夏休みにカチカチ山を訪ねて 高1 MK 僕の住む山口県宇部市は自然が比較的多い。別の言い方をすると、たんに田舎ということになるが、昆虫の生息数もそれなりに多いようだ。しかし、なぜか地味な虫が多い。真昼間にピカピカ光る虹色の玉虫が目の前を飛んで行ったり、大きな紫色のオオムラサキがクヌギの木の樹液を吸っていたり、夜は2本の角を持った巨大な甲虫がブンブン飛び回っている、なんてことはまずない。だから、そんな光景が普通に見られるカチカチ山は僕にとって驚きの連続だった。 まず驚いたことは、かなりの数のクヌギの木から自然に樹液が出ていたことだ。山口県はクヌギの木自体それほど多くなく樹液の出る確率もかなり低いようで、樹液に虫が集まるという光景もあまり見ることがない。たまに樹液の出る木があるが、周りに産卵場所も幼虫の餌もなく、その木もいつ樹液が出なくなるか分からないという状況では、樹液をエサとするクワガタ虫やカブト虫などの昆虫の安定した生息はありえない。 ![]() 里山は整備されなければすぐ竹などに侵食されて日当たりが非常に悪くなり、竹より弱く成長の遅い広葉樹はすぐに枯れてしまう。そんな場所ではごくごく限られた一部の虫以外生きて行くことはできない。 里山を整備していくことの重要さを改めて実感した。 戻る |
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