平群里山クラブ

                
     ササユリが蘇った!   〜待ち望んだ衝撃の一瞬〜
                          
6月15日(金)の午後、KATIKATI山の北斜面。会長が伸びた笹を刈っていた時、偶然に発見。「これ、ササユリと違うか」という叫びで、跳んでいってみると、何と、白とピンクのササユリが2本、堂々と咲いているではないか。ほのかに香りながら白い花は一輪、ピンクの花は二輪、その高貴な姿を誇示するかのようにかすかに揺れていた。尾根道から少し下がったこんな北斜面で、人に見つからないように、けなげに咲いているこの美しい百合を、どれほど心待ちにしていたことか。私が最初に発見できなかったのは残念だが、会長に発見されたササユリは本望だろう。3年前、2人でこの笹と竹に覆われた藪山を脱水状態寸前になりながら刈りまくったのも、この日の衝撃をひそかに期待していたからではなかったか。隣地の長老の方達から30年前の里山の状況をよく聞かされていたが、ササユリの咲いたあたりは畑であったらしい。はじめ2本の孟宗竹を植えたのがどんどん広がって、藪になってしまったようである。自然は魔法使いだ。おそらく20年間は藪におおわれて、陽も当たらない場所で隠れていた百合を、藪が取り払われて3年目にして花開かせるとは。ササユリ再生は里山再生の象徴的出来事である。来年は他の場所でもササユリが復活してくることを期待したい。 
   U.T 

                                                                                                         
「ほのかなる 香りの中に ささの百合」  信子  

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