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中国の「漢」の時代に、仏教とともに日本に伝わった中国医学が発展したものです。

「漢方薬」とは、古典に記載された処方に基づき、単独またはいくつかの生薬を組み合わせて配合したものです。

「生薬」とは、漢方薬を構成する材料である植物や動物、鉱物などを指し、「民間薬」は、生薬を漢方の原則的ルールに基づかないで利用するものを指します。


病気の進行具合や性質、あるいは体質や抵抗力などから判別することを「証をみる」といいます。「証」によって、薬の処方が決まります。同じような症状であるように思われても、証が違えば、違う薬が処方されます。
(1)「表」「裏」=人の体を部位で分ける。病気になると、まず「表」に異常が生じ、次第に体の内部へと進んでゆき、体全体が衰弱して「裏」の病態になる
(2)「熱」「寒」=病状の性質で、体温の高い低いに左右されるのではなく、自覚症状を中心に判別されます。
(3)「実」「虚」=体質の違いでわける。生まれつき虚弱体質や病気で体力が低下している人は「虚」。骨格ががっちりしていたり、体力やエネルギーがあふれている人「実」。
「証」とは、以上3つの要素から判別されます。
「証」と同じくらい、大切な「気・血・水」の考えがあります。東洋医学では、気・血・水のバランスがくずれると、病気になると考えます(図※)。
  気とは、呼んで字のごとく、元気の気、やる気の気のように精神的な部分やエネルギーのこと。活力や生命力です。気が異常になると、不安、不眠、疲れるなどの症状が現れます。
  血とは、血液と血の循環のことです。漢方では血液が汚れて流れが悪くなった状態を「?血(おけつ)」といいます。生理不順、更年期障害、冷えなど女性特有の症状はこの?血が関係しているケースが多く見られます。
  水とは、血液以外の体液、つまり組織液やリンパ液のこと。水分代謝や体調を調節する役割を指します。

近代医学が発達し、様々な病気を治療する薬が開発される中、太古の時代から変わらず、身体全体に働きかけ、調子を整えることができるのが「漢方薬」です。

「病気ではないが、健康ともいえない」という人に対して、本来の自然治癒力を最大限に発揮できる状態、生命力が満ちあふれた健やかさを実現していくのが「漢方の魅力」でしょう。

「病気になったから治療する」より、もっと積極的に心と体のサインに耳を傾け、本質的な「健康」を目指してみませんか。


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