「忘却とは忘れさることなり。忘れえずして忘却を誓う心の寂しさよ」
昭和27(1952)年4月から2年間に渡り生放送された、原作・菊田一夫「君の名は」のラジオドラマで、翌年1月の生放送から冒頭で始まるナレーションだった。
ウイキペディアによると「忘却(ぼうきゃく)とは個人の長期記憶に蓄えられた知識を失うこと。自発的か徐々に古い記憶が思い出せなくなる」とある。俗っぽく言うと「勉強したことや経験で覚えたことなどを、思い出せなくなること」だ。
記憶したことを忘れる位ならまだましだ。近頃は、つい先ほど思っていたことが、思い出せなくなってしまうこと「しばしば」である。
どうもこれは年齢による「忘却」と言う種類だ。
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また、テレビ番組のクイズを見ていて、答えの「絵」は頭に浮かぶのだがその「言葉」が出てこないこと等は日常茶飯事。
先日も福井市へ旅に出て、一乗谷朝倉氏遺跡を見学してきたが、朝倉氏と浅井氏は同盟関係にあったが、浅井は信長を裏切り滅ぼされた。
では、浅井氏と朝倉氏はどちらが先に信長に滅ぼされたのかと言う、時系列が帰宅後分からなくなった。
この時代は面白く小説なども多く読み、分かっていたはずだが残念なことに「忘却」だ。
しかし無事に家にたどり着けたので「まーいいかっ」。
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