50MHz
2SC2879×1 リニアアンプ
やっと作ることの出来たリニアアンプと呼んでいいのだろう。
当時2アマをとったので?(いつも資格によってコンセプトがきまる)
100W出力のトランスバーターの記事のリニアアンプ部のみを取り出して製作したものです。記事によるとトランジスタは2SC2879で入力10Wで出力100Wが出るとなっていましたが、だいたいこのトランジスタでは良く出て70Wくらいが一般的であるようです。ちょうど東京ハイパワー社のHL-66Vの帯域が狭くなったような性能でしょうかしかし50.000〜50.600位まででしたら十分動作しています。初めての試みとして受信アンプも搭載してみましたがこちらの動作は安定させるとゲインが少なくあまり役に立っていません。放熱器の上は初期の頃は付いていなかった電動ファンでコンテストでCWが多くなってくると結構熱を持ってくるので保険として取付けました。(これにより型式はLCH-100LAコンテストスペシャルなどと名づけましたHI。)ファンは送信時にのみ回るようになっている。
中はこんな感じ。
ピンボケで判りにくいですが100Wを目指していたこともあり結構ヘビー設計電源コードなんてオーバースペック。送受信切替はオムロン社LYタイプを使用。バイアス電流は2SD880で安定供給している。
ケースの加工技術、配線等、少しまともになってきました。
当時メインのトランシーバーであったIC−726の10W出力を50Wにしてくれる重宝なリニアアンプとしてかなり愛用できた。ほんとうの100Wリニアアンプ完成後も移動運用、コンテストなどでもその実力を発揮、24時間コンテストでもくたばることなくがんばってくれた音質も結構いけていたようでとある2エリアのOMさんからは(現物も見てもらったことのある人)良い音ですよとレポートを頂きました。
参考文献 CQ Ham Radio 誌
1993年10月号
50MHz 100Wトランスバーターの製作
JH2TQH 太田 孟 氏著