236 2016-6-1更新

若者だけではない

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 若者の車離れが進んでいるという一方で、車の機能はどんどん進化している。
自動車を持っていない若者に「今後自動車を買いたいか」と聞くと、「買いたくない」「余り買いたくない」を合わせると59%だったとか。また「車に関心があるか」と聞けば「またくない」「余りない」合わせて68%と言う結果。
これらは都市部の交通機関の発達地域での調査ではないかと思う。
 話は変わるが、昔の車のエンジンルームは、エンジンが中央縦に「ドカッ」と居座り、周囲は地面まで透けて見えていた。
いま、ボンネットを開けてエンジンルームを見ると、隙間なく部品やパイプが「びっしり」である。
どこにエンジンプラグがあるのやら、オイルゲージは…
さっぱり分からなくなっている。
昔はバッテリーの弱ったエンジンを始動するときは「クランク」を差込んで直接エンジンを回したものだ。
それに比べて今の車は、バックモニターはもちろん、カーナビゲーションも装備されているのが多い。
 首を後ろに捻じ曲げて、片手でハンドルを切るという「粋なバック」操作はしなくてもよいし、道に迷うことなく目的地に到着することができる。
 2016年5月29日の毎日新聞によると、「マツダ自動車がハンドル操作に応じて、自動的に速度を微調整し走行時の安定性を高める世界初の技術を開発したと発表した」とあった。
 どんどん自動化されてゆく自動車。楽しむ運転をどんどん、取り去って行っている。
車を相手に遊び、楽しみであった「オールド・ドライバー」にとっても面白みがなくなってきた。


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