ドッジボールにはまる訳   観戦のポイント   ルール抜粋


ドッジボールにはまる訳

 日本の小学校で誰もが遊んだドッジボール。1991年に発足した日本ドッジボール協会は、全国統一ルールを制定し、全国大会を開催してきました。

 ボールをぶつけ合う競技。それが小学生であっても、全国一を目指して戦うとき、スポーツとして確立され、コートの中で力、技、集中力を競い合う姿は、見るものを魅了します。

 スポーツとりわけ武道では礼儀が重んじられます。ボールをぶつけ合うという、闘志が前面に現われるドッジボールでは、各チームの指導者に礼儀を重んじることを指導の柱とされている方が多いのもそのためでしょう。

 奈良県大会に集まるチームは、大きな声での挨拶、きびきびとした動き、対戦相手との礼儀正しい接し方、そしてチームの結束が見ていてとても気持ち良い印象を受けるチームが多く、非常に大会を盛り上げてくれます。

 小学生がするスポーツであり、観客席で応援する親が見る我が子の姿は、普段とは違い、緊張感に溢れていたり、堂々としていたり、またチームの一人として役割を果たしている姿であったりと、試合毎に成長する我が子の姿を見れば、それはもうはまってしまうのです。



このページの先頭に戻る


観戦のポイント

内野守備
 試合は5分間。どれだけ相手の攻撃を受け止めて、自分たちの攻撃に持っていくかが、勝負のポイント。それは内野の守備力が決め手になる。華々しいアタッカ−の活躍より、ここぞというときに相手のアタックを受け止め、味方の反撃を開始させる一つのプレーが逆転勝利へのターニングポイント。

攻撃の継続
 攻撃はパスとアタックの組合せ。ファイブパスにより、許されるパスは4回まで。しかしアタックが相手の内野ゾーンを抜けて味方に渡れば、また攻撃は継続できる。1セット5分の中でどれだけボールを支配できるか、多く支配したチームが勝つ確率は高いと言われている。キャッチの態勢をしっかり整えている相手にまともにアタックしてもアウトはなかなか取れない。パスをつないでスキを作り出して攻める技術を持ったチームは、目立った選手はいなくても必ず勝ち上がってくる。

カバー
 野球でも各ポジションを守るだけでなく、各プレー毎に9人全員が動いてカバーに入ってミスを防いでいるが、ドッジボールも内野、外野ともにカバーし合ってミスでボールの支配権を失わないことが大切。
中でも、内野同士が集まって相手のアタックを受け止める、弾かれたら隣の子が必ずと言っていいほどアシストキャッチをしてくれる。堅い守りのチームでは、アシストキャッチは偶然ではなく、お互いカバーし合うところから出来るものだ。

インターセプト
 パスカットとよく言われる。相手のパスを横取りするのだが、ミスをすると自分がアウトになってしまうことが多い。それを敢えて行い相手の流れを断ち切ってしまうプレ−。これに失敗して相手にパスが通ると、インターセプトしようとした選手がすぐ近くから狙われることになる。



このページの先頭に戻る


ルール抜粋

このルール抜粋は、J.D.B.A.ルールブックからゲームを楽しむために必要な最小限のルールをわかりやすく説明したものです。
正式な大会をおこなう場合や審判をおこなう場合には日本ドッジボール協会発行のルールブック(及びテキストブック)をごらんください。

ルールブック、テキストブックの購入方法については こちら をご覧ください。

(1)チーム
1チームは12名以上20名以内です。試合は12名対12名で行います。

(2)コート
コートの大きさは以下の図の通りです。


(3)元外野
元外野は1名以上11名以下でその中でチームで自由に選べます。元外野も相手の内野の選手をアウトにしなければ自分の内野に戻れません。

(4)ジャンプボール
試合はジャンプボールで始まります。ジャンパーへの内野からの第1投の攻撃は禁止です。

(5)抗議・アピール
試合中審判に抗議はできません。

(6)アウトとセーフ
@相手のノーバウンドの投球を取れなかったり、当てられた場合にアウトになります。
A一回のノーバウンドの投球で2名以上あたった場合は、最初の1名がアウトになります。
B顔や頭にボールが当たった場合はセーフです(ヘッドアタック)。
C1度味方に当たったボールを、ノーバウンドで取った場合は、その当たった選手はセーフです。(アシストキャッチ)
D相手が投球したときにファールがあった場合、当たってもセーフです。

(7)内野同士・外野同士のパスの禁止
味方の内野同士・外野同士のパスは禁止です。

(8)内外野への移動
試合中の内外野への移動はコートの外を通らなければいけません。

(9)ボールデッドとボールの支配権
試合中、コート(内外野)の外にボールが出た時、ボールデットとなります。
ボールデットになった時、そのボールは
@最後にさわったのが内野の選手の場合相手の内野ボールになります。
A最後にさわったのが外野の選手の場合自分の外野ボールになります(ワンタッチ)。
ただし、外野が投げたボールが直接ボールデットになった場合は、相手の内野ボールとなります。

(10)外野からのプレーの再開
ワンタッチなどで外野の外からボールを取ってプレーを再会するときは、1度外野の中に入ってボールを頭の上に上げてからプレーを再開となります(外野の外から助走をつけて投げるのは禁止です)。

(11)内野復帰の放棄
外野の選手が相手のアウトにしても次の場合は自分の内野に帰れません。
@アウトを取ってから、外野の中でボールにさわったとき。
Aアウト取ってから、すぐに自分の内野に帰らなかったとき。

(12)ファールとボールの支配権
@オーバーライン
@)ボールを投げるときラインを踏んではいけません(2歩目も)。相手の内野ボールとなります。
A)ボールを取るときラインを踏んではいけません。相手の内野または外野ボールとなります。

Aホールディング
相手のコートに転がっているボールをかき寄せてはいけません(空中はOK)。相手の内野または外野ボールとなります。

Bキープ・フォ・ファイブ
ボールを取ってから5秒以内に投げなければいけません。相手の内野ボールとなります。

Cタッチ・ザ・ボディ
試合中、わざと相手の選手にふれてはいけません。相手の内野または外野ボールとなります。

Dダブルパス
内野同士・外野同士のパスは禁止です。相手の内野ボールとなります。

Eヘッドアタック
相手の頭や顔を攻撃してはいけません。相手の内野ボールとなります。

Fファイブパス
パスは4回まで、5回目には攻撃しなければいけません。相手の内野ボールとなります。

(日本ドッジボール協会HPより抜粋)



このページの先頭に戻る


copyright (C) 2008 JDBA-NARA All right reserved