239 2016-11-1更新

感じると、教える

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 お伊勢参りの旅は続く
経済人・佐伯勇の「トップの決断」を思い出しつつ、外宮境内へ向かう。
 外宮は正式には「豊受(とようけ)大神宮」と言い、天照大神の食事をつかさどる豊受大神(とようけおおかみ)が祀られている。
境内に入ってすぐに「この先トイレはなし」との看板、参拝にどれだけの時間が掛かるか分からないので駐車場にあるトイレへ。
表参道日除橋は左側通行となっている。神楽殿を通り古殿地(こでんち・前回の遷宮に正宮があったところ)の隣の正宮へ。
拝礼を済ましたとき風を感じた。目の前の御簾がその風に吹かれて一枚舞い上がり「何か」を感じた。
続いてバスに乗り内宮へ向かう。五十鈴川に架かる宇治橋は外宮とは異なり右側通行となっていて、多くの観光客で渋滞気味。手水鉢で作法通り「清め」をして、更に五十鈴川御手洗場で手を清める。そして龍祭神や神楽殿を通り正殿へ向かう。
ここでも御簾が風に舞い上がり「何か」を感じた。
日本古来の神社は何かを感じたその場所に祠を建て、感じたものを祀られたところだとおもう。
だから「何かを感じるところ」であって良いと思う。
仏教は「教える宗教」だが、神道は「感じる宗教」だから。


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