令和3年度片桐幼稚園学校評価
 今年度は、自ら人とかかわる力を育むために、教師としてどのような環境を構成し,援助を積み重ねていけばよいかについて、研修を深めたいと考えました。特に、毎日の生活の中で教師や友達とかかわれるような環境構成の工夫や、遊びの中で幼児が心を動かしたことを伝えたり共有したりできるような教師の援助、互いの思いを出し合える深いつながりがもてるような人間関係の構築などに取り組むことにより、幼児がよりいきいきと主体的に遊びを深めていくことができると考え、『教師や友達とのかかわりを楽しみながら、いきいきと遊ぶ子どもをめざして』と主題を設定しました。
 研究を進めていく中で、幼児の心の安定が基盤となるよう、教師は幼児の思いを受け止め寄り添いながら、信頼関係を構築していくことが大切であり、友達と一緒に遊べる空間や時間の確保、モノを介してのかかわりなど、意図的に幼児同士をつなげる援助や環境構成の工夫をしていくことで、友達とのかかわりを楽しみながらいきいきと遊ぶ姿につながっていくことが分かりました。また、長期的なねらいのもと、日々のねらいをもちながら、教師同士が連携や情報交換を密にすることで、自然といろいろな友達や異年齢児とかかわって遊ぶ姿へとつながっていき、幼児にとっての人とのかかわりが広がり・深まっていくことを感じました。今後も、片桐幼稚園の教職員みんなが1つのチームとして一丸となり、幼児の健やかな成長・発達につながっていくような保育を積み重ねていきたいと思います。
 
 年度の終わりにあたり、保護者の方々からのアンケート調査や学校評議員の皆様からいただいたご意見をもとに職員で自己評価をいたしました。その結果を一部抜粋して公表いたします。
 
保護者の評価
    A:そう思う
    B:まあそう思う
    C:あまり思わない
    D:思わない
    E:わからない
    無回答
園の自己評価・学校評議員の評価
    A:極めて達成度が高い
    B:概ねできている
    C:課題を残している
    D:課題が多く改善が必要である
 幼稚園の自己評価については、4段階の評価基準を設定し、自己点検・自己評価を行いました。また、第三者評価(学校評議員)についても、4段階の評価基準を設定し、評議員会及びアンケート調査により評価していだきました。保護者評価については、5段階の評価基準を設定し、アンケート調査により評価していただきました。
保護者「アンケート調査」の結果集計と園の自己評価・学校評議員の評価・一覧表
 
 項 目 番号 内         容 保護者の評価(%) 自己評価 評議員
評価
A B C D E 無回答
教育活動 教育目標
教育課程
1 子どもは、幼稚園に通うことを喜んでいる。 88 12 0 0 0 0
2 幼稚園の教育目標 (遊ぼう 学ぼう 楽しもう 笑顔いっぱい) を知っている。 72 16 6 6 0 0
教育内容 3 子どもは、起床・食事・就寝・排泄などの習慣が身についてきている。 69 28 3 0 0 0
4 子どもは、友達と遊ぶことを楽しんでいる。 91 9 0 0 0 0
5 先生たちは、子どもに丁寧に温かくかかわっている。 84 16 0 0 0 0
6 幼稚園は、小学校との交流を通してあこがれや期待感をもたせている。 47 47 3 0 3 0
7 子どもは、いろいろなことにチャレンジしてみようと思うようになった。 69 31 0 0 0 0
8 子どもは、先生やいろいろな友達とかかわるようになった。 81 16 3 0 0 0
幼稚園経営 組織運営 9 先生たちは、力を合わせて子どもの教育活動にあたっている。 78 22 0 0 0 0
安全管理 10 子どもの安全に配慮している。                      
(交通安全指導・遊具の点検・避難訓練など)
75 22 3 0 0 0
保健管理 11 幼稚園は、子どもの健康を守るための計画をし、実施している。 
(定期健康診断・感染症対策など)
81 16 3 0 0 0
12 先生たちは、子どもの健康状態を把握している。 66 31 0 0 3 0
教育環境整備 13 幼稚園は、環境整備や清掃が行き届いている。 72 25 3 0 0 0
家庭地域





情報提供 14 園の情報を園だよりや学級通信、写真掲示、ホームページを通じてわかりやすく伝えている。 69 28 0 0 3 0 B
15 個人情報は守られている。 69 19 0 0 12 0
保護者・地域との連携 16 幼稚園は、保護者や地域の人たちの要望や意見を聞く機会を設けている。(アンケート調査など) 53 47 0 0 0 0 A
17 地域の人や保護者などの、保育ボランティアが幼稚園に来ていることを知っている。 53 41 3 0 3 0
18 あなたは、幼稚園での活動に参加している。 56 38 3 0 3 0
子育て
支援
19 幼稚園は、教育相談や園庭開放を行っている。 81 19 0 0 0 0
20 何でも気軽に先生に相談できる。 78 22 0 0 0 0
  21 子どもを、この幼稚園に通わせてよかった。 91 9 0 0 0 0

 
 項目1子どもは、幼稚園に通うことを喜んでいる。


すべての家庭において、幼稚園に通うことを喜んでいると答えてくださいました。毎朝、元気に挨拶をして登園している姿からも、楽しく幼稚園に来ている様子が感じられました。保護者の方が幼稚園教育を理解してくださり、安心して預けてくださっているからこそ、子どもたちも幼稚園生活を心から楽しむことができていると思います。今後も、家庭と連携を取りながら、子どもたちが幼稚園に行きたいと感じ、笑顔いっぱいの子どもたちと楽しい毎日が過ごせるようにしていきたいと考えています。
 項目2幼稚園の教育目標(遊ぼう・学ぼう・楽しもう・笑顔いっぱい)を知っている。


片桐幼稚園の教育目標を掲げ、毎日の保育を積み重ねています。その教育目標を保護者の方に理解していただけるよう、毎月の園だよりに掲載したり、幼稚園のフェンスに教育目標の看板をつけたりしてきました。昨年度よりは教育目標を知ってくださっているという結果となりましたが、更に周知して頂けるよう、園通信や学級通信に掲載したり、子どもの姿から発信したりしていきたいと思います。
 項目8:子どもは、先生やいろいろな友達とかかわるようになった。


◆今年度の研究主題にもありますように、人とのつながりを大切にしながら保育をしてきました。ほとんどの子どもたちが、クラスを超えて先生やいろいろな友達とかかわるようになり、嬉しく思っています。人とのかかわりにおいては個人差がありますが、幼稚園で先生や友達との信頼関係を構築させ生活していくことは、子どもの健やかな成長につながっていくものと考えています。今後も保育内容や環境構成など工夫しながら、いろいろな友達とかかわっていけるようにしていきたいと思います。
 項目12:先生たちは、子どもの健康状態を把握している。


◆今年度も、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、特に子どもたちの健康管理には配慮してきました。毎朝、正門で健康カードを確認するとともに、登園後も定期的に熱を測るなど、子どもたちの様子が普段と異なっていないか、複数の目で見るように心掛けました。特に新型コロナウイルス感染症に関しては、地域の状況もしっかり把握しながら、子どもたち一人一人の健康観察を行い、子どもたちの健康状態をしっかり把握していきたいと思います。
 項目17:地域の人や保護者などの、保育ボランティアが幼稚園に来ていることを知っている。
   

◆今年度も、感染症防止のため、いろいろな活動制限がありました。しかし、地域や保護者の方々にご協力いただき、有意義な保育活動を行うことができました。園近くの田んぼで米作り体験をさせていただき、田植えや稲刈りをし、食への興味を広げることができました。また、大和郡山市名物の金魚すくいをさせていただき、郡山というふるさとのことを知ることもできました。これらのことを写真掲示やホームページなどで保護者の方に発信し、幼稚園教育の理解につながったと考えています。今後も、地域や保護者のボランティアの方々にご協力いただき、子どもの体験を豊かなものにしていきたいと考えています。
  項目21:子どもを、この幼稚園に通わせてよかった。
   

◆すべての保護者が「この幼稚園に通わせてよかった」と答えていただきました。毎日の子どもの声や姿から楽しく活動している様子を感じてくださり、片桐幼稚園の教育を理解してくださっていることをとても嬉しく思っています。子どもたちと一緒に生活する中では、子どもだけでなく我々職員も楽しい日々を過ごすことができました。これからも、保護者の皆様と共に子どもたちの成長を喜び合える幼稚園、子どもの思いを第一に考え子どもたちの笑顔が広がる楽しい幼稚園をめざして、職員一同研鑽を積み重ねていきたいと思います。
 
・アットホームな雰囲気の中、子どもものびのび園生活を送れています。
・毎日楽しそうに幼稚園に行く姿を見て嬉しく思います。先生方も一人一人をきちんと見ていただいているのがすごくよく分かります。
・先生方の教育が細やかで,園の生活のすみずみまで気を配ってくださっています。いつも温かい空気を感じられる園です。
・毎日楽しく通っていると思います。子育てで悩んだとき、一緒に考えてくださる先生方の存在は本当にありがたいですし、すごく心強いです。
・その日にあったことや本人の様子をいつも丁寧に伝えていただき、個人的な相談にも親身にのってくださり、感謝します。
・コロナ禍の中、たくさん対策を考えていただき、安心して子どもを預けることができています。
・コロナ禍の中ではありますが、いろいろな行事を行っていただき、ありがとうございました。いろいろな行事を頑張ることで成長を見ることができました。積極性も出てきたので、小学校に行っても頑張ってくれそうな気がします。

  日々の教育活動や様々な行事に向けて、全職員で協力している様子が感じられる。
遊具の点検や整備など、1年を通して子どもの安全に配慮している。
一人一人の子どもを大切にしながら、個々の実態や発達段階に応じて関わっている様子が見られる。子どもたち一人一人と向き合っている素晴らしい園だと思う。
教職員が子どもたちに丁寧に接している様子が感じられた。そのような関わりの中で、子どもたちが興味をもって、楽しそうに活動している。
様々な制約がある中でも、新型コロナウイルス感染症の対策をしながら、子どもたちの経験や学びを保障し、工夫していろいろな取組をしている。
保護者と幼稚園との信頼関係ができており、良好な関係が推察される。その結果、子どもを片桐幼稚園に通わせて良かったと感じている保護者が多いことに繋がっている。
保護者・地域とつながる中で、連携をし信頼を得ている部分が素晴らしい。 
地域の幼稚園として、保護者の思いを受け止めながら、幼稚園教育を積み重ねている。今後も情報発信をし、幼稚園教育を啓発していってほしい。
安全管理については、しすぎるということはなく、常に配慮が必要であるが、反面自分の身は自分で守るという学びも大事である。常に危機管理をもちながら、幼稚園が安全で安心な場となるよう、安全管理を徹底していってほしい。

学校評価アンケートでたくさんのご意見をいただきましてありがとうございました。片桐幼稚園の子どもたちは本当に人
なつこく、教師や友達とのかかわりを楽しんでいました。教師も、その中に入り、園全体で子どもたちとふれあい、見守ることができたと思います。このように、子どもたちは教師やいろいろな友達と一緒に活動に取り組み、嬉しいこと、楽しいことを発見し、時には友達と笑い合ったり、時にはけんかやトラブルになったりしながら、関係を広げたり深めたりしていきます。幼児期に育まれた人とのかかわりは、今後の社会生活の基盤になっていくものと考えています。

 今年度、コロナ禍ということで様々な制約はありましたが、保護者の方のご理解・ご協力を得て、様々な活動も工夫をしながら行うことができました。保護者の方のご協力のおかげで子どもたちはすくすくと大きくたくましくなりました。

今後も片桐幼稚園が、教育目標である「遊ぼう 学ぼう 楽しもう 笑顔いっぱい」の素敵な園になりますように、職員一同頑張っていきたいと思います。