万葉文化館


	＜工事開始＞
		2000年8月より、奈良県明日香村において、万葉ミュージアムの屋根工事が行われています。建設工事は竹中工務店が元請けとなり、屋根工事は『奈良県瓦工事業協業組合』として請け、奈良県内から希望のあった組合員の屋根工事店さん達が、協力して行なっています。そして、当社も現在（9/22現在）1チームを現場に派遣して、参加させてもらっています。

＜屋根材は？＞

使用される屋根材は、万葉ミュージアムのために特別に造られた瓦で、
1枚が一般住宅で使用される瓦の3～4倍もの重量のある、大きな瓦を使用しています。

瓦は、練った土を釜で焼き上げる、いわゆる『焼き物』なので、
製造段階でどうしても　幾分かの『ねじれ』が発生します。
今回使用されている瓦は、一般よりも大きいために、その『ねじれ』が大きく出てしまうのです。
そのために、工事には大変な苦労が掛かっているようです。

	＜職方の感想は？＞
		「現在は、『桟打ち』・『瓦揚げ』といった初期工事が中心で、体力的にも大変でした。また瓦も『ねじれ』がキツく、瓦1枚収めるのにも、削って修正を行いながらの工事であったので、大変でした。しかし、今後の仕事の為にも、良い経験ができたと思います。｣（職人‐山本談）

		「建物が大きく、気が遠くなるような現場でしたが、あちこちの職人さん達と共に仕事をさせて頂き、いろんな話をしながらの作業だったので、キツい作業も楽しくできました。」（手伝‐穴見談）