3度目の名古屋。一昨年、国際資格ゲットした年はトップ集団と交差する18.4`地点で関門アウト。
昨年は30`地点でアウトになってしまった。目の前で関門閉鎖のロープが降りてくるショックは言葉に表せないくらい。なのに、やっぱり名古屋のfinishタオルが欲しかった。瑞穂陸上競技場に、収容バスではなく、自分の足で帰ってきてみたくて、一年頑張った。
でも、夏のロング練習から持病の坐骨の痛みを庇い、足底腱膜炎、ハムストやふくらはぎの痛み等、故障続き、タイムも一向に伸びず、やっぱりムリなのかと半ば諦め、半ば開き直りの今回の名古屋。ダメ元で今回ダメならきっぱり諦めようと思っていた。
それに、何といっても憧れのQちゃんの集大成となる今年の名古屋。
春のハーフで30分を切って、資格更新できたから、こうして彼女と同じスタートラインに立つことができる。それだけでも幸せなことだ。
スタート前。競技場はすごい人。
アップするQちゃんを追っかけ、自分のスタート前の準備もそこそこに、写真を撮りまくった。(^O^)
抜けるような青空が嬉しい。名古屋特有といわれる風もない。
気温も高め。けど、今週休んだ割に、坐骨とハムストが硬くて不安。でも、もうなるようにしかならない。
12時15分スタート。
今回は先頭集団もゆっくりという予測だから落ち着いて、と言い聞かせる。
1`の入り4分13。足はいつものスタート時ほど軽くない、どちらかといえば重く感じる。こんなのでフル走れるのか、不安がよぎる。
5`通過21’34” やっぱ少し速い。先頭集団は17’53” 安全というプラカード。去年よりも遅い。
落ち着いて。スタート前、指導を受けているかたにアドバイスされたように、4分半くらいのペースで押していくくらいにしないと。
ビルの影はそうでもないけど、陽射しが照りつけるとかなり暑い。
そのせいか10`辺りで意識がふっと遠のくような瞬間があった。スペシャルドリンクのアミノバリューコングが濃く感じて給水のコップの水も飲む。スポンジの給水も首筋にかけ、唇をしめらせた。湿度も低そう。
大阪のペースでいけば、名古屋も完走できるからと言い聞かせ、一定のペース保つよう心掛ける。
折返しで、先頭集団が見えてきた。
Qちゃんがいない。暫くしてみえたQちゃんの姿は悲壮なくらい全身血の気がなくて痛々しかった(T_T)
名古屋城を周回し、20`あたり、右足底に違和感。足の着地の角度を変えたり力の入れ方を変えたり、
何とか凌ごうとする。大きな痛みに繋がりませんように・・・
それに最悪なのは、計測ボタンを押し間違えて、ラップは計れるけど、トータルタイムが計れなくなってしまったこと。またやってしまった自分のどんくささを嘆いてみてもはじまらず(>_<)
とにかく、4分半から4分37くらいでいければ大丈夫との指示のもと、ペースをキープすることに意識を集中しているので、1`ごとが意外に速く感じられるのがありがたい。
↑25`あたり
26`あたり、普通なら少しずつ落ちていくのに、足はよく動いているのがわかる。
30`関門を超える。残り10`余り。少し上り坂だがあまり苦にならない。
↑30`関門通過
収容バスに追い抜かれる。バスの中の選手の人と目が合う。二度経験したバス。今年こそは絶対に乗りたくない!
できるだけ坐骨にひびかないよう、太もも前側で走るよう心掛ける。
全身の疲労は大きくなってるけど、足は動いている。
苦痛と疲労感で1`がとてつもなく長く感じられる35`以降なのに、今回はほんのわずかだけど、力が余っている感じがする。
ひとつひとつ順位を上げていける。いつも抜かれてあたり前だったのに、何人も抜けてる自分にビックリ。しかも4分50こえずに走れてる。
40`関門。後で足にくるとわかっていても関門閉鎖におびえ、その時に自分にできる限りのダッシュをしてしまう。
名古屋は、これがこわい。 なんとか通過できた。よかったぁ〜〜〜
まもなく競技場。昨年も一昨年も、競技場に帰ってくる選手の人達を複雑な思いで応援した沿道。自分の足で帰ってこれたことが何より嬉しい。相変わらず沿道はすごい応援の人。
いっぱいかけてくれる声援。愛知の天白川走友会の人達。 ありがたい。あと少し。ゴールできるんだ。
マラソンゲートをくぐる。電光掲示板のタイムをみてビックリ!3:11台。えっ、もしかして15分切れる!?
ゴールは目指してたけど、15分切れるとは思ってなかったので、本当にビックリした。安心してる場合じゃない、一秒でも前へ。
ゴール。3゜13'16"
やった!!!
今年のタオルは昨年羨望したピンクじゃなく黄色だったけど、嬉しい。本当に嬉しい。
しかも15分切れるなんて。
1年間、坐骨の痛みがどんどんひどくなって、整体通っても痛くて辛くて、もう止めようと何度も思ったけど、
どうせ止めるのなら自分の全部、名古屋で出し切ってから、と思って臨んだ。
大阪のあと、目いっぱいのトレーニングはせず、身体の声を聞きながら、走りたい日に気持ちよく走ることを心がけたのもよかったのかもしれない。
故障しても、持病があっても、諦めないでがんばってきて本当によかった。
私の憧れのかたからレース前に頂いたメールの一文
「あなたのために、あなたの走りをしてください」
しんどくなったレース途中、何度も心の中で反芻した。
自分の走りができて、よかった。
一緒に練習し励ましてくださったみなさま、明日香の会のかたがた、練習に黙って出させてくれた家族、身体のケアしてくれた整体士のかたがた、沿道のみなさま。感謝です。私ひとりでは決して出来なかったベスト更新、15分切でした。
本当にありがとうございました。
気温スタート時:13.8度
終盤:19度
距離 |
5 |
10 |
15 |
20 |
25 |
30 |
35 |
40 |
G |
5Kラップ |
21:34 |
22:14 |
22:38 |
22:28 |
23:07 |
23:02 |
23:30 |
24:12 |
10:31 |
通過タイム |
|
43:48 |
1:06:26 |
1:28:54 |
1:52:01 |
2:15:03 |
2:38:33 |
3:02:45 |
3:13:16 |
By ナッシー 2008/03/19