Simplon pass
アルプスはまだ遠いがシンプロン峠を感じさせる。普通の交差点も空気はさわやか。

氷河が削った微粒子が水を白濁させるそうだ。

貨物列車もかっこいいと思うのは私だけだろうか。

ローテーションをしながらDomodossolaの町に来た。ここまでは、ほぼ平地。
「Is here Domodossola?」「Yes」だそうだ。
 
Domodossolaの町外れから登り始める。我々の足はこれ位ではへこたれない。

ISELLE statizione ここが電車に乗るか走るかの分岐点。
BRIGAはBrigのことか?昼食のサンドイッチを食べる。

国境。自転車は無視される。パスポートくらいチェックして欲しい。

国境付近からすこしずつ坂がきつくなり少し向かい風になる。

旧道が無くなりハイウエイを行く。高速道路のようだ。トラック、バスがすれすれ追い抜いていく。
向かい風も強くなる。時速4Kmで上っている。ヨロヨロして倒れそう。歩いた方がましか。

登りのきつさと景色のよさ、相殺されない向かい風。
先輩の足が攣りそうだ。先行きが不安。
Simplonの村あたりから急に景色は広くなる。山が大きい。
なんとなく、峠が近い感じがするが、日本と違ってまだ600mは上げなければならない。

パンを干している。なにを作るのでしょう?言葉は全く通じない。

まもなく峠、しかし、ピークが曖昧。切り立ったVの字の切り通しを過ぎるとすぐ下りが始まるのは日本だけか。

ここもまだ峠ではない。寒い。下りに備えて防寒を兼ねた雨具を着用する。
峠で長時間休むと左足の筋肉痛がひどくなってきた。こんなことは初めてだ。さすがSimplon。

Simplon pass。やっと来た。3年かかった。

とにかく怖い。強風のせいかよろけている。勾配もある。ヘルメットにデジカメを付けているせいか?
先輩に追いつかない。ディスクはロックしないか。
幸い、峠付近の工事で後続車は信号で止められて、なかなか追いついてこないので独占状態だ。

もう動画はやめだ。危険過ぎる。
横風が強く飛ばされるかと
後ろに下ってきた道が見える。

Brigの街はもうディナーの時間。

ホテルのレストランで食事。日本語が少し出来るウエイター。地ワイン、ロブスターはうまい。レッドキャベツは甘みがある。
  
何とか越えた。膝が少し痛む。シンプロン峠は手ごわかった。