金を分け与えてそれでみんなもいろいろワガママだし何かっちゃぁ上からで命令ばっかりして来るし何様…っ?!なところが気に入らないところではあるけれどもでもお金くれるしそれで好きなモノいぱーい買えるし言えば何でも奢ってくれるし「ま、いっかwww」みたいなことでしょうがなく鉄志をガキ大将にしてやってるっつか渋々従ってやってるっつか。それだから心から信用出来る何でも話せる友達??みたいなのが周りに誰1人としていないっつかみーんな金で頷くイエスマンばっかりでそゆ風に仕立て上げたのは鉄志だし自業自得っちゃぁ自業自得なわけだけれどもそれって結構寂しいもんじゃないですか??ジャイアンもいっつもスネ夫が付き従っておって何かっちゃぁのび太をターゲットにしてからかって来たりかるーくイジメ??ぢゃないけれどもまぁ弄って来たりなんかしておってそれで泣かされるのはいっつものび太ばっかり…!なわけだけれどもここぞ…!ってピンチの時には「しょうがないなー…」とかブツブツ言いつつ助けてくれたりするところもあったりするわけじゃないですか??そこんところの「頼りになる~♪」ってのがあるかないかでだーいぶと立場っつーのは違って来るもんだし。そこに圭一郎っつー存在を得てここを取り込んでおけば後々都合がよさげ??みたいなそゆ嗅覚だけは優れておるっつかここを味方に付けとけば最強wwwみたいなところだったんじゃないのかな??と。それにしたって自転車の割に月子(青山美郷さんの役どころ)に駆けっこで負けてる鉄志って一体…??(黙)いちいちいろーんな付随物がてんこ盛りで付き過ぎてるから重たくなっちゃってるんだよね…。(苦笑)とほー。そーんなわけで引っ越して来た直後から鉄志のおかげでっつかするっと何事もなく団地内のみんなのコミュニティーに馴染めてしまった圭一郎なわけだけども。でもやぱーり鉄志のお仕着せ??でもって無理くりコミュニティーに入れられた感っつーのかな??なーんとなくお尻のむず痒い感じ??っつーのか何っつーか…居心地の悪さみたいなのも感じておったりなんかして。それは鉄志がお金もだけれどもその前に殴ったり蹴ったりして力でねじ伏せて言うことを聞かせてるのがどうにも気に入らないっつか嫌悪感アリアリでもってそんなヤツと「従兄弟」だっつー事実??圭一郎はべっつにそーんなに誰も彼もに触れこまなくてもいいと思ってるのに鉄志は圭一郎のことが自慢したくてたまらないらしくて「こいつ、俺の従兄弟なんだぜ!」つて得意げに吹聴して回ってそーんな圭一郎だからみんなもなーんとなく鉄志の延長線上で従わなくちゃいけないっつか圭一郎に何かしたらば鉄志に筒抜けっつかすぐにチクられて後でぼっこぼこにされちゃたまんない…!みたいな怯えみたいなもあったのかもしれないけれどもそれだから仲良くはしてくれるけれども心の底から腹を割って話せる友達??みたいなのは出来ないままでまたそれが鉄志のせいだ…!と思い込んでとんだおせっかい野郎っつかいらぬ世話焼きっつかだったらまぁ鉄志から離れて違うところで遊べばいいのに…と思うんだけれども小学生ってそこそこせまーいコミュニティーで世界が完結しちゃってるんですよねー…。(黙)今ー…は子供の数も少なくなって来てどうなってるのかわっかんないけれどもあたしが小学生だった頃はいっちばん子供の数も多くて市内でいっちばんのマンモス校みたく言われておって3年生だったか4年生だったかの時にほぼほぼ駅1つ分ぐらい向こうから通って来ておった子のために分校??みたいなのが出来てそれで上手いことバランスが取れたと思うんだけれどもさすがに駅1つ分も向こうの子たちと仲良くなったところで遊んだりするのは出来なかったので(両方の親にそのたんびに送り迎えをして貰うわけにもいかないし。死)集団登校で一緒になる子たちっつーとまぁ同じ町内の子たちってことになるしせいぜい同じクラスで帰りは三々五々自由に帰ってよかったのでその時に喋ったりする友達??ぐらいのもんだったかなぁ??でも大体が親同士が仲がいいからそれでちょうどいいわwwwっつーのでお誕生日会やら何やらにお呼ばれしたりなんかして。でも子供同士はさほど仲が良くないっつか向こうは男子だったし一体何をどうすれば…??(おぶおぶ)みたいなことでその後中高一貫校受験して外に出ちゃったこともあって小学生時代の友達で付き合いある子とかいないな。(黙)…うん。それより中高一貫の6年間の方がおなのこばっかりだったし濃いー6年間だったもんでそっちの友達の方が今でも付き合いあるしなーんとなく気持ち的に近い気がす。…って一方的な感覚かもしれないけども。(苦笑)

…とまぁあたしのことはさておき。そやって鉄志の付随物のやうにして取り込まれておった圭一郎だったわけだけれどもこれじゃいかん…!と一念発起。(え)鉄志を輪の中心から外そうと目論んで決起集会??を開こうとするんだけれども直前になって鉄志にぶち壊されてしまい…。(滅)逆に復讐心バリバリの鉄志に一方的にターゲットにされて仲間外れにされる圭一郎。(黙)それまでは子供同士のたわいもないトップ争い??みたいなことなのかと思っておったらば最終的には大人同士っつか圭一郎と鉄志の母親同士の昔っから延々と続いておる仲の悪さが原因だったっつか。(え)圭一郎の母親は相手になったところで無駄なのだから触らぬ神に祟りなしでもって極力相手にならないやうにっつか関わり合いになるのを避けて通りたいっつー感じでもってこの団地内に姉の美佐枝(奥貫薫さんの役どころ)が住んでるにも関わらずわざわざ引っ越して来たことの挨拶にも行こうともしないし圭一郎や月子にも「会っても無視しろ」つて言い聞かせておってそれより先に団地内で迷子になってしまった圭一郎たちを助けてくれたのは鉄志なわけでそれは不可抗力で会うも会わないも無視するもしないもなかったわけだけれども(苦笑)美佐枝は美佐枝で妹の景子(奥貫薫さんの役どころ)のところの子供たちに「負けるな!」「いつも一番でいろ!」つて叱咤激励…っつったらば聞こえはいいわけだけれどもそれに加えて叩いたり蹴ったりも加わってそれだから言うことを聞かせるために鉄志も暴力にモノを言わせて…っつかそれしか方法を知らないってのもあるのかもしれない。…や、まぁ鉄志にハブ子にされたところで圭一郎には月子がいるわけだからしてかんっぜんに孤立したわけでも何でもなくて「あいつ、妹とばっかりつるんでやがる~」つてからかわれようが何しようがそれでどうにかなるわけでもなく。ダイアナ(太田緑ロランスさんの役どころ)にしたって最初のうちこそ「訴えてやる…!」つて息巻いてブリブリ怒り狂っておったし「何で最初っから言ってくれなかったの…っ?!」つて圭一郎が隠しておったこと??に対して喰って掛かって来たりしておったわけだけれども鉄志がわざと??みんなに緘口令を敷いて3兄弟がやったことにして「黙っとけ!」つて命令したことで言い出せなくなってしまったことなんかを素直に話してくれた圭一郎に割と好感度アップ??(え)っつかわーわー騒がしくて暴力的な鉄志なんかよりもずーっと圭一郎の方がかっこいいvvvみたいなことで気に入られちゃったりして逆に鉄志の立場が危うくなって来たところに圭一郎と鉄志の本気の喧嘩が勃発して圭一郎ウィナーwww(えー)「何で景子のところの息子に負けたりするのっ?!」つて美佐枝がダダ怒りでもってますます意気消沈する鉄志。(黙)んー…双子の順番ってこの年代だったらば先に出て来た方がお姉ちゃんで後に出て来た方が妹みたいな割と順番通りになってるんだったっけか??(おぶおぶ)なーんかすっげぇ前ーはお姉ちゃんの方が後からしんがり登場ーwww(え)みたいなことで先に世の中に出て来ちゃってるのに妹みたいなのがあったりしたと思うんだけれどもこの場合は順番通りってことでいい…のかな??とにかくも美佐枝の被害妄想っつーのか妹ばっかりがいいとこ取りして自分が先に出て来てしまったばっかりに後に残して来てしまったいいモノをぜぇーんぶ妹が一手に引き受けて受け取ってしまっておってしかも「可愛い、可愛い」つて愛されるのはいっつも妹の方で自分は「お姉ちゃんなんだから我慢しなさい!」つて怒られることばっかりで可愛がられた記憶もほっとんどなくてあんなヤツに負けるなんて許せない…!な歪んだ嫉妬心??みたいなのでいぱーいでしかも同年代の子供がいてそっちの方が優秀??じゃないけどまぁ月子の場合は少なくとも足が速くて陸上大会ではいっつもトップ入賞だったりするわけだからして出来がいいとも言えるか。(苦笑)圭一郎も鉄志の2番手??だった時にはみんなに対して「まぁまぁ…」みたく取り成す役目だったのが鉄志に勝ってキングになった途端に何かっちゃぁ暴力で従わせるやうになってしかも鉄志より体もでっかいし力も強いし…っつーので誰も圭一郎に手出しが出来なくなってしまっておったりなんかして…。(黙)月子にまで「お兄ちゃん、変わったね…」つて言われるぐらいに暴君でもってまたそのイライラをみんなにぶつけてる…的な??(えー)月子は月子で大会直前になってシューズを買いに行った帰りにその後を付けて歩いて来る鉄志がおって…。その鉄志と圭一郎がまたスイッチが入ってしまって喧嘩勃発…!「もう知らない…!」っつったかどうかは別にして(え)2人を放置して飛び出した月子が車に轢かれて大怪我を負ってしまって大会に出れないどころかもう一生走れない、ずーっと車椅子での生活を余儀なくされることに…。(滅)鉄志はそれに対して「俺の足をやる…!」っつーんだけれども「そんなことかんったんに言わないで…!」っつー月子。それに頼まれたところで「あんたの足なんか絶対にいらない!」と月子。それを聞いて団地の敷地のど真ん中でズボンも脱いでパンツ1丁になって土下座して月子に謝る鉄志なんだけれどもそこに通り掛かった美佐枝が「またそんな恥ずかしいことして…!!!」つて首根っこ掴んでずるずる引き摺って帰ろうとするんだけれども鉄志は動こうとはせず…。圭一郎も「あんたが鉄志を叩くから鉄志も友達のことを叩くんだ!あんたが鉄志のことをバカって言うから鉄志も友達のことをバカって言うんだ!」つて美佐枝に向かって行くんだけれども「景子の息子のくせにあたしに説教するな!」つて怒り狂ってそのまま引っぺがされて鉄志は家の中へー…。そのうち鉄志の父親は震災で死んでそれで保険金が下りたっつー話だったんだけれどもぢつは美佐枝が仕組んだ保険金詐欺??でもって逮捕されてしまって鉄志は児童施設へ収監されてしまう…。(黙)別れの日の朝に「もっかい血の契りを結ばないか??」つて声を掛けて来る鉄志。そこには圭一郎をイジメておった時に奪い取って行った秘密のノート??があって「これ、全部読ませて貰ったよ」と鉄志。1ぺいじ1ぺいじめくりながら「これは面白かった」「これは大したことないね」だの何だの批評を加えて行く鉄志なわけだけれども最後のぺいじに至って「これは何??」と。そこには鳥の死骸やら猫の死骸やらの絵が丁寧に描かれており。(黙)それは圭一郎がひた隠しにしておった秘密で震災の時に体育館に並べられたたっくさんの動かなくなった人たちを見てすーっかりとお腹がゆるくなってしまった、と。一旦はそれが怖くて怖くてたまらなかったのが自分よりも力の弱い者??に手を掛けた時に「僕は生きてる…!だから大丈夫…!」と思えて安心した、と。「でももう今はやってないんだ…!」と圭一郎。「だったらもう弱い者いじめはしちゃいけない。お前の弱い部分は俺が引き受けて持っててやる。これからはキングとしてふさわしい行動に努めろ!それを血の契りとして誓え!」と鉄志。そうして最後のぺいじをちぎり取って颯爽と去って行く鉄志。「その自転車は記念にお前にやるよ!(こんな電飾ギラギラのは恥ずかしくていらないんだけど…)」と圭一郎に預けて。その後鉄志には二度と会っていません…つて言いながら警察官姿の鉄志が…!…ま、確かにPTSDっつか小学生にとってみたらばあり得ない数の死体といっぺんに遭遇したらばショックだろうし一時的に精神状態がおかしくなっても仕方がないっちゃぁ仕方がないのやも??でもそれをちゃんと話を聞いてくれる大人っつか「どうしたの??」つて気にしてくれる母親だったなら…??木場(勝己)さんもとい安部さんの一時は英雄としてちやほやされておったのがそのうち邪険に扱われるやうになって今は団地内の半お荷物??みたいな切ないエピソードもちょっとツラ。(黙)子供の方がストレートで残酷だけどおっとなーwwwになったからっていじめが無くなるわけじゃない。そこんところが難しいですよねー…。(黙)…むう。