《河童》の覗いたファインダー

　ことのほか寒さ厳しい今冬、明け方布団の温もりの至福の一時を過ごしている。こんな時の朝の目覚めは、16才になる犬の黒ラブの「一声」と共に１日が始まる。
　今朝は何時もより外が明るく感じられ、カーテンを開けるとなんと雪が降っていた。着替えを済ませて、ラジオを聞きながらストレッチするのが私の朝の習慣になっている。時間にして５分ほどであるが、彼女はその間「伏せ」状態でストレッチが終わるのを待っていてくれる。
　関東地方では1メートル近く積雪したところもあり、高速道路を初め各道路、交通機関が大混乱している様子。

また関東山間部では孤立集落も出た。
　雪も降っていることだし出来れば外へ出たくないが、彼女にはそのようなこと「我知らず」、ただ庭に出て散歩することを楽しみに待っているのである。やっと庭に出た彼女は雪の中に足を１歩入れるや否や、雪のないところでさっさと用を済ませ急いで家の中に入ってしまった。
犬は決して雪の中を喜び駆け回らないのである。いや老犬であるが故なのかっ。飼い主に似て寒いのはやはり苦手なのだろう。
１日中降り続いた雪は奈良市内で積雪は14㎝となり14年ぶりの積雪記録となった。