人事異動、サラリーマンには一番いやな時期であるが、とりこし苦労してもしょうがない、元気をだそうではないか。

人事異動シーズン が憂鬱な人へ

(H.11.2.21.)

<いいポストと悪いポスト>

どの会社でも、出世コースという言葉がある。ポストにもいい悪いがある、という。でも、サラリーマンは上司次第だ、という方がわかりやすい。いい上司のいる職場こそ、いいポストである。普通のサラリーマンは定年までの間に、上司は10人以上変わるから、いつか自分を正当に評価してくれて、潜在能力まで伸ばしてくれる上司と遭遇する時が来る。その時こそ仕事は面白いしやりがいも感じる。その時の職場を、後になって、いいポストという。

<自分はいつも不遇だ、と悩むことはない>

人間誰でも自分を過大評価している。サラリーマンの不満は、「俺の実力はこんなもんじゃない、もっと公平に見てくれ」である。職場のポジションと自分の自尊心虚栄心が、赤ちょうちんのネタである。でも、会社は、メーカーであれ金融であれ商社であれ、利益を最大限に上げるために営業している。ビジネスは金を稼ぐことであり、残念ながら善悪とか良い悪いの世界ではない。日常業務は利益目標を達成するための方策である。方便である。いい上司と出会う日(来ないかもしれないが)まで、消耗しないように、また一杯やって待つしかない。

<よくない上司の方が多い>

節操がない、ルールを破る、感情をむきだしにして怒る、ごますりに弱い、役得を利用する、えこひいきをする、、、、、。でも何故そんなヤツが自分より上に居るのか?サラリーマンはよく悩む。それは、もしかしたら、他の人(例えば人事部長や彼の上司)からみれば、節操がないは度量がある、ルールを破るは臨機応変、感情むきだしは情が深い、ごますりに弱いは人情深い、役得はそれ以上に相手にケアしている、えこひいきは親身になれるから、、、、などと言うように、全く逆に評価されている。でも、そういう嫌な上司と出会ってしまったら、次の人事異動まで待つ、待てば海路の日和あり。

<異動、昇進は好みで決められるか?>

ほとんどのサラリーマンは自分の人事異動を左遷されたと思い込む。俺は嫌われて変えられ、あいつは好かれて引きあげてもらった、と話す。しかし、人事配置は、社内の人材の最も有効な組み合わせゲーム(失礼)である。最強の戦力布陣という、経営者が外部から干渉されることなく手持ち駒を自由に使えるという、最も純粋に経営手腕を発揮できる場面である。しかしそれなら、人の資質能力の評価基準は時代と共に移り変わるとすれば、人事スタッフも入れ替えるという演出も悪くない。いずれにしても、人事配置は、重要な経営戦略だから、好みなんかじゃない、と思うのが健全である。

<それでも、異動は上司の好みだ、と思える時は>

社員Aの異動昇進の申告をした上司Bは、その上役Cからまた同じように評価される。CもAの評定に加わるだけでなく、Bの言動も査定もする。Cもその上から評定される。これがサラリーマン社会の掟である。もし、変な人事?があったとしたら、AにもBやCにも、いつか必ずその反動がある。組織は意外と健全なものである。すべて「塞翁が馬」と思うのが一番らしい。

<学閥とか人脈とか、圧力団体?があるに違いないと思える時は>

(ただいま取材中で未完成につき、また書き加えます)