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  雪山へ行こうよ    綿向山

     
  本日は好天に恵まれ、大阪より車3台と現地集合1名の総勢15名で滋賀県の日野町に位置する綿向山に登ってきました。
西明寺(標高340m)の駐車場に近づくと道路に雪が残っていました。広い駐車場にはすでにたくさんの車と人で一杯でした。大きな川沿いの道から、広い林道をしばらく上りますが1週間前の寒波で積もった、シャーベット状の雪が残っておりスタートから雪山の趣でした。
林道終点のヒズミ谷出会い小屋より登山道は’表参道コース’と’水無
山北尾根コース‘に別れていますが、本日は表参道コースを行きます。つり橋を渡り杉林の中をジグザグに登るので、なだらかな歩きやすいコースです。登山標識も整備されており、しばらく行くと’ここは1合目545m頂上まで3720m’の標識があり標高や歩行距離も表示されています。登山道には雪はありますが土も見えており、まだアイゼンは必要ではありません。しばらく歩くと再び林道と合流し、3合目のあざみ小屋でアイゼンを装着しました。また再度杉林のジグザグ道を上ると、5合目の小屋(標高830m頂上まで1870m)に到着し、見晴らしも開け鈴鹿の山やふもとの集落も見えました。山腹の尾根道は整備され雪も多くはなく歩きやすい道で、すでに降りてこられる登山者の方や登られる方々ともたくさんすれ違いました。ここよりは自然林の中の道となります。7合目の行者コバではブナ林が残っており、開けた場所に祠があり、役行者像と不動明王像が祀られていました。ここより積雪期用のやや急な登山道を直登します。風も冷たくなり日陰ではアイスバーンもあり滑らないように注意して歩きます。2~3回のピークを登りますが、登るにつれて木の枝についた樹氷が増えてゆき、頂上近くになるにつれ、真っ白な樹氷と青空のコントラストがとても綺麗でした。頂上はコンクリートのケルンと馬見岡綿向神社の神体山であり大嶽神社が鎮座していました。
頂上には「標高1110mで11月10日は綿向山の日」と表記されていました。
雨乞岳や鎌ケ岳、はるか伊吹山も見えて眺望は素晴らしかったです。天気も穏やかであたたかい中で頂上で昼食をいただきました。
帰りは寄り道して’幸福ブナ’という幹が曲がったブナの木の下を今年も幸福に暮らせるようにと願いくぐってから、登りと同じ道を下山しました。7合目の行者コバまでは凍ったアイスバーンで滑らないように注意しながら下山しました。7合目から下は雪は融けかけており、3合目を過ぎたあたりでアイゼンを外し、全員無事に下山することができました。
リダーで案内と運転をしてくださったヤマトさん、会計や連絡をしてくださったリオ~☆さん車を運転してくださった白うさぎさん、快君さん、KOUHEIさんありがとうございました。
また皆さんご一緒いたしましょう。
<コースタイム>
登り:西明寺駐車場9:15→林道終点9:30→3合目あざみ小屋(アイゼン装着)9:25=9:45→5合目11:00→頂上12:00=12:30
幸福のブナ散策12:30=12:45
下山:頂上12:45→5合目13:15=13:30→西明寺駐車場14:30