(2020年 4月 UP)

これまでは屋根といえば、土を乗せて瓦を葺いていく

『土葺き工法』しかありませんでしたが、

数々の地震や台風での経験により、現在では強くて安心な

屋根工法が色々と考えられています。ここでは、土を使わない

『空葺き工法』の中でも、当社がお勧めする屋根軽量工法を

いくつかご紹介します。

 また最近開発されてきた、瓦自体に防災機能を備えたものを

併用することによって、さらに安心で快適な瓦屋根を

ご提供させていただけます。

断熱縦横桟打ちロック軽量工法
屋根に防水シートを張り、その上に横桟木を打ち、

横桟木の間に断熱材を敷きこみ縦桟木を打って、

瓦の引掛け爪を横桟木に掛けると同時に縦桟に

瓦のロック溝をはめ込んで、錆びないステンレススクリュー釘で

留め付ける工法です。

 瓦自体の断熱効果に加えて、瓦下に断熱材を使用しますので、

冷暖房費を抑えることができ、横桟木で下へのズレを、

縦桟木で横へのガタツキを防ぎます。

快適性と安全性を兼ね備えた工法です。

縦横桟打ちロック軽量工法
屋根に防水シートを張り、その上に横桟木と縦桟木を打って、

瓦の引掛け爪を横桟木に掛けると同時に縦桟に瓦のロック溝を

はめ込んで、錆びないステンレススクリュー釘で留め付ける工法です。

横桟木で下へのズレを、縦桟木で横へのガタツキを防ぎ、

地震や台風にも安心の和瓦工法です。
横桟打ち軽量工法
屋根に防水シートを張り、その上に横桟木を打って、

瓦の引掛け爪を横桟木に引掛けて、錆びないステンレススクリュー釘で

留め付ける、現在最もスタンダードな工法です。

 これまでの「土葺き工法」とは違い、土をほとんど使わずに

済むので屋根を軽くし、横桟木で瓦が下へズレるのを

防いでくれるので、安心の工法です。

ガイドライン工法
瓦屋根の耐震耐風力を改善するために、建築研究所や

全日本瓦工事業連盟らが中心にまとめた、科学技術的データに基づいた

瓦屋根の施工方法をとりまとめたガイドラインに則った工法です。

 防水シートや瓦桟木、釘などの材質やサイズ、瓦の留め付け方法などを

データを元に細かく取り決められています。

 上記の工法をこのガイドラインに合わせて工事することによって、

いくらかのコストアップになりますが、さらに安心な工法になります。

   
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