253 2018-6-1更新

アオバズクの見送り

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 中型バイクから電動アシスト自転車に乗り換えて半年が過ぎた。
アシスト電源を切り片道約5qを下流に向かって走るが、上流に向かう時はギヤーを1段落とし、下流から上流への傾斜を感じながらペダルをこぐ。体力保持(?)にはウォークキングより長距離を走り足に負荷をかけることが良いらしい。
 何時もの高速道路陸橋に来た時、陸橋の遮蔽板の隙間に、一眼カメラに長いレンズを付けて、しかも水平に構えているカメラマンがいた。
「何を狙っているのか」と聞いてみると「アオバズクがそこに止まっている」とのこと。
自転車を降り、そっと遮蔽板の隙間から彼が指さす先を覗いてみた。と、体長約30p足らずの「フクロウ」が枝に、此方を向いて止まっているのが見えた。「梟」と一括りにしてしまえばそれまでだが、その仲間「アオバズク」とは
耳にしたことはある野鳥の名前であるがよく知らない。
 今年は我が古民家の庭で「ヒレンジャク、キレンジャク」が飛来して、野鳥の名前を一つ知った。そして今、また「アオバズク」と言う野鳥との出会い。
調べてみると、アオバズクは日本などで繁殖をする夏鳥で、寒くなると東南アジア方面へ南下し越冬する猛禽類。全国に分布するが山口県では純絶滅危惧種に指定されており、飼うことは認められているがワシントン条約が関係していると言うので注意が必要とか。
 撮影の邪魔をして、飛んで行かれでもしたら大変と思い、コンパクトデジカメのシャターを切ってその場を離れた。
アオバズクは夜行性なので就寝中に邪魔をしたようだが「ウインク」して、見送ってくれたようにおもう。


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