256 2018-11-1更新

貧乏性

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 秋になると落葉樹は葉を落とす。それらには一定の寿命があり時間が来ると枯れ「断捨離」するのである。
断捨離(だんしゃり)とは「不要な物を減らし、生活に調和をもたらそうとする思想であり、やましたひでこ(山下英子)の著書において発表され、山下英子の登録商標である(Wikipediaより抜粋)」とある。
 ヨガの「断行・捨行・離行」から生まれた言葉で、「断」は入ってくる物が本当に必要なものなのか、そして要らないモノを断つこと、「捨」は家にあるガラクタを捨てること、「離」はモノへの執着から離れることを表すと言う。
 数十年前に家を手に入れ家族が増えた。そして今、子供たちが独立して残ったのは老夫婦と、彼らが残していった
部屋や家具等である。
自分自身にとっても歳を重ねると、生活環境が大きく変化した。活動の機会も外出する機会も激減したのでとりあえず衣類の整理「断捨離」に取りかかった。
 今では「スーツ」と呼ばれるが、「背広」が何着かがある。もう何年も着ていないし、それがあることも忘れていた位らいだから、思いはあるが、もう「不用品」である事は確かだ。しかし破れたりほつれたりしておれば断捨離の決心もつくのだが「もったいない」気持ちが先立つ。
そこで気が付いた。「断捨離」とは「貧乏性からの脱却」を付け加えなければ先には進まないと言うことに…。


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