関西の山登り      &     ときどきアルプス

記録係り   ひばりさんのレポートです。

     
  

2016年7月29日(金)~8月1日(月)白馬大雪渓~唐松岳縦走(3泊4日)

7月29日(金)朝4名(男性2名・女性2名)で大阪出発、7月30日(土)白馬山荘で1名合流し、
白馬大雪渓から唐松岳を縦走してきました。

1D:大阪出発。天気も良く、ななちち号も快調に走り、予定より早く白馬村駐車場到着。
既に駐車場は満車状態で流石に人気の山と実感。
猿倉荘からスタト、ゆるい登りでブナ・トチの原生林の林道は歩きやすく、白馬尻小屋(1560m)到着。
大阪出発(6:45)→白馬村駐車場(13:20)→猿倉荘(13:45)→白馬尻小屋(15:00)

2D:好天に恵まれ白馬尻小屋出発。大雪渓の取付きまで歩き、アイゼン装着し、
いよいよ大雪渓登山開始。雪の上にまいてある赤い粉のルートに沿って、
リーダーのアドバイス通り、一歩一歩雪渓を踏みしめて登って行きます。
雪渓の上は心地よい涼風に暑さも忘れるほどでした。
カラフルな色のヤッケやリュックを背負った人の列が途切れることなく登って行く様は壮観でした。
アイゼン離脱後は、急な岩場の登山道を只管歩き、周囲には高山植物のお花畑や
雪解けの水の澄んだ沢の水音が疲れを癒してくれました。
白馬大雪渓を登り始めて4時間で村営頂上宿舎に到着。更にザレ道を歩き宿泊する白馬山荘(2832m)。
昼食後は、Yさんの到着を待つ間、大粒の雨が降り出し、次々と到着するずぶぬれのカッパ姿の登山客で混雑していた。
なかなか降りやまずリーダーの「Yさん到着後は雨があがる予感がする」とのこと。
Yさん到着後、この予感は的中し、晴れ間をぬって5名で白馬岳を目指し、眺望を楽しみました。
白馬尻小屋(6:00)→大雪渓(6:45)→村営頂上宿舎(10:45)→白馬山荘(11:15)→休息→白馬山荘(14:25)
→白馬岳頂上(14:45)→白馬山荘(15:20)

3D:出発前白馬山荘からは遥雲海から突き出た八ヶ岳、富士山の頂上が眺められ、得した気分で出発。
白馬山荘からザレ道を歩いて稜線に出ると、正面に杓子岳、白馬槍ヶ岳、後方に白馬岳の白馬3山が、
右側には格好のいい劔岳の大パノラマが見渡せて、
極上の散歩コースにこのままずーと歩いて行きたい気分で全員が大満足でした。
杓子岳をトラバースして、白馬槍ヶ岳へ向かい、天狗山荘を経て、
天狗の大下りはザレの急な下りでバランスを失うと滑落する危険もあり、慎重に下りましたが、正直言って苦手でした。
また不帰の嶮を前にしては、本当に登れるだろうかという不安と恐怖に身体が竦みました。
登り始めて暫くして心配していた激しい雨が降り出しリーダーの「集中してゆっくり」のアドバイスに励まされ、
途方にくれていた大阪のカップルも合流し、無我夢中で不帰1峰、不帰2峰(北・南)、不帰3峰を何とか攻略しました。
途中に天狗の大下り、不帰の嶮の道筋には高山植物も咲いていたようですが、
下りや登りに集中していてほとんど記憶にありません。何度か雷鳥をみることができたのはラッキーでした。
ここを攻略した後は、 意気揚々と唐松岳(2696m)経て宿泊する唐松頂上山荘(2620m)到着。
この日は何とRさんの誕生日あって夕食時みんなでささやかなお祝いをしました。
白馬山荘(5:45)→白馬槍ヶ岳(8:15)→天狗山荘(9:15)→不帰1峰(13:15)→不帰2峰北峰(13:40)→
不帰2峰南峰(14:00)→唐松岳(15:15)→唐松岳頂上山荘(15:45)

4D:好天に恵まれ朝食時食堂からの窓越しに見える劔岳、五竜岳、唐松岳の眺望は素晴らしかった。
唐松岳頂上山荘を出発、八方への下山となりました。
稜線からの素晴らしい眺望も最後となるため、名残を惜しみつつ、各自目に焼き付けながら八方池を経て、
リフトとゴンドラを乗継、八方第3駐車場へ無事到着。八方の湯で4日間の疲れを癒し、昼食に信州そばを食べ、
大阪への帰路となりました。
唐松岳頂上山荘(5:50)→八方第3駐車場(9:20)→八方の湯(9:50~11:00)→そば神にて昼食(11:20)→大阪(17:00)

今回私(ひばり)のアクシデント(右足肉離れ)で当初の6泊7日後立山連峰縦走の山行計画が、
3泊4日と大幅に短縮せざるを得なくなったこと、楽しみに参加されたリーダーななちちさん、
yamatoさん、りお~さん、デュカスさん本当に申し訳ありませんでした。
多くのご心配とご迷惑をおまた掛けしました。初めての長期山行とはいえ、
体調管理、装備、服装など注意不足で大いに反省しています。次回からはこの反省を踏まえてまたチャレンジします。
4日間楽しかったです。