今年度は、子どもたちが教師や友達と遊びながら充実して幼稚園生活を送り、様々な感情体験を積み重ねることで、互いの思いを伝え合う喜び、互いの思いを聞き入れながら遊びや生活を豊かにしていってほしいと願い研究テーマを、「いきいき遊ぶ子どもをめざして  〜思いを伝え合う遊びの中で〜」としました。
 研究を進めていく中で、教師と幼児の信頼関係が生活の基盤となることを再認識すると共に、教師の遊びや幼児の内面を見取る目や心がいかに大切なことであるかを教師間で共通理解することができました。
 
 年度の終わりにあたり、保護者の方々からのアンケート調査や学校評議員の皆様からいただいたご意見をもとに職員で自己評価をいたしました。その結果を一部抜粋して公表いたします。公表にあたり幼稚園【自己評価】及び【保護者の評価・学校評議員の評価】について下記の評価基準を設定しました。
 
 
 
 幼稚園の自己評価及び第三者評価(学校評議員)については、4段階の評価基準を設定し、自己点検、自己評価を行いました。また、アンケート調査の結果に基づき評議員評価をしていだきました。
 保護者評価については、5段階の評価基準を設定し、それぞれ評価していただきました。
 
               
項 目   内          容
A B C D E
     子どもは、幼稚園に通うことを喜んでいる。 79 21 0 0 0
幼稚園の教育目標(遊ぼう・学ぼう・笑顔いっぱい)を知っている。 74 15 9 2 0
      子どもは、起床・食事・就寝・排泄などの習慣が身についてきている。 53 43 4 0 0
A 
子どもは、友達と遊ぶことを楽しんでいる。 75 23 2 0 0
先生たちは、子どもに丁寧に温かくかかわっている。 79 21 2 0 0
幼稚園は、小学校との交流を通して憧れや期待感をもたせている 43 49 2 0 6
子どもは、自分の思いを伝えようとするようになった。 55 41 4 0 0
子どもは異年齢児との交流を通してグループの友達とのかかわりを楽しんでいた。 62 38 0 0 0
 子どもは50周年に関わる様々な活動に楽しんで参加していた。  68 28   0  0
 10  幼稚園は朝の体操やマラソンなどを通して体力作りに取り組んでいる。 87  13   0
  11 先生たちは、力を合わせて子どもの教育活動にあたっている 79 21 0 0 0
  12 子どもの安全に配慮している。           ( 交通安全指導・遊具の点検・避難訓練など ) 66 32 0 2 0
  13 幼稚園は、子どもの健康を守るための計画をたて、実施している。(定期健康診断・講習会・講演会など ) 72 28 0 0 0
14 先生たちは、子どもが怪我をしたときに適切に対応したり、子どもの健康状態を把握したりしている。 72 26 2 0 0
  15 幼稚園は、環境整備や清掃が行き届いている。 68 26 4 2 0
  16 園の情報を「園だより」や「学級通信 」「ホームページ」を通じて、わかりやすく伝えている。 56 36 4 0 4
17 個人情報は守られている。 58 30 8 0 4
  18 幼稚園は、保護者や地域の人たちの要望や意見を聞く機会を設けている( アンケート調査、学級通信の返信など ) 60 38 2 0 0
19 地域の人や保護者などの、保育ボランティアや評議員が(運動会、音楽会、おもちつき お茶会などに幼稚園に来てくれていることを知っている。 70 17 11 0 2
20 あなたは、幼稚園の活動(保育参観やPTA活動)に参加している。 60 34 4 2 0
  21 幼稚園は、教育相談や園庭解放を行っている。 91 9 0 0 0
22 子育てについて気軽に先生に相談できる。 62 32 6 0 0
  23 子どもを、この幼稚園に通わせてよかった 83 15 0 0 2
 
 
 
 
 項目1: 子どもは、幼稚園に通うことを喜んでいるか。


ほぼ全員の子どもが喜んで幼稚園に通っています。子どもの生活は、家庭と園、地域と 常に連動しています。それぞれの場で受け入れられ、安心して自分の思いを表して充実できる生活が送れるようにと支援してきました。家庭での励ましや協力があってのことだと思います。今後も、「今日は何をして遊ぼうかな」「明日も元気で来るよ」という思いを高められるよう、また、遊びの中で多くの学びをしながら集団生活が楽しんで送れるようにしていきたいと思います。
 項目4起床・食事・睡眠・排泄などの習慣が身についてきている。
 

ほとんどの子どもたちが、身についてきていると答えていただきました。幼稚園だけでなく、家庭でも努力していただいていることが伺えました。毎日の積み重ねが生活習慣の定着に繋がっていくと考えます。そして、生活習慣を身につけることは生活や遊びへの意欲となっていきます。これからも幼稚園と家庭との連携を大切にして丁寧な援助続けていきたいと思います。                                  
 項目7:子どもは、自分の思いを伝えようとするようになった。


◆今年度の研究テーマは「いきいき遊ぶ子どもをめざして〜思いを伝え合う遊びの中で〜」
でした。1年間子どもたちが自ら遊びを選んで夢中になって遊ぶ姿を見つめてきました。その中で自分の思いを伝えることの大切さや、聞いてもらえる喜び、互いを受け入れ合いながら生活する喜びを感じていきました。そんな子どもたちの姿から、保護者の方も“自分の思いを伝えられるようになった”と感じていただいていることにつながっているのかなと思いました。これからも、子どもたちが自分の意志で遊びを選び、満足感や充実感を得られるようまた、人とのかかわりは嬉しいものだと感じられるように環境を整え支援をしていきたいと思います。
 項目9:子どもは創立50周年にかかわる様々な活動に楽しんで参加していた。


◆今年度、片桐幼稚園は創立50周年を迎えました。記念行事として“手形アート”“記念植樹”“タイムカプセル埋設”などを行いました。時にはボランティアの保護者の皆様、時には全保護者の皆様のご協力を得てひとつひとつが心に残るものとなりました。保護者の方からも「節目の年に在園できてよかった」「親子共々楽しく参加できた」などのお声もいただきました。この片桐の地が、片桐幼稚園が子どもたちの『故郷』として心に残るように、これからも地域を活かした保育内容を考えていきたいと思います。
 12:幼稚園は子どもの安全に配慮している。
   
◆今年度は地震や大雨があり被害もみられました。あらためて危機管理の大事さを痛感しました。常に意識を高くもち災害から身を守る、守れるようにしていきたいと思いました。
◆毎月1日には幼稚園内の危険箇所点検を行い必要に応じて修理をしています。職員だけでは修理できないところは市の協力を得て行っています。今後も全職員で安全には十分配慮をしていきたいと思います。                                ◆避難訓練については、毎月1回様々な場面を想定しながら、火災・地震・防犯などの訓練を実施してきました。子どもたちは、訓練を重ねる中で放送をしっかりと聞く態度が培われました。また、落ち着いて避難する姿も見られます。引き続き毎月の訓練を怠らずに行い、命の大切さを感じられるようにしていきたいと思います。
    項目23:子どもをこの幼稚園に通わせてよかった。
   
◆多くの保護者の方が、片桐幼稚園に通わせてよかったと感じてくださっていることを嬉しく思います。今後も保護者の皆様と共に子どもたちの成長を喜び合える幼稚園、そして、職員一同研鑽を積み重ね子どもたちの思いを大切にしていく職員集団でありたいと思います。
◆子どもが楽しむ、保護者、教師も楽しむ幼稚園をめざしていきたいと思います。
 
・子どもが毎日楽しく過ごすことができ、元気に幼稚園に通うことができました。アットホームな片桐幼稚園で良かった なと思います。

・予想以上の成長を見せてくれて嬉しいです。先生方も子どもの気持ちに寄り添って対応していただいているので、子ど もがとても親しんでいると思います。

・のびのびした雰囲気、周りの環境は子どもの成長にとても良いと思います。

・子どもがのびのびと過ごせていて、個性的に成長したなと嬉しく思います。子どもはもちろん親も楽しめました。家で はできなかったことを幼稚園で学んで成長をすごく感じられました。

教育目標にきちんと沿う保育時間なんだろうなというのが、子どもが帰ってきてから話してくれる内容で分かりました

・創立50周年という大きなイベントに、子どもと一緒に参加できたことが心に残りました。

・行事のお手伝いは、参加したいという声もあるので、ボランティアを募ってもいいのではないでしょうか。

  ・幼稚園教育は人格形成にとても重要である。いろいろな事象に興味をもち、小さい頃から思いやる心 を育てるなど、子どもの感性を引き伸ばすことができるのが幼稚園教育の大事な使命である。これか らも続けてほしい。
・いろいろな場面で「ああしなさい」という指導ではなく自分で考えることを大切にしている教育であ ると感じている。また、地震や台風などいろいろな災害も起こる中、自分で判断できる子どもに育て ることが、とても大事であると思う。 

 ・子どもたちはよく遊んでいる。この姿を大切にしてほしい。「集中できる」「長くその遊びができる 子どもに育ってほしい

  ・運動会、生活発表会などの行事を通して3年間の育ちを感じることができ、ものすごく成長することが   わかった。また、幼稚園は人格形成にとても重要な時期である。いろいろな事象に興味をもち、小さい頃から思    いやりの心を育てるなど、子どもの感性を引き伸ばすことのできる幼稚園教育をこれからも続けてほしい。

  ・創立50周年を迎え保護者の協力を得ながら楽しんでいろいろな事業を終えられてきたこと、温かな式 典になったことは良かった。これからもいろいろな節目を大切にしてほしい。

  ・先生達が進んで地域に出かけていることはとても良いことだと思う。これからも続けていただき子ど もたちと地域を繋げていってほしい。 

・保護者に園内での活動の様子を常に知らせることで、園に対する安心感を与えることが大切だと思い ます。

 

学校評価アンケートでたくさんのご意見をいただきましてありがとうございました。
 
いきいきと遊んでほしい“思いを伝え合い理解し合ってほしい”と願いながら幼児の遊びを見つめてきた1年でした。その中で、あらためて教師の人間性がそのまま幼児の姿として表れてくることを痛感しました。また、援助や環境構成がいかに大切か、そして、保育内容の創造に向けての研修の必要性を強く感じ、職員が一丸となって研鑽を積み重ねてきました。
 これからも保護者との連携を密にしながら信頼関係を深め、幼児ひとりひとりの内面を深く見つめ、タイミング良く手をさしのべられるよう更に専門性を深めていくと共に、教師自身も人として自らを高めていきたいと思います。
 保護者や学校評議員の方からいただいた結果をもとに、1年間を振り返り、平成31年度に進んでいきたいと思います。保護者の皆様、学校評議員の皆様そしてご支援ご協力を頂きました皆様にお礼を申し上げます。ありがとうございました。これからも子どもたちの笑顔が輝く幼稚園であり続けるよう職員一同頑張っていきたいと思います。
               来年度もよろしくお願いいたします。