《河童》の覗いたファインダー

新しい年を迎え平成30（2018）年は、明治維新から150年にあたるらい。
明治維新と言えば、江戸幕府に対する討幕運動から、幕府による大政奉還を受け王政復古によって明治政府が誕生。
西欧列強に追いつき追い越す改革を模索し始め、富国強兵、殖産興業がスローガンとして掲げられた。
明治維新へのきっかけをもたらしたのは吉田松陰や坂本龍馬であると、理解していた。
しかしこの吉田松陰や坂本龍馬に関することが、高校日本史教科書から消えると言うことを聞いた。
坂本龍馬は薩長同盟、大政奉還、五箇条の御誓文など、裏方として近代国家の誕生に果たした影響はきわめて大きい。

「吉田松陰は、教育者としては非常に優れていたが、思想家としてはどうなんだろう」と言う意見もある。
言われてみれば両名とも、政治の表舞台での活躍はしていない。
日本史教科書から消えることには、それぞれの立場や考え方により異なると思う。
個人的には小説・司馬遼太郎の「竜馬がゆく」が大きな影響を与えたとおもう。
元号の「平成」も実質的に今年で終わり、来年5月からは新らしい元号に変わる。
今年は何か、もっと大きく変化するものがあるのだろうか。
良い方へ変化することを願うのみである。