152.「書く女」
主なキャスト:寺島しのぶ・筒井道隆・八木昌子・小山萌子・石村実伽・粟田麗・向井孝成・中頭雅巳・細貝弘二 作・演出:永井愛 舞台監督:三上司 公演記録:2006.10.21@シアター・ドラマシティ(大阪) |
二兎社の公演を何度か観て今回もよさげかなー?と思って。でもDM先行とか来るのかどうか分かんなかったのでネット検索でどこか先行のお知らせとか出てないかなー?と探してたらば。筒井(道隆)くんの所属事務所で先行発売(メール受付)があるらしい。地方公演の日程も受け付けますってことだったので申し込んでみたらば…無事取れました。(ほっ)その後ドラマシティだか二兎社だか分かんないけどDM先行はちゃんと届いたのだけどもう取れてたし大阪1日2公演しかないのでいいかなー?と。つかチケットの発送が東京公演の日程で書かれてたので全然届かないしどうなったんだろうー?(おぶおぶ)と思ってたら届いてみてびっくりっすよっ!1列 21番って…めちゃめちゃセンターど真ん中やないのすかー。(驚)どうしよう?!(何が?)今だかつてこんないい席取れたことないっすよっ!やはし所属事務所、いい仕事されてます。(え?)でも。昼の公演で1時開演だったんで「ま、誰かに仕事代わって貰えばいいやー(爆)」と思ってたんですが。その日はどうにもみんな都合が悪いってことでじゃ早退でもいいやーと思って申し出てみたらば。残れる人がいないとダメだと言う…。(当たり前)えー?!でも1列目だしーど真ん中だしー行けないとか考えられないしー。(おい)なんとかどうにかこうにか1時間だけ交替を頼んで貰って無事行けることに。(セーフ)でもそんなにお仕事忙しくなかったし無事抜けられてよかったっす。つかこの日「哀しい予感」DM先行でそれも仕事ちうに電話したりしてたんですけど。(爆)どれだけ仕事する気ないんでしょうか?(おい)えーっと。樋口一葉と言えば昔大学の時の授業で「頭痛肩凝り樋口一葉」ってお芝居のビデオは鑑賞した記憶があるんですけど内容まではどうだったかー…?(おい)小説も「たけくらべ」は読んだと思い込んでるだけでそれ「ガラスの仮面」の演劇大会の一場面で全部読んだつもりになってるだけだからしてっ!(え?)他の作品は…ごめんなさい、あたしの読書棚の中にはないのす。(おい)なんか石川啄木みたく貧乏暇なしっつか「じっと手を見る」タイプの作家さん(でも啄木は貧乏貧乏って言うけどただ単に自分から働くのが嫌なだけだったとか聞いて幻滅したことあるんですけど…。黙)かと思ってたんですが(勝手に)随分と前向きな性格の人だったんだなー、と。つかホント今五千円札にも描かれてますけどまさか自分がお札に描かれるようになるとは思ってもみなかっただろうなーと思ったりなんかして。つかお札に描くぐらいだったらそのお金をくれよっ!同情するなら金をくれっ!って感じかもしれませんねい。(爆)他の文学人に至っては名前…聞いたことありましたっけ?(ますます)ってなぐらいに印象も何も沸いて来ないので普通に樋口一葉一代記な感じで観てしまったんですけれど。だってー半井桃水(筒井道隆くんの役どころ)とかは名前聞いたかなぁ?(え?)と思わないでもないけど川上眉山(細貝弘二さんの役どころ)とか齋藤緑雨(向井考成さんの役どころ)とかえーっと…作品名言われてもきっとたぶん分かんないですーって感じで。(おい)でも言文一致以前の作家さんの作品ってあんまり読んでないかもしれません。あ。でも夏目漱石なんかは明治の文豪って言われるぐらいだから明治なんだなー。(だからそうだろうよ)じゃぁ樋口一葉以降の時代の人ならどうにか読んでるってことだな。(苦笑)でもとにもかくにも生活のためでも何でも何かを書くってのはやっぱりしんどいことだよなーなんて。あたしなんて徒然と呑気に締め切りも何もなく文章を好きに綴ってるだけなのでこんな奴に何が分かる?!って感じかもしれないですけど小説を読むのが好きだって言うのと小説を書くってことは余りにも懸け離れてて全然違うことなんですよね。本を読むのが好きだからって上手な小説が書けるわけでもない。むしろ本を読むのが好きかどうかなんて関係ないことなのかも。や、それは言い過ぎかもしれないですけど読書量が多いのに比例するわけじゃないですもんね。真似してるうちに段々上達して行くってのもまぁよく言われることですけど大半の人は真似っこするだけで終わってしまう。後が続かない。最初の作品はそれでいいかもしれない。新しい作品ってのはみんな読みたがるものだから。だけどその次を書くことはとっても大変なことだと思う。最初の作品で「面白いっ!」って褒められれば褒められるほど次をひねり出すのは至難の業だと思う。期待されるからっていいモノが出来てくるわけじゃない。それがむしろプレッシャーになって押し潰されて書けなくなってしまう人だってたくさんいるはず。だから1作品モノにしただけで後は…どうされましたか?っていう作家さんだってきっといっぱいいるはずだ。それに何かの賞に応募するために書いたモノだってまぁその賞には締め切りはあるわけだけどそれまでに未発表の作品だったらいいわけでそれまで書き溜めた中から一番いいのを出したらそれがよかった場合だったとしたら次に書く作品にはきっちり締め切りがあるわけでそれまでにちゃんと一番いいモノを出さないといけないわけでしょう?うわー無理だわー。(え?)しかもあちらこちらに連載抱えてる人なんてどうしてるんだろう?頭の中は一体どうなってるんだろう?っていつも松尾(スズキ)ちゃんだとかくどちゃん(宮藤官九郎)だとかを見てると思うんですよねー。なんでそんなに全部面白くなるわけー?って。あたしのなんてせいぜい同じやうな言葉を羅列して繰り返して使ってるだけですからね。捻りも何もありゃしねぇ。(ひねくれ)ま、今でも原稿は原稿用紙でって言う作家さんもおられるかもですが今はワープロだのパソコンだので消したい文章はすぐ消せるし簡単ですよねー。あ。でもその代わりデータがぶっ飛んだら今までいい感じで進んでたのも全部真っ白に消えちゃうからその方がやっぱり怖いか?頭の中で一字一句全部覚えてるわけじゃないんだし。そう考えたら別に今も昔も苦労することに変わりはないわけで。とは。 つか樋口一葉って意外とモテモテ(え?)だったんですねい。文学青年の間では随分と持て囃されてたみたいだったし。小説の師匠の半井桃水はどうなんだろ?なんかどろどろした昼ドラな感じでは全然なかったですよね。つか筒井くんがどうにもほのぼの路線で。(は?)なんかいつも筒井くんを見てると思うんですけどなんとなーく鈍重な(失礼)愚鈍な(ますます)いめいじがあるんですよねい。それはたぶん「王様のレストラン」で最初に観た時にそういう印象を強く受けてしまったせいだと思うんですけどなんかうわーっ!って感情のままにまくし立てるとか怒り狂うとかそういうことと程遠い感じが。(は?)つか「ここはひとつお互いのことを気の置けない友達だと思うことにしましょう。じゃぁ僕は半井桃子で君は樋口夏之介くんということで」って…え?とうこって…とうこって…それ、大爆笑だよっ!(爆)ダメだ。何かにつけてそれ思い出して笑いそうだよ。(おい)でも文章だけじゃ食べて行けないからってお茶屋さんの旦那さんになった桃水ってのが一番似合ってた気がする。(爆)なんつーかそういういめいじなんですよねー。苦労知らずの若旦那っぽい感じがするっつか。たぶん世間の噂とかも耳に入ってはいるんだろうけど「それがどうかしましたか?」的なぽややんとした感じで「え?自分のこと言われてたのすか?」ってな感じがしちゃうんですよねー。だから下宿で預かってた女子大生と弟の間に子供が出来ちゃってそれが自分の子じゃないのか?って疑われてるのだとかもあんまり気に病んでる感じがしないっつか。なんか筒井くんがやってるとウソを上手につけるタイプじゃない気がするんですよねー。(え?)ウソついたらもっすっごいバレバレな気がする。(おい)桃ちゃん(だから)にとっての一葉って言ったらなんとなく大事な妹とかそんな感じに位置してるのかなー?と。一葉の頭の中で暴走させてるだけでそこまで思い詰めてるのかなー?ってのはなんとなく思ったりなんかして。ま、それもこれも筒井くんでの桃ちゃん(おやめなさい)としてなので実際問題どう思ってたかなんて分かんないですけども。でも「最近来てくれないなー。どうしちゃったのかなー?」みたいなね。やっぱり友達止まりか?!眉山の方が一葉のことが好きだったんじゃないのかなー?なんとも皮肉な態度しか取れなくてそっけなくて口では悪ぶってはいるけど一葉のことが嫌いで言ってるわけじゃないみたいだし。一目置きながら叩かれても叩かれても這い上がって来てほしいみたいなライオンの親の気持ちっつか。(は?)持て囃されていい気になって潰されるようにはなってほしくないって感じがするかなー。結構もっと早く出会ってたら眉山と一葉って上手く行ってたんじゃないかなー?と思ったりとか。この時の一葉ってただ単純にからっとしただけの人物じゃなくてダークなとこも抱え込んでたんだなーって感じで好き。桃ちゃんをステップアップにもう一段上のとこに上がってみせるみたいな。書きたかったら好きに書いてくださいなって言い放つとことか。一葉の中でバージョンアップした瞬間なのかもしれないですねい。こう今までは「あたしが家族のことを養って行かなくちゃっ!」みたいな「他に仕事が出来るわけでもないのだし…」っていうちょっと消極的っつかやけくそ?みたいな感じで始めたことだったけど段々とこう自分の仕事としてちゃんと捉えて「これしか出来ない」じゃなくて「これをやって行く」っていう決心みたいなものっていうのかなー?キャリアウーマンの走りみたいな感じですよね。職業婦人って言うのかな?樋口一葉っていう名前に責任を持つようになったって言うのかな?そういうのを感じたんですけど。でもまぁその後あんまり長生きも出来なかったしやっぱり駆け抜けるように走り去ってしまったっていうのかなー?時代の先を行く人だったんでしょうねい。でも。ペンネームつけるのに春日野鹿子は…ちょっとどうかと思うんですけれど。(苦笑)ホントにそんな候補が上がったのかなー?ご当地アドリブ?(おぶおぶ)カテコはかなり淡白でしたねい。ま、3時間15分の長丁場だったもんねー。間に15分休憩が入ったので全部で3時間半ですか。すげ。終演後ロビーで永井愛さんが出ておられたんですけどおばさま方が「次あたしが喋るのよ」な感じで5、6人並んで待っておられたのでじーっと観るだけで終わっちゃいました。つか話す機会を貰ったとしても何言えばいいのか分かんないー。あーいうとこで気の利いた話が出来る人ってすごいですよねー。感想とか言うんですかねい?(誰に聞いてるんだか)あたしなんか感想でもまとめるまでに軽く1週間はかかっちゃいますからね。(苦笑)ホント筆の遅い…。もしかして頭がトロくさい…?(おぶおぶ)あー…あんまり考えるとどツボにはまりそうなので止めておきます、ハイ。 |