851.「ヤング・フランケンシュタイン」

主なキャスト:小栗旬・瀧本美織・ムロツヨシ・賀来賢人・保坂和寿・吉田メタル・宮川浩・瀬奈じゅん
作:メル・ブルックス/トーマス・ミーハン 演出・上演台本:福田雄一 舞台監督:津江健太
公演記録:2017.9.7~10@オリックス劇場(大阪)
あらすじ>>かつて、トランシルヴァニアの小さな村で怪物を生み出し、人々を混乱に招き入れたマッドサイエンティストのヴィクター・フィン・フランケンシュタイン博士の葬儀からすべては始まる。若い頃にヴィクターが生み出したモンスターに襲われた過去を持つケンプ警部を含め、村人はみな彼の死を喜んでいたが、城を相続する孫息子の存在を知り、驚愕する。
その孫息子であるフレデリックは、フランケンシュタイン家の末裔であることを隠しながら、ニューヨークの有名な脳外科医として過ごしていた。しかし、ある日祖父の城と遺産を継がなければならないことを知らされる。彼には美しい婚約者のエリザベスがいるためニューヨークに留まりたかったが、しぶしぶトランシルヴァニアに向かうことに。
トランシルヴァニアに到着すると、代々フランケンシュタイン家に仕えているという少し変わった風貌のアイゴールがフレデリックの到着を待っていた。セクシーな地元の女の子インガも助手として加わり屋敷へ向かうと、古くから屋敷で働く家政婦のブリュッハー夫人に出迎えられる。
その不思議な城に滞在するうちに、祖父ヴィクターがモンスターを造り出した実験記録を見つけたフレデリックは、次第に同じように実験をしたいと思い始め、ついにはモンスターを生み出してしまう。新しいモンスターの誕生は、村中を巻き込む大トラブルに発展し、フレデリックの運命を大きく変えることに…。

んー…正直新感線枠で申し込んで取れるかどうかベミョーだったんですけども。(苦笑)だぁーって蒼々たるメンバーだっつーのに新感線メンバーからは(吉田)メタルさんしか出てないっつー…。(黙)それだけのアレで喰い込めるのか??実際??(おぶおぶ)っつー感じだったんですけれども新感線枠で取れちゃったんだから仕方がない。(え)それが引き換えてみたらば2階 15列 20番って………。(滅)やぱーりここはキョードー大阪先行枠とかの方が実際問題いい席を持っておったんじゃなかろうか??(えー)…や、まぁ期待はしてないけども。(苦笑)せぇーっかくやぁーっとの思いで取れたチケットなもんだからしてレセ業務があろうとも…!お休みを死守しなければ…!(爆)っつーのでレセ真っ只中の7日の昼公演を観るために休みをげとーwww(おい)…いやいやいやいや、もうめっさ顰蹙モノだったとは思うけれどもさ。(黙)でもこのチケットを売っ払って他に1階席のいい席を…!!!つて望んだところで3万は下らないだろうし…。(滅)そんな下手な賭けには出られません…っ!!!(え)…にしても。この演目が「小栗旬、初のミュージカル!!!」つて銘打ってあったんだけれどもさ。…ってか小栗くんってば「時計じかけのオレンジ」(観劇日記No. 360参照)が音楽劇だったんだからしてそっちの方が「初ミュージカル」だったっつて言ってもいいんでないかい??(え)だぁーってそっちは記念すべきまっちゃー(河原雅彦氏)演出作品なんだからしてっ!!!(どどーんっ!)…と思ったんだけれどもそう言えばー…小栗くんが歌ってたシーンってそーんなにあったっけか??(え?)なーんか(武田)真治とかー高良(健吾)くんとかー(山内)圭哉さんがなーんとなく歌っておったやうな気はしないでもないんだけれども小栗くんはどっちかっつーとストレートプレイのシーンが多かったやうな気もしないでもない。(え)…と思っておったらば何と…!!!小栗くんってば歌うのが苦手なんだそうじゃないですかっ!!!(どーんっ!)カラオケに行くのも極力避けておるし歌えば友達から「下手!!!」つて言われるぐらいの音痴だとか??(おぶおぶ)あーんなにかこよすでなーんでも出来そうな気配ムンムン(は?)な割には苦手なモノもあったんですねい。(苦笑)…ってなぐらいに練習に練習を重ねて何っとか…!!!人前で歌うレベルどころかミュージカル俳優ばりにばりっばりの歌声を聞かせるまでに成長を遂げた…!っつーことだったやうなんですけれどもやぱーりなーんか小栗くんってば音程がどうとかそういうのではないんだけれどもなーんかあーんまりお歌が上手くはないやうな感じがしないでもないっつかー…。(滅)段々と声も出て来てるし羞恥心??みたいなのも恐る恐る大きな声を出して歌う感じもなくなって終盤に向けてよくはなってくんだけれどもそれにしたってなーんか硬いっつかやぱーりこの人はストレートプレイをしてるだけの方がずーっともーっと演技に集中出来て上手いところが出て来ると思うんだけども…。(黙)他の瀧本美織嬢にしたところで彼女は「ピーターパン」だったっけか??で主役を演じておったことがあるやうな気がするんだけどー…って気のせい??(え)なーんか他の人たちが伸び伸びと歌えてる分小栗くんの硬さが悪目立ちするっつかどうしっても気になるっつか耳に離れなくてなーんか気持ち悪いwww(爆)いっそムロ(ツヨシ)くんみたく「アテレコですっvvv」…ぢゃなかった、「吹き替えですっvvv」つてカミングアウトして「歌えるわけないじゃないですかっ!!!」つて開き直った方がよかったのかもしれない…と思うのはちょっと言い過ぎましたか??(えー)…ま、余りにも伸びやかに軽やかに声が出まくっておるので喉の手術の効果なのか練習の成果のおかげなのかどっちにしろムロくんもミュージカル俳優に名を連ねることになったのかwwwってな具合に思っておったんですけれどもまさかの…!!!口パクで合わせてるだけだったとは…www(どーんっ!)さすがにあのがっさがさの地声では歌えるわけないもんなー…。(遠い目)…と前回も福田雄一作品で「モンティ・パイソンのスパマロット」でミュージカルをやっておったはずなのでは??とも思ったんだけれどもあっちもまさかの吹き替えカミングアウトで済ませたんですかねい??(おぶおぶ)とにもかくにもスパマロットは観てないのでわっかんないんですけども。(爆)それにしても賀来賢人くんの弾けっぷりっつーのか変態っぷりっつーのかもう俳優として随分と戻れないところまで彼は来てしまっておるんじゃなかろうか??(わくてかwww←)福田雄一ドラマで「スーパーサラリーマン左江内氏」の役柄でもそうっとうにおかしなことになっておったけれども(苦笑)今回はその比じゃないものなー…www新感線に出ておる時はそこまでの飛び道具っぷりは感じられなかった(…あ。でも「五右衛門VS轟天」(観劇日記No.677参照)っつード変態(!)ばっかりが出ておる演目の中での登場だったしよっぽどのことをやらないと「すっげぇキレッキレなんですけどぉーwww」なことにはならないからかえって目立たなかったのかもしんない…。黙)と思うんだけれども最近はもう「どうしちゃったんだろう??」と思うことばかりなんですけども。(苦笑)「Nのために」の時にはちゃんとした好青年役だったはずなのでどこをどう間違ったらあんな人になってしまうのやら…??…っつかもう地がこっちだったんだとしか思えないぐらいに今やド変態と言えば賀来賢人wwwってな具合なんですけども。(違)…いやいやいやいや。いっくら昔っからお城に仕えてるっつったってアレはいかんでしょうよ??(え)あんな人雇ってちゃお家の品格が疑われますってばよっwww(どどーんっ!)…や、まぁ家政婦さんが別にいるんだからしてお客さんの応対なぞにまさかのアイゴール(賀来賢人くんの役どころ)が出て来るはずはないとは思うけれども間違ってお手伝いさんがいないとか手が離せないとかそういう時にたまったまアイゴールが接客に出ちゃった日にゃぁ…!!!にゃぁーーーーーっ!!!!!って感じなんですけども。(は?)小栗くんもといフレデリック(小栗旬さんの役どころ)もよくもまあ追い出さずに助手として??手元に置いておいたもんだよなぁ??(しみじみ)…いやいや、だからかんっぜんにネズミ男ばりにおかしな人ぢゃんっwww…ってかよく考えたらばネズミ男さんには一切おかしなところはないんですけども。(苦笑)顔が似てるっつーだけで引き合いに出してごめん。(え)そんでもってフレデリックの婚約者??であるところのエリザベス(瀬奈じゅんさんの役どころ)もそうっとうに頭のおかすぃー人だぁーwww(え)けこん前はちょっと体のどこかが触れ合うだけでももうせぇーっかく実験に集中して取り組んでおるフレデリックの心を乱すことになるっつか欲情して手が付けられなくなるのでは??(わなわな)っつーので何かっちゃぁ「触らないでっ!!!」つて肩をぽんぽんと叩くのですらも拒絶しまくりなんですけどもそんな人って…いる??(おぶおぶ)そんなだからインガ(瀧本美織さんの役どころ)に押し切られてそのまんまの勢いでもってよく分からないうちにベッドインまで済ませちゃうことになっちゃうんだよ…。(苦笑)よっぽど我慢させられてたのがたまんなかったんだなー…。(黙)…むう。

…と小栗くんと一緒に共演すれば軒並み「うがぁぁぁぁぁっ!!!!!」しか発する台詞のないメタルさんではありますがー…。(苦笑)…ってこないだ「カッコーの巣の上で」(観劇日記No.
608参照)の時もそういうロボトミー手術を強制的に受けさせられてまともに言葉も発することが出来ないやうな体に改造されてしまったっつー体でもってずーっと舞台には出ずっぱりなのに奇声しか発してない役だったりしたんですけれども(苦笑)今回もフランケンシュタイン役っつーことで奇声しか発してないっつー…。(滅)ある意味ラクっちゃぁラクなのかもしれないけれども(え)異形のモノの役ばっかりなんですけども。(黙)…ご愁傷様でつ。(おい)…ってか実験する側にとってみたらば不老不死??死んじゃってる人間を自分の手で生き返らせる??そういうことにワクワクするっつか喜びを感じたりするんだろうけれども当の本人はどう思ってるのか考えたことはないのかしらん??それとももう実験対象としてしか見えなくてもう実際問題生き返って魂を持っておったとしても1人の人格者としては扱うこともないってことなのかなぁ??そうだとしたら随分と自分勝手っつかエゴイスティックっつかこれだから理系人間は己のことばっかりで他人の気持ちも慮れないのかよ??ってなことになっちゃったりなんかしません??自分の実験が成功しさえすれば他人の気持ちなんてなモノはどうでもいいってことなんですかねい??そうじゃないと思うんですけども。フランケンシュタインは生きてこっちの世界に戻って来ることを自ら望んだんでしょうか??(おぶおぶ)今にも死に掛けてる時に「後生だから俺が死んだら博士のその手で生き返らせてはくれないだらうか??」つて拝まんばかりに頼み込んだとかそういう事情が確かにあるんだったらばともかくとしてたまったま手頃なところに墓場があってたまったまそこに新鮮な(!)死に立てほやほやの死体が埋まっておって実験に最適vvvっつーので掘り返して連れ帰って来てちょうどいいからこれで生き返らせてやろうvvvなんつて自分勝手に生き返らせて徘徊させて力加減も分からなくて他の人たちにとってみたらば暴力を振るうとんでもないヤツとして迷惑がられて…なーんてなことを果たしてフランケンシュタインは望んでおったのか??っつー話なわけですよ。ドラマでもちょうど「フランケンシュタインの恋」なーんてのがやっておったりなんかしてそれはまぁ父親の手で??息子を生き返らせたとか何とかそういうのだったと思うんだけれども身内だったらばどうにかしてこの息子の若い命が果てるのを食い止めたい…!と思う切実な気持ちも分からないでもないし実験道具としての存在っつーよりかはもっとより深いところでどうやってでも助けてやりたい…!っつー気持ちの方が勝っておったんじゃないのかな??とも思わないでもないんですけどもフランケンシュタイン博士の実験はあくまでも見も知らない他人っつかたまったまほんっつちょうどいい死に立ての死体が手に入ったからってそれだけの話なんですよねぇ??(おぶおぶ)そこんところの埋められない差っつーのか何っつーのか…。(黙)フランケンシュタイン自身が望んでこっちの世界に戻って来たかったのでもなければそやって生き返ったことでとんでもない力を手に入れて手にするモノ全てを破壊してしまうやうなことになってしまったこと自体も喜ばしいことでもないわけだし…ってそこんところは生き返ったところで魂がないわけだからして理解する力もないのかもしれないけれどもそうであったとしても受け入れられてないことを悲しいことだと思ったりすることもないってことなのかなぁ??「フランケンシュタインの恋」ではまぁ人間らしい心を取り戻して行くっつか理解する能力はあるわけじゃないですか??自分の力で人を傷付けてしまうことを悲しいことだとか恥ずかしいことだとかそう思ってますます力の下限が分からなくなって暴走して自分でもかんったんには止めることが出来なくてますます自己嫌悪に陥って…みたいな悪循環でもってどんどんと周りに迷惑を掛けてしまう。それを周りの人たちも段々とフォローする力を身に付けてくっつか気味が悪いつて逃げてるばっかりじゃなくて「こういう個性を持ってる人なんだ」っつーことでそれ以上でも以下でもないっつかちょっと人と変わったところがあるっつーだけで大丈夫だよvvvつて受け入れる方向で??話が進んで行くわけですよねぇ??でもこの物語の中のフランケンシュタインは違う。「抹殺せよ!」「村から追放だ!」つて受け入れるなんてもってのほかであくまでも除外されるべき存在として扱われる。…ま、あれだけの破壊力があるわけだからして仕方ないんだけれどもそこんところの調整をもっと作った人間が考えて「人に優しく」ってことを教えてあげればいいんじゃないですか??(え?)そもそもが博士にも他の人たちの気持ちを推し量るっつー能力がなかったからこういうフランケンシュタインみたいな存在が出来上がっちゃうわけですよ!自分を映す鏡みたいなもんですよね??博士自身が人付き合いが苦手だから他の人たちに受け入れられない。もっと博士が上手いこと言って村人に受け入れられてればフランケンシュタインだって苦労はしなかったはず。受け皿が出来上がってないところにいきなり現れたって無理…っ!!!迷惑でしかない。ほんっとは「モンスター」なんか作るつもりじゃなかった。自分よりももっともっと先見の明があったおじいちゃん(宮川浩さんの役どころ)を生き返らせてもっともっとたっくさんのことを教えて貰いたくてその踏み台として??フランケンシュタインを生き返らせて最終的にはおじいちゃんの脳をフランケンシュタインに移して体は他人だけれども能力はおじいちゃんそのまんまっつーのを作り上げるはずだったのに実験は失敗してしまった…。(滅)そういう説明を事前にしておくっつか根回しって大切www(おい)引き籠もって人の目の届かないところで黙々と訳の分からないモノを作ってる人っつーだけじゃぁ怖がられたって仕方がない。ホントはもっと家族思いっつかおじいちゃん思い??のいい孫だっただけなのに…ね??…と誇張するべきところはおもっきり誇張してドタバタでこれどうやって回収するんだろ??(おぶおぶ)と思っておったらばいつの間にやらキチンと回収されて片付けられててさすがに収まるべきところに収まって大団円を迎えるわけなんだけれども小栗くんはもそっと緊張せずにふっつーに演技するぐらいのつもりで歌が歌えるやうになったらば本物なんだと思うよ??(偉そうwww←)やぱーりどことなーく「ミュージカルなんかこっぱずかしいwww」と思ってるのか何なのか台詞だったら字余りになんて気にしないでスラスラと読み上げられるところをミュージカルだったらばどうしようもなく字余りっつーのか音符に乗り切らない台詞っつーのかあったりするじゃないですか??そこんところの処理の仕方とかそゆところに頭が行っちゃったりしててまだまだ「どう歌おう??」みたいなことを考えてるから上手く聞こえないのかなぁ??と。それすらも飛び越えて「ええーい、どうにでもなれwww」つて開き直った先にすこーん…!!!と気持ちの乗った上手いとか下手とか関係ない歌が聞こえて来るんじゃないかと…。…と当分は歌わない演劇に集中した方がいいんじゃね??(苦笑)ちょっとその辺のところが引っ掛かっちゃってこっちも上手く気持ちが乗せられなかったってことも…。(え)…や、まぁでもあーんなにかこよすで何でも出来ちゃいそうな人なわけだし1つぐらい苦手があってもいいじゃないですかwww…ってかちょいちょい前のめりで観る人たちがおったりなんかしてちょいと目障りだったりもしたのでそこんところ気を付けて欲しいところ。(黙)…はふ。