2008/5/24


§0.打者走者の走塁


 打者走者は先ず、打った瞬間にゴロかフライかそして飛んだ方向を判断する。内野ゴロと
 判断したら打球を見ずに全力で一塁ベースまで走る!
 ベースの手前部分を踏んで走り抜ける

@打球が内野を抜けたり、外野に飛んだ時
 ベースの内側の角を左足で踏むようにすると減速を抑えられる。
 ベースの上ではなく内側の角(無理にスピードを落としてまでこだわる必要はない)を踏む
 というより蹴って加速する。この時に大事な事は踏む足を二塁方向に向けること!
 外野フライを打った時は二塁まで全力で走る。(外野手が落としたら二塁打と同じ)

A一塁に走者がいてヒットを打った時
 一塁走者の動きを見る事。

B二塁走者がいてヒットを打った時
 本塁へ送球されたら行けると判断したら二塁まで走る事。



§1.一塁走者の走塁

○走者は常にボールの位置を把握しろ
○リードは低い姿勢で一球・一球
第二リードを取る。
○自分のセーフティリードを知りそれを伸ばしていく。
○きわどい時はヘッドスライディングで帰塁する。
 ※セーフティリードの基本は 歩幅 + 身長 + 手の長さ
 ※ヘッドスライディングの帰塁は 帰塁の一歩めを右足でクロスオーバーステップし、その
  右足で踏み切り、頭から低い姿勢で胸と腹ですべる。
  右手を前へ伸ばし、手のひらでべースの外野側の角にタッチ!



§2.二塁走者の走塁

○余裕のあるセーフティリードから、投手が投球動作に入った時に第二リードを大きく取って
 相手にプレッシャーを掛ける!!
○二塁手や遊撃手がけん制の動きに入ってもあわてない。投手の動きをよく見て、けん制が
 来ると察知したら素早く帰塁する。

@無死または一死の内野ゴロ(二塁走者のみ)
 二塁走者は自分の左側にゴロが転がった場合は三塁進塁を狙う!!
 自分の右側の三塁ゴロや遊撃ゴロ、投手ゴロは基本は走らない
 相手守備が三塁を空けてくれてたら三塁へ進塁する。

A無死または一死のフライ
 外野手が捕球体勢に入ったら帰塁しタッチアップ体勢をとる。ファールフライの場合も進塁
 できると判断したら捕球と同時にスタート。



§3.三塁走者の走塁

@スクイズ・.プレーの走塁

 走る態度を見破られないように自然な態度。
 しかし、スタートが遅すぎてもダメ。
 ☆ 自然な普段通りのリードで投手のテークバックの直後投手の踏み出す足が着地
  する瞬間
にスタートを切り本塁めがけて突進する。

Aセーフティスクイズの走塁
 打球の強さと方向そして野手の動きを見てホームイン出来ると判断したら本塁に突入する。
(余裕が有れば相手野手を引き付けて打者走者も生かせる走塁を!)

Bタッチアップ
 無死や一死でフライが上がった時はタッチアップからとハーフウェイと2つの選択が有る。
ア)浅いフライ
 タッチアップが無理なら
ハーフウェイで打球を見て、捕球されたら三塁に戻り落とした
 らそのまま本塁へ突入すれば良い。
イ)外野へのライナー
 三塁走者は
必ず帰塁してタッチアップに備える。ヒットなら余裕でホームイン出来るし、
 捕球されてもチャンスが有れば走れる。
ウ)ファールフライ
 必ず帰塁しタッチアップで本塁を狙う。
 ☆タッチアップの姿勢はどの塁も共通で
自分の左側の打球には左足でベースタッチ
  てボールを見て、
右側の打球は右足でベースタッチして見る。



§4.盗塁(二盗)

 @セーフティリードを取り前傾姿勢でバランスよく構える。
右足の指先は二塁方向
  少し開き、両手は前に下げ、膝を軽く曲げる。
 Aスタートする時は
低い姿勢のまま右足の指先を二塁方向向ける。体重を右足に
  乗せ同時に
左腕を二塁方向に突き出すようにすると早いスタートが切れる。
 B低い姿勢のまま右足を軸にして
左足をクロスオーバーステップし、2〜3歩は体を
  
起こさないようにしてスタート。

 ● ディレードスチール
  二塁手、遊撃手、捕手のスキをついて行うもので、相手が油断している時を狙う。
   ※二遊間の守備が深い時、一塁走者を捕手が見にくい左打者の時に成功しやすい。



§5.投球と一塁けん制の見分け方(例)

 @右投手の場合

   
左足のかかとが上がったら(左足のかかと裏が見えたら)投球。
   
軸足のかかとが上がったら(右足のかかと裏が見えたら)けん制球。
    ※いずれにしてもプレートの両足から目を離さない!

 A左投手の場合
   右足のつま先がプレートの後縁を越えたら(
右足と軸足が交差したら)投球。
   但し、交差しないでも投球できる投手もいる。
   上げていく
右足が一度静止したら投球。
   前の
肩が打者方向に動いた投球。
    ※いずれにしても上げた足の動きと位置から目を離さない。



§6.けん制で塁を追い出された場合

 
@スタートを切った時に追い出された時
   
走者はそのまま先のベースに向かって走りベースの真正面からスライディング。
   送球が背中に当たるかもしれないし、エラーをする可能性も有る。

 Aベース近くで追い出された時
   
慌てて戻らず先のベースに走るように見せかけ走る(2〜3歩)野手が送球してく
   れば素早く戻る。

 B後ろの塁に走者がいて追い出された時
   ランダウン・プレーに持ち込み、簡単にアウトにならない様に時間を稼ぎ、後ろの
   走者の進塁を助ける。とにかく諦めずに逃げ切ろう! 



 ☆ スライディングの七か条 ☆
@一度
べると決めたら必ずすべる迷わずすべる。
A怪我をしない為にもスライディングは必要。
Bどちらでもやりやすい足で踏み切り、その足を折り曲げ(4の字)必ず折り曲げた下側の
 ふくらはぎの上に乗ってすべる。
C体を楽にしてすべる。体を固くしない。突き指を防ぐ為にも手の指は軽く握り、両手は頭
 上に高く上げる。
D頭を上げて
野手の動きを良く見る。野手のタッチを避ける
Eスライディングする時は
スピードを落とさない
F走者になった時は状況に合ったスライディングの方法を
瞬時に判する。