225 2015-6-1更新

川柳で知った「音姫」

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 音姫が止んだ途端に出た「おなら」

毎日新聞2015/5/25 中畑流万能川柳にあた川柳だが、読んでみて「音姫」が恥ずかしながら何のことかわからず、パソコンで検索をしてみた。
「≪音姫≫とは自動又は手動で流水音が流れ、プライバシーを守る消音効果と、水のムダ使いをカットする節水効果を同時に実現してくれるトイレ用擬音装置です」とTOTOのページにあった。
 古来から排泄の際に音を聞かれたくないと思う女性が多かったようで、江戸時代にはお姫様が用足しのとき、お付の女性が壺から水を流す「音消しの壺」なるものがあったとか。この「音消し」が「音姫」になり今や女性だけのものではないらしい。
 2007年にTOTOが実施した「働く男性20〜60代の外出先トイレに関する意識調査」によると、なんと約4割の男性が、大便器ブースで水を二度

以上流したことがあり、特に若い男性に多いようだ。ただそれらの人に「音姫装置」を使うかというと質問したところ「それもまた恥ずかしい」とかでまことに複雑である。
 ちなみに、女性は一回のトイレ使用で平均2.3回水を流すそうです。
女性400人のオフィスにおける節水効果としては、節約できる年間水量は約551万リットル、年間の水道料金は約386万円になります(TOTO試算条件により算出)。
 音姫使用とトイレットペーパーを巻き取る音は、いままさに「ただ今排泄中」と言っているようなものである。
 恥ずかしついでに「恥」を漢和辞典で引いてみると「耳」偏ではなく「心」偏だった。「恥」は「耳」ではなく「心」の問題なのかも知れない。

 


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