974.「VOICARION Ⅳ Mr.Prisoner」
主なキャスト:上川隆也・林原めぐみ・山寺宏一 原作・脚本・演出:藤沢文翁 作曲・音楽監督:小杉紗代 舞台監督:山本圭太 公演記録:2019.3.16~17@サンケイホールブリーゼ(大阪) |
あらすじ>>19世紀 英国 ロンドン塔(Tower of London)地下3階には光を通さない分厚い鉄扉の独居房があった そこには一人の囚人が幽閉されていて囚人の周囲には、不思議な指示が出されていたという… "牢屋番は耳の不自由なものにせよ"囚人番号252号…彼は「絶対に声を聞いてはならない囚人」と呼ばれていた… |
こういう朗読劇をやってるっつーこともぜんっぜんっ!知らなくてたまったまBRAVAで登録してあるMBSメルマガ??で先行発売を知った次第。(黙)もうまっぢで3月の鬼すけじうるにこれ以上追加を捻り込むのは難しかったんだけれども(苦笑)上川(隆也)さんの朗読にも興味あるし…ってので無理くりぶっこんだwww(え)席はI列 16番と程よくど真ん中の観えやすい位置だったのでよしとする。(え)朗読劇って言われるとただ本読むだけなんでしょう??(えー)っつー話にもなるわけだけれども(黙)これはほんっつ声優さんが演じておられるっつーのもあって物語が目の前にそのまま展開してくっつか立ち上がってく感じでもってまんま舞台を観ておるかのやう…!特に林原めぐみ嬢が秀逸っつか落ち着いた大人の女性??…や、初老…っつったら申し訳ないのかもしれないけれども(黙)どれぐらいの年齢設定なんだろなー??40代後半から50代ぐらい(←を「初老」呼ばわりするのは失礼だろwww)なのかしらん??(おぶおぶ)物静かで頭の回転も速くてそれでいてしっとりとして…みたいな「理想の女性像」を煮詰めて抽出したかのやうな感じの??(え)そーんなおっとなーwwwの女性と片や小学生ぐらいの活発で子犬のやうに走り回ってるかのやうな印象のおなのこを素早く演じ分けるっつかもうそれがすげぇ…!としか言いようのない…!…や、まぁすげぇっつったらばもう山寺(宏一)さんに至っては1人9役(!)の大活躍っぷりなのでそれはもう神の領域っつかもう両手離しで長いながーい坂を全速力でブレーキも踏まずに走り抜けてく自転車並み(は?)の荒技を軽々とこなしてらっさるのでとんでもないんだけれどもそれは置いといて。(え)もう目まぐるしくおてんばなおなのこを演じておったかと思ったらもうすぐに上川さん演じるインタビュアーっつかチャールズ・ディケンズがレス(林原めぐみさんの役どころ)の現在住んでるところを訪ねて来て小説の題材??にするために話を聞きに来ておるわけだけれどもその現場に戻って(終始レスの回想っつー形で話が進んでおるので)チャールズと会話を交わすっつかそのスイッチの切り替え具合??小学生ぐらいのたっかい声をずーっと出し続けておっていきなりすとん、と低いアルトの声を出そうと思ったらばちょっと息切れするっつかまぁプロなので引き摺るってことはないだろうけれどもちょっと引っ張られても仕方がないところをほんっつすとん、とそこにきっちり着地するっつーのかな??そこんところがすげぇ…!(もういい)ロンドン塔の地下3階の奥に囚われの身となっておるエドワード・ホークウッド伯爵(山寺宏一さんの役どころ)なわけだけれどもそれは危険人物だから外に出してはいけないっつーよりかは国家を上げての秘密を守るためっつった方がいい…のかな??さすがにベラベラとそーんな国家を揺るがすやうな大事件の顛末を外で喋るやうなうっかりさん(え)だとは思わないけれどもつい昔っからの友達だったり知り合いだったりそうでなかったら奥さんだったり…ってなことでペラっと大事なことを漏らしてしまうなーんてなことがないやうに厳重にしっかりと国が手の届くところで監視するための逮捕…っつーよりかは命が尽きるその日までしっかりと管理してくっつー意味合いがあるんだろうけれども当の本人にとってみたらば全ての自由を奪われて手も足ももぎ取られてそこに放り込まれてるやうなもんだし可哀想っちゃぁ可哀想なわけだけれども半分はそれを諦めの境地でもって??受け入れてるところも無きにしも非ず…か??(え)「絶対に声を聞いてはならない囚人」つて呼ばれておってその謂われ??みたいなのがエドワード伯爵ってのが言葉巧みに相手を騙して洗脳して誘導して自分の思い通りにコマを進めて…みたいなことで他人を利用することに躊躇がないつて言われておるわけだけれどもそれよりかは何としても秘密を守るためにそーんな自由もなーんにもないロンドン塔に放り込まれて話し相手も与えられずにたった1人で孤独を噛み締めて…なーんてなことになったらばそこを訪れてくれるのは牢屋番ぐらいのもんだしその牢屋番は知り合いでも友達でもないわけだけれども唯一エドワード伯爵が言葉を交わせる相手っつか「ニンゲン」なわけじゃないですか??(え)それだったらば問わず語りでその事の顛末を話して聞かせたりってこともないとは言い切れないしすることもなーんにもなくて人と喋ることすらもう飢えてるとなったらばそーんな牢屋番にすらも喋り掛けていつ何時その国家を揺るがす秘密が漏れるとも限らないっつーのでそういう噂をわざと流してエドワード伯爵の話す言葉を聞いたら最後心まで奪われてしまって取り込まれて思い通りに動かされてしまう…!なーんてなことで聞く耳を持ってはいけない!っつーのでそういう話し相手になることすらも許されないってので「耳の不自由な牢屋番」を送り込むってことにしたんじゃなかろうか??(おぶおぶ)それぐらい厳重に何重にも厳戒態勢を敷いてじゃないと国としては安心出来なかったっつーところなのかな??と今にして思う。(え)…や、まぁほんっとに心を蕩かすっつか話し上手っつーところは少なからずエドワード伯爵の持ち味っつか性格としてあったのかもしれないけれどもそれだけでテロ事件??みたく教え子を唆せて自分は手を汚さずに「やれ!」とも何とも指示すらもしてないし具体的な言葉は口にしないままにそーんな大事故を起こさせてそうやって教え子を最終的に自殺に追い込むとか何とかそんなことにはならないと思うんだけれどもそんな情報っつかそういうのですらも大げさにエドワード伯爵の陰謀みたく操作してどうやってでもロンドン塔から外には出さない…!ってことにしたかったんじゃないのかなぁ??なーんてwww確かにエドワード伯爵の知識量っつか頭の良さは半端ないしその事件を起こした教え子??に自分の持つ全てを注ぎ込んだっつか教えて貰う方の相手もとんでもなく優秀で真面目ーに先生の教えをぐんぐんと吸収して自分の身に付けて先生の言うことは絶対…!つて盲目的に信じておったかもしれないけれどもそれをぜぇーんぶエドワード伯爵のせいにするのはどうなんだろ??いっちばん裏で手を引いておったのは国家の方なわけでそ??その国家の犠牲にさせられて終身刑でもってロンドン塔に閉じ込められたまんま外の世界を味わうことなく死んで行く…夢も希望も全くもってなーんにもない生活を余儀なくされて…っつーその人格すらも奪い取るやうな所業をやる権利が国にはあるのか??ってところなんだけれどもそこを突き詰めて考えるより前にめくるめく展開っつかそこまで仰々しい舞台セットが組まれておるわけでもないのに1本舞台を観終わったかのやうにゾクゾクさせて貰ってごにょにょがまですたwww(え) …や、もう山寺さんは八面六臂の大活躍ぶりでもって今そこで囚われの身のエドワード伯爵を演じておったかと思えばレスが教科書??を買いに訪れる古本屋の古本より古ぼけた(え)店主のおじいさん…は別の顔でエドワード伯爵を手助けしておった学問の師匠??みたいな人だったみたいだけれどもそこに素早く滑り込みチェンジしたりしてく様なんかもう手放しですんばらすぃー…!!!エドワード伯爵からもレスからもお互いの姿は見えてないしどういう顔かたちをしてるのかも想像するしかないわけでそれだからいっちばん最初はエドワード伯爵が自分の力をちょちょいと使って…っつかレスをそれなりにおっとなーwwwの女性だと間違って自分のコマとして利用しようとしたっつかその心を奪おうとしたわけだけれども途中で今まで自分の面倒を看てくれておった牢屋番の孫娘でしかも子供だっつーことに気付いて「子供相手にそんなことをするなんて…!」つて謝り倒すわけだけども。(苦笑)エドワード伯爵の中ではどこまで本気だったのかなぁ??(え)ほんっとに手慰みに外にいるであろう女性を口説き落としてっつかまぁ唆して??あわよくば守衛から鍵を奪わせて自分を外の世界に連れ出すやう操作したかったのかなぁ??そうして俳優さんだったらば動き??っつか言葉で台詞を言いながらパントマイムでもって表現して今どういう状態にあるのか??っつーのをかんったんにお客さんたちの目の前に提示して見せることだったって出来るわけだけれども今回はその技を封じ込められてっつかあくまでも声の表現だけで全てを現さないといけないわけじゃないですか??声優さんたちっつーのはまぁいめいじではあるわけだけれども元あるアニメの映像に声で命を吹き込むっつかアニメの映像の中でその本体は動き回っておるわけなので声優さんたちが声で演技をしながらその自分が演じるキャラクターの動きをトレースしてみなくったっていいわけじゃないですか??動き過ぎてはぁはぁ…つて息を切らしておるのだったってその場で全力で駆け足をぶっこく(!)とかしなくても声の演技でそれを表現して見せるっつかそれすらも声の強弱だとか息の交じり具合だとかそゆのでちゃんとそれが分かるやうに提示して見せるのがあったり前でパントマイムで動きを後付けするってことはないわけでそこんところが俳優さんと声優さんの違いっつか区分け??みたいなモノだったりなんかしてどうかするとそういう動きの「演技」に頼る…ぢゃないけれどもその技をある意味封印されてるわけでそ??でもそれがなくても十分通じるっつかそこんところが素直に凄いなー…っておも。(単純www)レスはエドワード伯爵の牢屋番をやっておったおじいちゃんを亡くしたばっかりでしかもそのことがバレたら住む場所も奪われて自分1人だけで頼れる人もいなくて着の身着のままで放り出されて後はもう野垂れ死ぬしかないわけでそれは困るっつか何っつーか…。(黙)当然ながらお金があるわけがないので食べるモノも買えないし(死)ましてやがっこになんて通えるはずもなく。(黙)エドワード伯爵さえ黙っててくれればおじいさんは体調を崩しておってエドワード伯爵のところには来ることが出来ないのでその代わりにレスがあれやこれやのエドワード伯爵の世話をするっつかまぁご飯を運ぶ以外はすることなんてないわけだけれども(苦笑)その有り余るほどの時間をぜぇーんぶレスを教育するために使うことを約束してくれる。教科書代わりの本は全て丸暗記でもってどのぺいじにどんなことが書いてあるっつーことをかんっぜんに覚えておるエドワード伯爵のIQの高さったらもう…!んー…ま、相手の年齢に合わせてっつかところどころはレスにでも分かるやうに噛み砕いて教えたりもしたのかもしれないけれどもそれにしたってレスの理解度も半端ねぇっつかエドワード伯爵の教えることに付いて来れるわけだからしてレスはレスでそうっとうに頭のいい子っつかまぁ半分はエドワード伯爵の教え方の上手さもあるんだろうけれども決してそれだけじゃないっつか。エドワード伯爵の持つ全てを完コピするぐらいの勢いでもってレスに注ぎ込むことを最後の生き甲斐にしたっつかそうさせる情熱を掻き立てられるモノがレスにはあったっつーことかな??エドワード伯爵にも生きてる限りはそれなりに「未来」があるわけだけれどもここから出るっつー選択肢は考えられない…っつかほっとんどもう0に近いぐらいのぎりっぎりの線なわけだけれどもレスにはこれから先どうにでもなる「未来」が数限りなく存在するわけでそれはもうこの牢屋番の仕事を失ったとしても外の世界でホームレスなんかにならずにちゃんとした人生設計をして確実に生きて行ける「未来」が存在するわけでそこにエドワード伯爵が賭けたっつか期待を込めたってところ…かな??と。いっやぁー…でも上川さんだったってレスの話を題材にして小説を書こうとしておるっつかストーリーテラーとして??舵取りをしなくちゃいけないわけだし3人3様で大変なことがあるわけででもそれをあったり前だけれども微塵も感じさせずに最後の最後までドキドキハラハラさせられて…っつかレスの言うやうにエドワード伯爵は恩赦で外に出ることは出来たのかなぁ??エドワード伯爵が育てておったカラスの子供は大きくなって外に出て行ったわけだけれどもそれは高いたかーい天窓から出て行ったに過ぎないわけでそれとエドワード伯爵が解放されたかどうかは繋がらないわけじゃないですか??例え外の世界に出れたとしてレスと待ち合わせをしておったわけでもなくましてやお互いにお互いの顔を見合わせて会ったことがないわけだからしてどういう人なのかもわっかんないしパッと見ただけで「この人だっ!」つてビビビッと来るとかだったらアレだけれども(苦笑)そーんなドラマチックなことが現実に起こる確率は限りなく低くて…。(滅)結局恩赦でそうっとうな囚人が解放される中にあってもエドワード伯爵だけは出れなかったと見る方が確率的には高そうだと思うんだけども。(黙)でもエドワード伯爵のおかげでドレスで着飾ってオペラにも出掛けられて有り体に言えばエドワード伯爵はレスのあしながおじさんっつか下世話な言い方をすればパトロン??(え)…ってかこれこそが本気の朗読劇でもって去年観た「蜜蜂と遠雷」オーケストラコンサート(観劇日記No.884参照)の中でちらっと出て来る朗読部分なんて遊びよ、遊び。(えー)もっと真剣にやれー。(爆)カテコはそれぞれ他己紹介??っつか演じた役名と役者さんの名前を紹介するわけだけれども上川さんが山寺さんの担当で「役名ちゃんと言えるかな??」とか言っちゃってるとこが死ぬほどかわゆす…っvvv(バカ←)これからも東京公演だけとは言わずに大阪でもやってほすぃー…!(切実)いやいやもう…無理してでも観に行って眼福だったわーwww(え)うふvvv(おい) 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