255 2018-8-1更新

ゴミと屑と修理

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 工業製品などは出荷される時が設計機能的には100%である。
それが使用するうち、時間と共に摩擦部分で傷が着いたり「ホコリ」がつき、動きがぎこちなくなったりする。そうなると「ホコリ」を取り除いたり、潤滑油を使って動きを滑らかにしたり、場合によっては部品を取り替えて元の機能が復活する作業「修理」をしたりする。
しかし物には寿命と言うものがあり何時までも修理が出きるとは限らない。
人間も同じようなものであろうと思う。
 役に立たず、無い方が良い「ごみ」と言おうか、役に立たないガラクタ「屑」と言って良いのか分からないが、
誕生して早70数年が過ぎた我が身、あちこちに不都合が起きている。
 血液を循環させる心臓の「弁」が壊れ人工弁と言う「部品」を取り替える「修理」をし、近年では足腰の関節が「ギシギシ」と「油切れ」の悲鳴をあげる様になったり、先日に至っては胆管に長年の「石」というゴミが3個も出来ていて、それを取り除き胆汁の流れをよくする「手術」をした。
 人間も経年と共に部品の取り替えや、積もり積もった「ゴミ」や「屑」の取り除きが「必要なのだ」と感じる今日この頃である。


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