令和2年度片桐幼稚園学校評価
 今年度は、主体的に遊ぶ子どもの姿をめざし、どのような援助が必要なのかについて、研修を深めたいと考えました。特に、幼児の発達段階や興味・関心に応じた保育環境の見直しをし、教師が環境の構成を工夫することにより、子どもたちが夢中になって遊びを深め、自分から動き出せる力が身につくと考え、研究テーマを“「やってみよう!」主体的に遊ぶ子どもをめざして 〜環境の構成を考える〜”としました。
 研究を進めていく中で、教師が幼児の思いを受け止め、その思いが実現できるように環境を整えたり援助したりしながら保育をしていくことで、幼児の主体的に遊ぼうとする姿を引き出していくことが分かりました。また、教師同士が連携や情報交換を密にすることで、教師一人では分からなかった幼児の姿や思いに気付けたり、子どもの姿を多面的に見つめたりすることができました。今後も、片桐幼稚園の教職員みんなで幼児一人一人への理解を深め、環境構成や援助を考えていきたいと思います。
 
 年度の終わりにあたり、保護者の方々からのアンケート調査や学校評議員の皆様からいただいたご意見をもとに職員で自己評価をいたしました。その結果を一部抜粋して公表いたします。
 
保護者の評価
    A:そう思う
    B:まあそう思う
    C:あまり思わない
    D:思わない
    E:わからない
    無回答
園の自己評価・学校評議員の評価
    A:極めて達成度が高い
    B:概ねできている
    C:課題を残している
    D:課題が多く改善が必要である
 幼稚園の自己評価については、4段階の評価基準を設定し、自己点検・自己評価を行いました。また、第三者評価(学校評議員)についても、4段階の評価基準を設定し、評議員会及びアンケート調査により評価していだきました。保護者評価については、5段階の評価基準を設定し、アンケート調査により評価していただきました。
保護者「アンケート調査」の結果集計と園の自己評価・学校評議員の評価・一覧表
 
 項 目 番号 内         容 保護者の評価(%) 自己評価 評議員
評価
A B C D E 無回答
教育活動 教育目標
教育課程
1 子どもは、幼稚園に通うことを喜んでいる。 82 18 0 0 0 0
2 幼稚園の教育目標(遊ぼう 学ぼう 楽しもう 笑顔いっぱい)を知っている。 66 18 11 5 0 0
教育内容 3 子どもは、起床・食事・就寝・排泄などの習慣が身についてきている。 66 34 0 0 0 0
4 子どもは、友達と遊ぶことを楽しんでいる。 89 8 0 0 0 3
5 先生たちは、子どもに丁寧に温かくかかわっている。 79 21 0 0 0 0
6 幼稚園は、小学校との交流を通してあこがれや期待感をもたせている。 45 45 6 0 2 2
7 子どもは、いろいろなことにチャレンジしてみようと思うようになった。 55 45 0 0 0 0
8 子どもは、異年齢児との交流を通して、いろいろな友達とかかわるようになった。 56
32 8 0 2 2
幼稚園経営 組織運営 9 先生たちは、力を合わせて子どもの教育活動にあたっている。 75 21 2 0 2 0
安全管理 10 子どもの安全に配慮している。                      
(交通安全指導・遊具の点検・避難訓練など)
74 26 0 0 0 0
保健管理 11 幼稚園は、子どもの健康を守るための計画をし、実施している。 
(定期健康診断・感染症対策など)
82 18 0 0 0 0
12 先生たちは、子どもの健康状態を把握している。 71 29 0 0 0 0
教育環境整備 13 幼稚園は、環境整備や清掃が行き届いている。 71 29 0 0 0 0
家庭地域





情報提供 14 園の情報を園だよりや学級通信、写真掲示、ホームページを通じてわかりやすく伝えている。 71 29 0 0 0 0
15 個人情報は守られている。 71 29 0 0 0 0
保護者・地域との連携 16 幼稚園は、保護者や地域の人たちの要望や意見を聞く機会を設けている。(アンケート調査など) 45 55 0 0 0 0
17 地域の人や保護者などの、保育ボランティアが幼稚園に来ていることを知っている。 45 39 8 0 5 3
18 あなたは、幼稚園での活動に参加している。 66 30 2 0 2 0
子育て
支援
19 幼稚園は、教育相談や園庭開放を行っている。 87 13 0 0 0 0
20 何でも気軽に先生に相談できる。 68 29 3 0 0 0
21 預かり保育は必要である。 79 18 0 0 3 0
22 子どもを、この幼稚園に通わせてよかった。 92 8 0 0 0 0

 
 項目1: 子どもは、幼稚園に通うことを喜んでいる。


すべての家庭において、幼稚園に通うことを喜んでいると答えてくださいました。お家での生活を基盤とし、安心した環境の中で、子どもたちが幼稚園に通っていると思います。また、幼稚園での教育にご理解をいただいている保護者の方々がいるからこそ、存分に園生活を楽しんでいるのでしょう。今後も、家庭と連携を取りながら、子どもたちが幼稚園に行きたいと感じていくような毎日を積み重ねていきたいと考えています。
 項目5先生たちは、子どもに丁寧に温かくかかわっている。
 

すべての家庭において、先生たちが子どもに丁寧にかかわっていると答えてくださいました。一人一人の子どもを大切にし、その思いを十分に受け止めて保育していきたいと思っていました。子どもたちに丁寧に温かくかかわる中で、子どもとの信頼関係も、保護者との信頼関係も築くことができたように思います。今後も,一人一人の子どもの思いに寄り添い、笑顔で温かくかかわっていきたいと考えています。
 項目8:子どもは、異年齢児との交流を通して、いろいろな友達とかかわるようになった。


◆今年度は、コロナ禍の中、三密を避けるようにしていたため、なかなか異年齢児の交流ができませんでした。そこで、職員で話し合い、2学期からの交流を模索してきました。年少・年中・年長が数名ずつ集まって「なかよしグループ」を決めて、朝の体操をしたり、一緒に活動したりすることを少しずつ積み重ねてきました。年長児は小さい子に優しくしたり、年少児は大きな子に憧れの気持ちをもったりして、かかわりを深めることができました。片桐幼稚園の子どもたちみんなが名前を呼び合い、クラスの枠を超えて一緒に遊ぶようになったことは、とても良かったと思います。
 項目12:先生たちは、子どもの健康状態を把握している。


◆今年度は、特に子どもたちの健康管理には配慮してきました。毎朝、正門で健康カードを確認するとともに、登園後の子どもたちの様子も複数の目で見るようにしてきました。また、幼稚園での子どもの様子についても、細かく保護者に伝えていくようにしました。今後も、感染症拡大防止に心を配りながら、子どもたちの健康状態をしっかり把握していきたいと思います。
 項目14:園の情報を園だよりや学級通信、写真掲示、ホームページを通じてわかりやすく伝えている。
   

◆ホームページや保育室前のボードを使って、子どもたちの活動の様子をできるだけタイムリーに知らせるようにしてきました。実際の写真を見ていただくことで、保護者の方に幼稚園教育を理解してもらうことができ、お家での子どもさんとの会話にもつながったようです。また、園の情報についても、できるだけわかりやすくお知らせできるように、園だよりやホームページで伝えてきました。今後も、さらに園の情報を広く情報発信していきたいと思います。
  項目22:子どもを、この幼稚園に通わせてよかった。
   

◆すべての保護者が「この幼稚園に通わせてよかった」と答えていただきました。毎日子どもたちとかかわる中で、保護者にとっても子どもたちにとっても、笑顔いっぱいの楽しい幼稚園でありたいと思っていました。職員にとっても、楽しい毎日を過ごすことができました。今後も、保護者の皆様と共に子どもたちの成長を喜び合える幼稚園、子どもの思いを第一に考え子どもたちの笑顔が広がり笑い声が響き合う幼稚園を目指して職員一同研鑽を積み重ねていきたいと思います。
 
・子どもの成長がすごく分かるし、幼稚園に通って友達や先生と一緒に遊んで学んでいると思います。

・教育として子どもにいろんな経験をさせていただいて、幼稚園に通わせたことが良かったと心から思います。すべての場面でとても丁寧に取り組んでくださったことに感謝します。

・いつものびのび楽しく遊んでいます。先生方も丁寧に指導してくださりありがたいです。地域に根付いた行事も多く、いろいろと計画していただいて本当にありがたいです。

・今のこの厳しい状況の中で、たくさん工夫して行事を行ってくださり、ありがとうございました。少しでも子どもの幼稚園での様子を見ることができて嬉しかったです。

・コロナ禍で今まで通りとはいかない中でも、感染対策をしっかりしながらもゆったりと構えて子どもたちと接してくださる事に感謝しています。

・コロナ禍の中、園行事を中止にするのではなく、どうやったら開催できるのかと試行錯誤していただける姿に、感謝しかありません。

○保育に工夫が見られ、静と動の活動を上手く取り入れている。教育的意義に沿った保育がされている。
○園内外の自然環境を上手く取り入れながら、保育を積み重ねている。
○片桐レンジャー(父親参加型保育)の教育的意義は大きい。子どもにとっても父親にとっても、体を動か して思いきり遊ぶことは良いことである。
○幼稚園はいつも環境をきちんと整えている。適切な環境の中で、幼児が毎日を過ごしていることが教育に 繋がっていく。
○健康が一番である。元気に幼稚園に通うことができるよう、コロナウイルスの対策を行い、今後も手洗い うがいの励行を続けるなど、生活習慣を整えていってほしい。
○今年度は無理であったが、幼保小の交流を積み重ね、連携を深めることを大切にしてほしい。 
○少ない教職員であるが、それぞれが自分の役割をしっかりと果たし、幼稚園運営をしている。よくがんば ってくれていると感じる。
○ホームページや園通信などを通して幼稚園の様子を発信していることがわかった。幼稚園の具体的な姿を 知らせていくことはとても重要なので、今後も情報発信をしていってほしい。
○今年度、コロナ禍の中でも子どもたちにとって意義のある地域の交流を行っていた。片桐という地域・ふ るさとを大切にする子どもたちに育つよう、今後も地域とのつながりを大事にしてほしい。

 学校評価アンケートでたくさんのご意見をいただきましてありがとうございました。
 子どもたちにとって、幼稚園は初めての集団生活を過ごす場となり、初めて出会う人やモノ、初めての活動がたくさんあります。時には友達と笑い、時にはけんかをし、新しいことにチャレンジすることにワクワクしたり、難しいからと戸惑ったり・・・。園生活を送る中で様々な感情体験を味わいながら、子どもたちは心も体も大きくなっていきます。今年度、幼稚園で先生や友達とかかわる中で、片桐幼稚園の教育目標である「遊ぼう 学ぼう 楽しもう 笑顔いっぱい」の子どもたちに成長してくれました。
 今年度は、コロナ禍の中で様々な制約がありました。特に今までのようないろいろな交流ができず、職員間で何度も話し合いをし、コロナ禍でもできる交流を工夫してきました。特に、保護者の方が率先して保育ボランティアとして活動してくださったことに感謝しています。

 これからも保護者の皆様との連携を密にしながら信頼関係を深め、子どもたち一人一人の思いを受け止めながら、幼児期に育てたい資質・能力を育んでいけるよう、教師の資質を高めていきたいと思います。
 保護者の皆様、学校評議員の皆様そしてご支援ご協力を頂きました皆様にお礼を申し上げます。ありがとうございました。これからも子どもたちの笑顔が輝く幼稚園であり続けるよう職員一同頑張っていきたいと思います。