関西の山登り      &     ときどきアルプス

赤井谷から釈迦ケ岳

記録係り デュカスさんのレポートです。

     
  「赤井谷から釈迦ヶ岳」

8月15日 五条の花火大会ということで予定を早め19時橋本駅前に集合。
24号から山道を迂回し168号に合流。旭口から旭林道へ。旭ダム、奥吉野発電所を過ぎ、
22時頃太尾登山口駐車場に到着。先着の2人はテントを張っている。
駐車場は広くトイレも有る。6人用テントを張る。テント、車で仮眠。翌朝5時頃起床。
朝食を取り準備を整え6時出発。駐車場脇の登山口の木階段を登る。
まずは赤井谷への分岐、P1434へ。
P1434には標識があり真っ直ぐ行くと通常の登山ルートだが、(X印危険)を下る。
踏み跡・マーキングを注意深くたどる。倒木も多く急坂であるが、水を含んだ苔生すブナの自然林に癒やされる。
やがて谷に突き当たり右岸を歩き左岸へ渡る。岩ゴロゴロ、澄みきった清流の谷でしばし休息。
いよいよ登り返し。樹に塗られた水色ペンキを追いながら進む。
途中、小さな涸れ沢を渡り木階段を登って行くあたりからは小笹が一面。
大岩を過ぎるとやがて深仙ノ宿の屋根が見えホッとする。
小屋の中を見学。綺麗に片付けられ囲炉裏、ソーラーの照明も。灌頂堂の前でしばし休息。
小笹に覆われた奥駈道を足元に注意しながら登ると、遠く頂の樹木の間にお釈迦様の光背が見える。
やがて急坂を登りつめると目の前にお釈迦様が!3.6mの高さらしいがお顔も細工も見事である。
会う人も少なく周囲の山々もガスで見えないが、時折ガスの切れ目から向いの七面山が姿を見せる。
写真を撮りマッタリ休憩のあと下山開始。旭登山口分岐を千丈平へ。
「かくし水」で喉を潤す。まもなく鹿のファミリーに遭遇。バイケイソウの立ち枯れの群落の中にトリカブトの紫が鮮やか。
千丈平を過ぎ古田の森へ。広々とした自然林の尾根歩きが続く。
分岐を旭・不動木屋谷へ進み、朝、赤井谷へ降りたP1434に。
突然の通り雨。雨足強くレインウェア、ザックカバーを装着し下山を急ぐ。
ほどなくして登山口・駐車場に着く。


「赤井谷」は、ほんみちさん所有(入山許可済み)で、急峻ですが手入れが施され、
苔むす自然林や谷は変化に富み癒やされます。
花の頃、新緑、紅葉の頃には違った様相を見せることでしょう。また行きたいところです。
登山口・駐車場までの林道は落石も多く曲がりくねり、注意を要する狭い道です。
ななちちリーダーさん、長時間の運転、先頭歩き、本当にお疲れ様でした。ありがとうございました。
同行の参加者の皆さま、はじめてのFさん、楽しかったですね。ありがとうございました。
またよろしくお願いします。


(コースタイム)
8月15日  19:00   橋本駅前集合
      22時頃   太尾登山口駐車場(1300m)到着  
8月16日  6:00    登山口出発
      6:26   P1434分岐
      6:50   赤井谷下降点
      7:55   右岸から左岸へ
      9:25   谷(1050m)から登り返し
     10:07   深仙ノ宿(1500m)・灌頂堂
       11:30   釈迦ヶ岳(1799.6m)
     12:10   下山開始
     12:20   かくしみず水
     12:29   千丈平(1660m)
     12:50頃  古田の森(1618m)
     13:23   不動木屋谷分岐
     13:45   P1434分岐
     14:05   登山口下山