日本瓦の特長と性能

Air 　通気性　・・・・・瓦は一枚一枚の重なりから屋根を作り上げます。
従って、瓦屋根には空気が自由に出入りでき、屋根裏にこもった熱気や
湿気を追い出すことができます。屋根全体のエアーコントロールの役割を、
自然換気の形で瓦が果たしてくれるのです。　

Heat　断熱性・耐熱性・・・瓦は四季の温度差にも強く、断熱効果にも優れています。
瓦屋根が通気性が良いのに加え、瓦一枚一枚の熱伝導率が他の屋根材に比べ
最も小さいという科学的な裏付けがあります。瓦屋根は冷暖房効果の高い家を
作り出すと言えます。　

Ｎｏｉｓｅ　遮音性・・・伝統的な日本家屋の、あの深々とした静けさを、思い出してください。
瓦屋根は激しい雨さえ気にならないほど、優しく物音を吸収してしまいます。
「わびさび」を基調とする静の日本家屋の様式を、瓦は支えてきたといえるのです。　

　Ｓｔｒｅｎｇｔｈ　強度・・・瓦は屋根にのぼって作業する場合でも、
割れたりひびが入ったりすることはまずありません。
積雪地帯の豪雪にも耐えられる強さを、瓦はもっています。

Ｗａｔｅｒ　防水性・・・高温で焼き締められる瓦は硬く、吸水率も他の屋根材に比べ
低いのが特長です。瓦に水が染みても雨漏りするという心配は全くありません。
また形状も水はけの良い形になっており、水切りが良いのも瓦の特長です。