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【1月10日‘雪山へ行こうよ天女の舞‘報告】天気:晴れ~曇り  記録係り アイスクリームさん

本日は雪と樹氷を期待して、10名で大峰山系の天女の舞という、天川村より弥山への登山道の途中にある、(地図に名前のない)山へ行ってきました。
お天気はまずまずの晴れ、冷え込みはさほどではなく天川村役場の広い駐車場は車も2~3台で登山者も少なそうです。周囲の山を見ると全く雪はありません。
民家の横より弥山と案内板のある登山道を上ります。見晴らしのない杉林の中、鉄のネットで作った階段や木の根の張った、ほどほどの登り道を約40分ほどで第1の鉄塔につきました。ここは見晴らしもよく近くに観音峰、少し白くなった稲村が岳、大日山もよく見えます。また見晴らしのない杉林の中を歩きます。標高が高くなってくると落ち葉の上に雪は少し白く積もっていますが道が凍結して滑りやすく注意が必要です(アイゼンをつけるほどではありません)。登山道は「弥山ー川合」と書いた標識も多くあり、わかりやすいですが斜面に狭く片方が崖になった箇所もあり、ストックを使い滑らないよう注意しながら歩きました。リーダーのななちちさんより「足は山側はまっすぐに谷側は少し斜めに開いて置く」よう、また「前の人は後ろの人が急がないよう少し待ってゆっくり行くよう」など注意点を教えていただきました。尾根道は風も少し冷たくなり、松林やブナ林などの落葉樹林などの明るい道もあり登りも比較的なだらかですが時々倒れた木があったりして頭上や足元に注意です。坪ノ内林道合流地点よりは林道を通らず、並行している樹林の中の尾根道を歩きました。観音峰も目の前に、稲村岳や大日山、バリゴヤの頭なども近くに見え、反対側には杉林の間から大きく天和山、前方には頂仙岳も見えます。林道合流地点から1時間15分で栃尾辻に到着しました。古い小さな小屋があり見晴らしの良い、明るい栃尾辻で昼食をとりました。ここからは尾根道をトラバースしながら’天女の舞’を探しながら歩きました。雪もわずかに増え一面真っ白でうっすらと積もっていました。まもなく目指す’天女の舞’に到着しました。早朝なら樹氷もあったようでしたが残念ながら今は見られませんでした。ブナ林の広がる、明るく広い山頂では大峰の山々がより近くに良く見えましたが今年は稲村と大日以外は山頂に雪は見られませんでした。山頂でもゆっくり過ごし下山しました。帰りは栃尾辻から少し下ったところより広い林道を通って帰りました。林道は2年前の台風で大きな岩が落ちていたり崩れ落ちていたりととても車が通れる状態ではありません。帰りは凍って滑りやすかった道も歩きやすくなっており、雪のない春のような‘大峰の天女の舞‘を全員無事に予定より早く下山できました。
案内と運転していただいたななちちさん、運転していただいたしろうさぎさんありがとうございました。
ご参加の皆様お疲れ様でした。

     

<コースタイム>
登り:登山口出発8:30→9:10第1鉄塔9:15→9:45門前山9:50→第2鉄塔10:10→坪ノ内林道合流10:25→11:40栃尾辻(昼食)12:15→12:35天女の舞(到着)
下山:天女の舞発13:00→13:15栃尾辻→13:35坪ノ内林道(ななちちロードより)→14:05坪ノ内林道合流地点→15:00第1鉄塔15:10→15:30登山口着