575.「世迷言」
主なキャスト:七味まゆ味・玉置玲央・深谷由梨香・永島敬三・大村わたる・葉丸あすか・鉢嶺杏奈・橋本淳・富岡晃一郎・篠井英介 作・演出:中屋敷法仁 舞台監督:川除学 公演記録:2014.2.14~15@サンケイホールブリーゼ(大阪) |
柿喰う客に篠井(英介)さん…っ??!!(驚)っつーのでいそいそとチケットを取ることにvvv(え)DMでの先行案内が届かないので(でも年賀状代わりに直近の予定が書かれたハガキみたいなのんは年明けにいつも届いてるんだけども…??)もうそろそろかなー??な頃合いを見計らって劇団HPでの先行発売を狙う俺っちwww無事嗅ぎ付けて(は?)劇団先行でチケットを押さえたんだけれどもここっていっつも当日になるまでチケットの座席が分からないんだよなー…。(遠い目。先払いで当日引換)いちお余裕めに行って引き換えてみたらばH列 20番で被り付き席ではなかったよ。(黙)…ってかまぁそれほどまでにお目当ての俳優さんだの女優さんだのってのもあーんまいないからべっつにいいんだけども。(おい←強がり)…ま、程良く真ん中で前の方過ぎず後ろの方過ぎずいい席っちゃぁいい席だった気はするけども。(え?)んー…でもいつぶり??ってぐらいのとみくろ(富岡晃一郎氏)まで出てるんだねぇ…。(しみじみ)最近単発的に出てはいるみたいだけれどもほっとんどが東京公演だけだし観に行くっつってもとみくろだけじゃぁそこまでの吸引力がないのでー…。(おい)お話は古典を下敷きにしてはいるけれども衣装もぜぇーんぶ現代風っつかゴスロリ風vvvセットはこないだの「無差別」(観劇日記No.466参照)に似てる…かな??(え?)なーんとなくほそーい梯子がにょきにょき立ってるってのがちょっと前回と似たテイストなのやも??みたく思えたんですがー…。(苦笑)でも前回ほどは体力勝負っぽいとこはなかったやうなー…??(え?)前回はほんつジャングルジムのやうに登ったり降りたりが半端なくてしかもそれをしながら台詞を言うっつー「この人たち、何者っ?!」ってなとこがあったりしたんですけど今回はそーんな梯子を登ったり降りたりするやうな消防出初式(え)っぽいのんよりかはステージ上を渡してその上を渡って歩いたりするのんの方が多かったかな、と。ぎりっぎりまで「間もなく上演致します」のアナウンス(七味(まゆ味)さんの声だったとおも)が入ったりしておったので思ってた以上に押してるのか??(おぶおぶ)と思っておったらばそれすらも演出で壊れたラジオのやうに何度も何度も繰り返し繰り返し「間もなく上演致します」のアナウンスに乗せてわらわらと音もなく役者さんたちが登場して来るっつーシュールさよwww冒頭猿楽??っつか文字通り猿の次郎よろしく人間が猿を使って踊ったり他にも芸をさせたりっつー猿回しを天皇家に奉納するっつの??その途中で帝がその猿に呪い殺されるっつか息絶えてしまったりなんかしてそれはむかーしむかーしその帝がまだ若い時に猿を殺して喰ったことがあるとか何とかでその話を得意げに娘たちにも話して聞かせておったそうなんだけれどもどうやらその喰った猿の家系の猿が流れ流れて今はこういう芸をする猿たちとして存在しておるわけで。そのながーいながーい恨み辛みを今ここで晴らさん…!とばかりに帝と対峙した結果がコレだ、と。娘たちは大いに怯えてもう二度と猿たちを天皇家に通すやうなことはしない…!と誓って猿たちをその場で殺してしまいそうして猿使いの男もそれ以降行方知れず…ってのから始まってちゃぁーんと最後もこれまた天皇家での猿回しの奉納があってそっちはまぁ妹を死んでしまったモノとして自分がかぐや姫を手に入れたいがために猿の元へと嫁がせてその猿たちにも鬼退治を任せて確率的に言えば死ぬ確率の方が高いってのでまさかその猿たちと自分が巡り合うやうなことは二度とないだろうwwwっつーので高を括っておったらばまんまと妹は猿の子を身籠りそうして育った猿の子供は人間と猿のハーフあーんどハーフ(おい)っつーので生まれた時から見事に人間の言葉を操りそれでいて猿っつー絶妙なブレンド具合を見せており。(え)そうして自分の父親を鬼退治に出向かせやうとしたにっくき帝を…!自分の私利私欲のために妹をモノ扱いして生きながらにして葬り去った血も涙もない帝を…!亡き者にするためにここで積年の恨み晴らさんとや!ってのでまんまと猿に滅ぼされそうして歴史は繰り返すってので人間ってのは大きな輪っかの中でただぐるぐると弧を描いてもがいてるだけなんだなー…なーんっつって思っちゃったりなんかしてwwwな見事な幕の閉じようだったんだけども。でもその冒頭で猿をぶった切った帝の娘たちを演じておるのが七味(まゆ味)さんと深谷(由梨香)さんでここではてっきり姉妹なんだと思って観ておったのが途中から七味さんが帝で深谷さんがその妹ってことになってしかも帝は姫とのけこんを望んでおるとか何とか…とくればまさかの女同士でけこんするわけもなかろうもんwww(流れ的に、ね??←)なので七味さんは男の役ってことになって深谷さんとは兄妹ってことになるわけでさ。…ま、女が男を演じて女が男を演じるぐらいふっつーにあることだったりするので(劇ちう永島(敬三)さんがお婆さんの役だったし…。苦笑)べっつにそこんとこに引っ掛からなくてもいいやうなもんなんだけれども猿とは距離を置くっつっておきながらまんまと猿と親戚付き合い(…ま、妹は死んだつもりでおるわけだからして厳密に言えば親戚筋には当たらないわけなんだけども。苦笑)することにまでなっちゃってますからねぇ…。人間ってのはほんつ分からないものでつ、ハイ。(えー)本編はほぼぶち抜きで「竹取物語」っつかかぐや姫の話で。そう言えばちょっと前にジブリもかぐや姫で映画1本作っておったし今の流行り(え?)に乗っかってるのか??(おぶおぶ)って感じだったんですけどもこのお姫様は月に帰ってうんぬんっつーのではなく。あくまでも人間らしいっつかまぁ竹の中から出て来た…!ってだけでもそうっとうにもうすでに人間じゃぁないんだけれども(おい)ほんっとのところはそれもまたウソでぢつは鬼から生まれ出た子供だった、と。かぐや姫と言えばけこんしたいんだったらばこの無理難題を叶えてくれる人とvvvってのが有名な話だけれども今回姫が所望するのは鬼の首。…っつーのは夜な夜な夢の中まで現れて姫を獲って喰わんと段々段々距離を縮めて来ておってもうすでに手が触れ合わん距離にまで迫って来ておる…っ!!!となー。最終的には首に手を掛け獲り殺されるに違いない…っ!!!ってので意気揚揚と鬼退治に出掛けて行く兵どもなんだけれどもさすがに鬼には敵わず戻って来る者は誰1人いなかったのだそうな。でも自分のせいで男たちが死んでしまったショックよりもまず自分が鬼に獲り殺される日が近付いて来てる…っ!!!って方が姫にとっては最重要問題なのであって男たちが死んでしまったことはほんの些末なこと。(えー)…っつかどうせ頼むんだったらば「太郎」繋がりで「桃太郎」に頼んでおけば鬼退治もしてくれただろうにねぇ??(えー) そーんな鬼(篠井英介さんの役どころ)には鬼で事情があって(は?)元はと言えば人間の女だったんだけれども病気でもうこの先長くはないとまで言われておったりなんかして。それでも息子(大村わたるさんの役どころ)も自分と同じ病に罹っておることが分かって医者(玉置玲央さんの役どころ)に相談してみたらば人間の姿では長生きは適わないけれども鬼の姿になったなら生き長らえることも出来るとなー。(えー)でもそのためには人間の生きた腑を喰わせなければいけないっつーので母親はどうせ自分は病気なのだからしてこれ以上長生きすることも望まないし望めないっつーので潔く自分のお腹を掻っ捌いてそれで作ったスープを息子に飲ませようとするんだけども。息子も同じやうにして自分のことよりも母親にまずずっとずっと生きてて欲しい…!っつーので医者と母親が喋っておるのを立ち聞きしておってこれまた自分のお腹を掻っ捌いて母親にスープにして飲ませようっつー算段で…。(黙)先に口を付けてしまったのは母親の方でそれを見届けてから息子は息絶えてしまうんだけれども親の心子知らずっつーのか子の心親知らずっつーのか…。(苦笑)「死なないで…!」っつー気持ちは分からないでもないんだけれどもこの世に自分以外に頼るモノもなく放り出されるのがどれほど辛いことなのかどっちもがどっちもに分かり合ってないからこういうことになるんだろうとおも。そりゃまぁ一時的な感情から言えば「大事な人にもっともっと長生きして欲しい」っつー建前があってそのためには半ば仕方のないこととして自分の身を削って命懸けで相手を救おうとするっつの??一瞬美徳話にも思えるけれどもそれでお互いにとってほんっとうーにっ!!!幸せなのかしらん??(おぶおぶ)母親にしてみれば息子を亡くしてまで生きていたくはないだろうし息子にしてみたって母親を失ってまで自分が長生きするなんて…!と思うだろうし。命を懸ける方としてはこれ以上のモノはないvvvってので死に行くその最期の最後まで自分に酔いしれて滔々とした気持ちで天に昇って行くのかもしれないけれど(天国っつー場所がもしホントにあるんだったらば、の話←おい)残された方は罪悪感っつかある意味大事な人の命を犠牲にしてまで長生きするつもりはなかった…!と思って嘆き悲しんで…どころか身も狂わんばかりの悶え苦しみの渦に放り出されることだらう。そうやって自分のいっちばん大切な人がいなくなった世界に放り出されて未来永劫死ぬことも許されずに生きて生きて生き長らえて…ってそんなのつまらないぢゃないかっ!!!(えー)…いやいや、だってあたしなんかもうすでに長生きとかぜんっぜんっ!興味ないですもんwww(きっぱり←)だぁーって長生きすればするほど身内から友達から何から知り合いの数がどんどこ死んでくってわけじゃないですか??その中にあって自分だけが取り残されて長生きしたところで遊んでくれる人もいなければ話し相手にすらなってくれる人もいなくなってくわけでそ??そりゃまぁ新しい出会いがあればいいわけだろwwwって話なんですけども年取ってからそーんなに行動力果敢に今まで以上に知り合いの数が増えるか??っつったら疑問ですよwwwしかもそうやって知り合いになった人たちですらもどんどこと失ってくわけだからしてっ!!!(どーんっ!)そーんな罰ゲームみたいな人生、いらんですよwww(おい)…ま、長生きするにしたってそこにはお金がたんまり掛かるわけでどうしようもない病気とか抱えながら長生きなんかしたところでまったくもって有り難くない話じゃないですか??(滅)元気で力が有り余っておっておまけに裕福と来れば老後も安泰だけれども細々とした年金を頼りに2ヵ月どうやって遣り過ごそうか??(おぶおぶ)なーんっつって考えながら長生きしたって面白くも何ともないし。(死)鬼は鬼で後悔して人間として死ぬためにはまず人間と契って人間の子供を産んでその子を自分の分身としてちゃぁーんと成人して育って死に行く頃には自分も鬼ではなくなって人間として死ぬことを選べるっつーので通りすがりの竹取りの爺(富岡晃一郎さんの役どころ)を時には「獲って喰うぞー!!!」っつって脅したり「どうにか助けておくれでないかえ??」っつって頼み込んで宥め賺してみたりなんかしてやぁーっとこ子供を身籠り産み落とし爺に託して育てて貰うことに成功ーvvvそれだから姫にとっては鬼の自分は母親であってまさか夢の中まで追い掛けて行って獲り殺そうなんっつー話ではなく何っとかして娘に触れたいっつかそれが無理でももっと近くで見ていたい…vvvってな親心が姫に伝わるはずもなく。(黙)それどころか鬼の母親から生まれた子供なーんてなことが分かればもっともっと気味悪がられるだろうし近付くなんてもっての外であってどんな事情があろうともそれを自分に押し付けるだなんて「汚らわしい…!」っつって蔑んだ目で見られても仕方のないこと。(滅)それを承知で姫の夢の中にまで現れ出ておるっつーのにその首を獲って来い…!だなーんてむごたらしす話だわなー…。(苦笑)そーんな姫に帝はすっかり虜になっておって…。(苦笑)自分で手を下さずに何っとか鬼を退治する方法はないものか??っつーので大猿を手懐けて鬼退治に向かわせることにするわけだけれども。猿は猿として今でもまぁ人間の言葉は理解出来るし話をすることも出来るわけだけれども猿と猿が契ったところで猿しか生まれずどこまで行ったって猿は猿でそれ以上でも以下でもなく。(黙)そこに人間の血が混じればこの壁をぶち抜いてもっともっと高みに躍り出ることが出来るんじゃなかろうか??(おぶおぶ)っつーので帝に「お前の妹を嫁として寄越せ!」とのたまう。帝に代わって鬼退治をしてやるんだからしてそれぐらいの褒美を貰ってもよかろうもんvvvっつーので猿はすーっかり強気に出ており。帝は帝で背に腹は変えられずっつか姫を手に入れるためにはちょっとぐらいの犠牲は仕方がないっつーのでとっとと妹を猿に差し出してしまうしまー…!血も涙もないとはこういうことかえ??って話だな、おい。(え)「それでも我慢ならなければこの短剣で喉を突いて自ら命を絶つとよい」とか言いながらもそれすらも「鬼退治が無事終わってからにしてくれよvvv」とか言っちゃったりなんかしてほんつおまいがまず死んでくれ!!!ってのなーwww妹だって短剣を渡された時に何でその短剣で兄上であるところの帝を殺して自分も死ぬ…!ってなことを選ばなかったのか??(おぶおぶ)そんなの姫との約束なんか知ったことかっwwwざまぁwww(えー)っつーわけだし大体姫にしたところで「勝手に鬼にでも何でも喰われて死ねっwwwぶぁーかっwww(だから)」ってなところじゃないですか??あたしだったらそれぐらいの暴挙に走るけどなーvvv(えー)っつか兄帝にここまでの仕打ちを受けてかーらーの猿(橋本淳さんの役どころ)のジェントルっぷりったらもうwww(え)いきなり人間の女を抱くっつーのはプレッシャーっつかこっちにも心の準備が足りないしお前もまぁいきなり猿と…とか言われてもどうしたらいいか分からないだろうからちょっとずつ慣れてくれればいいしあわよくばちょっとでも好きになってくれたりとかしたらばその時はお互い上手く行くだろう??とか言われちゃったらもう…「どーんと来いっ!!!」っつって自棄起こしちゃっても仕方のないとこですか。(えー) 最終的に猿が鬼退治に行くのに「これで俺も死ぬかもしれない…」っつって弱気になっておるのを「生きて帰って来て下さい…っ!!!」っつって叱咤激励したりなんかしちゃったりしてすーっかりいい奥さんっぷりを見せちゃってたりなんかしてvvv(え)姫もこーんな帝が相手で果たしてよかったんですかねい??(おぶおぶ)そりゃまぁ鬼の首も獲って来てくれたわけだし(自ら手は下してないけども。苦笑)帝ぐらいの蓄えがあれば「あれ欲しいvvvこれ欲しいvvv」っつってもあ…っちう間に手に入ることだろうとは思うんだけれどもタイプとしてはどうなの??って話じゃないですか??(えー)それとも性格なんか目を瞑って自分の欲しいモノさえ手に入れば後はどうでもいいvvvっつーこと??(えー)なーんとなくあたしが最初に思っておったのは何話かのオムニバス形式っつかいろーんな古典の話を取り混ぜて1つの話に筋立てするっつーよりかは1つ1つ独立した話として最終的に全部が繋がってるっつの??そういう系統の話になるのかと思っておったんですけれどこう来たかーvvvって感じで。でも中屋敷くんってば思った以上に古典とか好きな感じだったりするんですかねい??(は?)シェークスピアシリーズにしてもそうだし昔っからずっとある「モノ」ってのに執着心があるやうな??(え?)今度の新潟での公演作品も能とかそれっぽい感じの作品みたいだし。…ってふっつーにプロデュース作品だったりだとしっちゃかめっちゃかぶっ飛んでおったりもするので一概には言えないけれども。(苦笑)んー…でもあたしもまだまだ劇団員さんの顔と名前が一致しておるわけじゃないので(え)こんだけメイクしておったらば誰が誰やら…。(黙)すでに玉置くんですらも「えーっと…何役で出てましたっけか??(冒頭から猿回しで猿を操る猿使いの役だったりなんかしたんだけども)」ぐらいの勢いだったおっwww(えー)(あとのトークショーでも中屋敷くんから「メイク落としたら誰が誰だか…って感じですよね…。(苦笑)」みたいな話が出ておったりしたぐらいだし…←)でもまぁこういうテイストで行くんだったらば大阪公演続けてくれるなら観続けたいなー…とかとか。また近いうちに観れるのを期待してまつvvv |