移動運用の設備

移動用50MHzアンテナ

手前: 7.5mH 7ELE YAGI  奥: 6mH 5ELE YAGI
2000年 オールJAコンテスト 吉野山にて
参加種目:電信電話シングルオペ 50MHz M種目 
成績:関西地方 第2位(ログ提出数少なく入賞せず)

移動運用は足元が大事

自分で設計したものの溶接が出来ませんので知合いの人に無理を言って作ってもらった特製のタイヤベース(愛称ホワイトベース?木馬ではありません。) 少々重いことが難点ですが何せタダで作ってもらったので文句を言わず使っております。
TNX!  

上に乗っている黄色いのは水平器です。日ごろは7.5mのフジインダストリーのポールを使うのですがたった7mでも水平を出しておかないとアンテナを上げるときポールがナナメに上がってしまいものすごく重たくなり苦労してしまいます。 HIHI

設営途中の様子

上の写真にあるアンテナを設営している途中の様子。この時は一人で設営しましたのですがいっぺんに全ての機材を広げてしまって嫌気がさしてきたので撮影しました。無造作に各機材が散らばっています。しかし何とかトップの写真のように設営が出来て格好がつきました。

7エレはタイヤベースで、5エレはベースの根元でペグで固定し自立させております。もちろんステーは必ず必要です。

コンテスト中はこの2本のアンテナを同軸切替器で瞬時にして切替えて移動用ローテーターがないハンディを克服しています?(スキャッターなどが開けたときにはやはりアンテナビーム修正操作のため忙しくなってしまいます。

移動運用車内シャック

コンテスト移動時の車内の様子ですこんな所から出ております。私の車には運転席の後ろに細長い木のテーブルが付いていますのでそこにリグやパソコンを置いて運用しています。少し奥行きが狭いですが・・・。それにやはり古い車の中です、JARLメジャーなど長時間にわたるコンテストの時は窮屈に感じてしまいます天井が低いことが狭く感じる一因かと思います。リグの上の怪しげな自作品は2SC2879×1の50MHz自作リニアアンプで50Wしか出ませんので念のためHIHI。

めんどくさがり屋さんにも最適です。

移動運用時使う周辺機器など小物は、このトートバックに全部まとめて入れています。まとめておけば準備のときにこのバックだけ車にほりこめば小物の準備完了です。中身はSWRパワー計・マイク類・シャック内配線用の短い同軸ケーブル・電鍵などを近所の100円ショップで購入したファスナー付きクッション袋にそれぞれまとめて入っています。そうしますと袋の中で各小物のケーブルが絡まったりせずに準備が早く出来ます、これは結構便利です。

で、袋の中は?

こんな感じです。

自作の帽子取りつけ用PTT付きマイクロホンとパソコンようヘッドセットにPTTをつけたもの、それに移動用かまぼこ板取り付け電鍵。zLogインターフェイス付きケーブルなど他にもいろいろ入った袋があります。

JIS10k40Aフランジ拡大図

ポール固定用ボルト付きパイプをフランジにねじ込む。

38ミリ下部口径の伸縮ポールを差込んだところ。

簡易移動に最適 グレーチィングベース

グレーチィング利用の簡易タイヤ踏ベースですJIS10Kの40Aネジ込み式フランジの4本のボルト穴をグレーチィングの隙間にあわせて通しナットを締めます。ボルトの頭はグレーチィングの下部のリブより出ていませんのでタイヤで踏みさえすれば平らなところなら水平を出すことが出来ます。それに配管パイプのSGP40短管500L程度をネジを切ってポール固定用ボルト穴をあけたものをフランジにねじ込んでそこに各社から出ている小さ目(下部口径40ミリ以下)の伸縮ポールを差し込みます。

分割で収納出来ますのでかさばりません、パイプにはポール固定用ボルトがついているため車の中で転がりを防止できます、というわけでこのベースは常に車に積んでおり本格移動をするには気分がハードでしんどいときはこれを使えば楽に地上高5〜6mで運用できます。この位の高さならよほど風の強い日以外はノーステーでも十分使えます。またグレーチィングの四隅内側にペグを打込めばステーを張るまでの間一時的に自立させることも出来るので一人で設営の時複数のポール(1台の車で2本以上タイヤ踏みはできませんのでHi)を上げるのにFBです。もちろん超ローコスト、グレーチィング自身はは少し高い(3000円前後)ですが全体的には○であります。

フランジと加工したポールが一般的に入手難しいかなと思いますので欲しい方あれば実費にて製作いたします、メール下さい。(いないと思うけれど・・・)

グレーチィングベース・オプション

伸縮ポールを約1.3mほど延長できる優れもの?前出のグレーチィングベース専用オプション品です。ペグを貫通させている穴の高さまで伸縮ポールごとアンテナを持ち上げペグやドライバーなどで貫通穴に通して上のボルトを締めればOK。これで地上高を約7mのアンテナが実現できる。ただしこのオプション如意棒自身が非常に重い・・・。差込める伸縮ポールが細いのでHFダイポールや50MHzで5エレ程度のアンテナしか上げれません。太い伸縮ポールが差込めても重量が増すのでこの高さまで上げることは出来ないでしょう。根元のネジを切った部分がも弱いので風などによる変形・歪みに注意します、ただし今までのところ歪んで戻らなくなったことはありません。