<雇われる側の自由は少ない>
転職したいと思う人は、「自分にあわないから」「自分のやりたいことができないから」であろう。しかし採用とは、彼に給料を払う値打があるかどうかである。給料をもらう側が自由に決めることの出来る問題ではない。職場の雰囲気がよくない、自分のことを大切に扱ってくれない、などと言っていたら、またすぐ転職である。
<全員を見ないほうがいい>
会社で毎日、職場の上司・仲間や取引先の人なども含め、仕事で影響を与え合っている人は、せいぜい5〜6人、多くても10人位である。知合いや顔見知りは何十人何百人もおるだろうが、そんな大勢の人には気を使うことはない。
<手を抜く輩は必ずいる>
会社という組織は、2・6・2の割合で、しっかり仕事している人は2割、なんとなくこなしている人は6割、仕事してない人は2割いる。でも、これは、組織というものの特徴です。何年も変わらない人もいれば、職場の環境の変化によって変わる人も居る。偉そうにしても仕事の出来ない人はどこにでもいる。そんな人を養うのも、組織の余力というか、必要悪というか。
いま日本中、どの業種でも業績のいい会社はめったにない。あのトヨタでも短期でみれば数千億円の赤字という時代である。そこで、会社全体が経費節減を目標とするようになる。ヒステリックな管理者は部下の評価基準を、本来の業務と無関係なところに設定するものである。でも、そんな評価のことなど気にしないのが一番だが、そういうことに敏感な無能な上司はどこでも居る。
サラリーマンが定年までにお世話になる上司は延べ30人くらいになると思うが、その中でこの人はすごい、と思って必死に学ばせてもらえる人は、せいぜい2〜3人である。30年間で。もちろん部分的に優れた人は沢山いるはずだが、これは、という人なんて少ないと思うほうが正しい。
<マスコミは少ない方を報道する>
転職のことは、よくわからない。ただ言えることは、マスコミの報道も転職で成功した人ばかり報道するが、転職しなければよかったという大多数の人のことは言わない。
<人生、塞翁が馬。決めたらそうするしかない。>
最近は、昔の常識とか経験なんか通用しないことが沢山あるので、結局、自分の人生は自分のものだから、自分で考えるしかない。なんとかなる。