◎総評
・幼稚園の取組である、異年齢縦割り保育『かたにしタイム』や『おはなしだいすきプロジェクト』『えほんランド』は、『響育』として片桐西幼稚園の特色であり、園の良さが表れていてよいと思う。今年度の園の魅力ある取組を、今後も継続してほしい。
・子どもたちとの対話、教師同士の対話を大切にする『かたにしトーク』は、とてもよい取組である。職員が全体的に若くなり、若年層を支え育てていくためにも特に必要だと思う。安定して、職員や保育の質を上げていける職場環境の工夫を今後も大切にしてほしい。
・園と地域との連携『郷育』は大切であり、自分のふるさとは大きくなった時の宝となる。今後も地域として協力していきたい。
・園児数減少が課題であり、公立幼稚園が厳しい現状であることが分かる。課題に対して、園として様々な対策を考えているのを感 じる。園の魅力的な取組や保育内容を、対外的にアピールし、地域の入園前対象の方に事前に伝わるようにしていく必要がある。
・園庭の排水状況が改善されてよかった。今後、老朽化した遊具が改善され、魅力的な環境になることで、園児獲得にもつながると 思う。また、遊具がない状況に応じた保育内容を見直し、援助の仕方を工夫する努力も重ねてほしい。
◎教育活動
・子どもたちが生き生きと活発に過ごしている姿が印象的であった。各保育室の壁面制作や絵画からも、子どもたちがよい情操教 育を受けていることが感じられた。
・異年齢縦割り保育『かたにしタイム』で、異年齢児同士が自然に関わっている姿が見られてよかった。異年齢の関わりから学ぶことが多くあると思うので、今後も継続してほしい。
・『えほんランド』は、小学校での読書タイムに接続しているよい活動だと感じた。
・今後コロナも5類になるので、来年度からは、保幼小間で子ども同士の交流も再開できればと願う。今後の感染症の動向を見な がら、幼小交流も模索し、変わりつつ状況の中で最善のことができるとよい。
◎学校運営 ・園内の清掃が行き届き、園内の雰囲気もよいと感じる。
・先生方の丁寧な関わりや、安心・安全を心がけた環境作りがよいと感じた。
・『かたにしトーク』で、自由に話し合えるよい職場関係の構築がなされているので、継続できる状況を望む。
・子どもたちがマスクを外せる状況になったことは、大きな変化である。今後、大人もはずせることで、もっと心が通い合うだろう。
◎情報発信・
地域とのつながり
・地域に根付いた魅力ある幼稚園を作り上げようと努力している。園児獲得のためにも、園の魅力を地域へ具体的に発信する、地道な努力を重ねてほしい。
・幼稚園の活性化のためにも、小学校との接続という点をアピールし、地域の幼稚園であることを強みにしてほしい。
・園長通信やホームページ、動画等、保護者に園の様子を伝える取組がよいと感じた。保護者や地域の方ともよい関係が築けていると感じる。
・厳しい現状の公立幼稚園を応援できるように、PTA連合も応援する体制を整え支えたいと思う。
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