スズメの学校の1年生
2007.06.16
【ちょっおっとううう!知ってる?】
あのね、あのね!この前から、ほらあそこで「ピチピチピチピチ!」「ちぃちぃちぃちぃ!」とやかましく鳴いていたでしょう。
今日行って見てみると、静かになってるんだよ!真下を見ると、うんこもほんのちょっぴりしかないんだ。
いつも家の奥さんが新聞紙を新しいのと変えていらした。ソレが今日は無くなっていたんだよ。
そういえば、近くの先輩・友達連中が、「アソボーーーーーヨーーーーーぅ」「早く出てらっしゃーーーーーい!」と何度も何度もすーーうぅぅうぅぅうっ、すーーーーーーーぅっ、すーーーーーーーぅっと軒先の巣の近くを旋回していたっけ。
ようやくツバメ3兄弟が巣立ったんだ!今年は3匹だったようだよ。
だけど考えてみると、よくもあれだけパパとママが何度も何度も虫を運べるものだね。どの子に虫をやったのかどうしてわかるのかな?!?!?!
みんなが飛び出したところを見ると栄養失調の子もいないし、メタボリックシンドロームの子もいなかったようだよ。
「よくやったね!本当におめでとう。」
【僕!もう帰る!】
授業中に突然チー君が「僕!もう帰る!」
マー先生「どうしたん、どうしたん、どううううしたあああん?!」
「僕ね、しんどくなってん!」
「なんでえ?」
「勉強、いつ終わるの?いつまですんのん?ずううううっとすんのん?」
「時計の長い針が4までいったら、二つめの勉強が終わりやで!」
「僕、4まででええの?それやったら、もうちょっとやな。僕!頑張る。」
1年生になって、勉強は朝から机にしがみついたまま。チー君はキット夕方まで続くと思ったのでしょう。
先生は、一日のスケジュールを黒板に書き、時限が終わるごとに花丸を貼り付けることにした。
スケジュールには、もちろん子供たちが一番楽しみにしている休み時間や給食の時間を書いた。
これで子供たちは、見通しがもてて、俄然張り切って勉強するようになった。
ちーちーぱっぱ♪チーパッパ♪♪
【先生!僕!もう帰らなあかんね!】
授業中に突然パー君が「先生!僕!もう帰らなあかんね!」
マー先生「えっ?なんで?なんで?勉強始まったばかりやで!なんで?なんでええええ?!」
「先生、いま4時言うたやん。4時過ぎたら僕おやつ食べられへんね!おやつ食べられへん!おやつ食べに帰らなあかんね!」
「先生は、4時限目言うたんやねんで。4時はまだきてえへん。まだ、12時にもなってないねんで。給食食べて、その後でもまだ間に合うねんで。」
「?????」
お母さんはキットこのように躾けているのでしょう。
おやつは4時までに食べておくようにしましよう。そうすれば夕食はおいしくいただける。4時過ぎると、お腹が一杯になっていて、夕食も「いらん!」ということになるかもしれないから。
ちーちーぱっぱ♪チーパッパ♪♪
【先生!怒らへんだなあ!】
マー先生は金髪のキー君に「キー君の髪の毛、長いなあ!お兄ちゃんのようにちょっとだけ切ったらかっこよくなると思うで!」と。
キー君「先生!僕の金髪、目立つやろ。ランドセルの黄色と一緒や。先生、金髪を怒らへんだなあ!」
「先生は金髪は怒らへんで!せやけど、髪が長いのはちょっとかっこ悪いと思うけど!」
「僕もそう思とった。すぐ切らへんで!すぐでけへんと思うよ。お母さんと相談する。」
「先生と約束やで!金髪もちょっとだけ、黒くしたら!かっこええと思うけどな!」
目をキラキラさせて「うん!」
さてさて楽しみができた。
ちーちーぱっぱ♪チーパッパ♪♪