関西の山登り      &     ときどきアルプス


【立山偵察登山】
2016年6月25~26日 天気:小雨~曇り


記録係り  アイスクリームさん

     
’今冬のラストアルプス’のイベントの目的地である立山偵察登山に前日大阪を出発し、日帰りで11名でいってきました。
前夜は目的地に近づくにつれて天気は下り坂で立山の駐車場は土砂降りでした。
朝には何とか小降りになっており予定通り7時始発の立山ケーブルカーと高原バスを乗り継いで8時ごろ室堂に到着しました。
この天気のため駐車場も半分も埋まっておらず、ケーブルやバスの乗客も多くはありませんでした。
室堂に到着したころには雨もやみ曇りの中、霧が所々晴れて雪渓が残る浄土山や雄山などの山々も見えていました。
予定のコース、一の越から雄山を目指して出発しました。
石畳の道を歩き始めてすぐに歩道の横を歩くライチョウも見られ、ミヤマキンバイも咲いていました。
例年に比べると雪は少ないそうですが多くの雪が残っており、雪渓をトラバースして渡ります。
雪渓の端の水分の多い部分は凍っており、かなり滑りやすい状況でした。平坦な道が終わり、
これからずっと雪渓の上を歩き登りです。途中ですれ違った登山者よりの情報では
一の越まで昨日の雨で踏み後は流れており、水分の多い雪は凍っており危険であるとの情報がありました
(軽アイゼンは持参してきていましたが)。
状況を考慮して今回は安全を第一に、登山はやめておこうとのななちちリーダーの判断となりました。
雪渓のなだらかな斜面でアイゼンを装着して、ななちちリーダーよりアイゼンワークの講習会をしていただきました。
‘前の人と2m位の距離を開けて登ること‘ ‘下りは膝を曲げ、体幹を前傾姿勢にし、重心を低くかつ前方に置く‘
 ‘足底全体を雪面に設置するように足を出して歩き‘滑らないようにと教えていただきました。
アイゼンは初めての方や今年は雪が少なくアイゼンを使う機会も少なかったので
思いがけず6月の終わりにアイゼンを使うことができました。
室堂周辺は2500mの高さがあり天候により全く下界と違いかなり寒く初夏の花は咲いていましたが、
冷たい風が吹いていました。
下山は夏には歩ける道も未整備のため危険ということで、バスの車道を大谷ウオークの雪の壁を見て天狗平まで下りました。
天狗平周辺の湿原にはアオノツガザクラやチングルマ、イワカガミなどの花々が咲いていました。
天狗平の山小屋で、弥陀ヶ原までの下山道も危険との情報もあり、バスとケーブルに乗って下山し、
立山駅のベンチで昼食を摂り帰りました。
リーダーのななちちさん、会計係のりお~☆さん、車を交代で運転してくださった皆様、お世話になりありがとうございました。
ご参加の皆様お疲れ様でした。今回は下界とは違う山の自然の厳しさを知る良い機会となりました。
またの機会に立山三山リベンジできるますように・・・。

工程
25日  20:50梅田出発
26日  2:30分 立山駅駐車場到着後仮眠 
    7:00ケーブル立山駅出発→7:55室堂到着
    8:10室堂出発→8:40 アイゼン装着
    8:50→9:30 アイゼンワーク講習会 
    10:00室堂出発→10:30天狗平
    10:40 バス乗車→11:40立山駅着
    12:30 立山駅発 帰宅