王冠談義(その3) 王冠談義(その2) 最近入手した焼酎の蓋ですが、銘柄が”やっかん”という大分の焼酎だったのですが、蓋に書いてある文字がさっぱり読めない。銘柄が書いているとも思えない。かろうじて”屋”って思える文字がある程度。文字は”てん字体”と思える印章になんか使っているような書体だからよけいにわからない。左右どちらから読むのかもわからん。右下の蓋なんですが、読める人いてたらすごいです。 酒蓋を記録に登録しようにもわからんので、製造元のホームページからメールで「読み方不明。 なんて読むんですか?」と聞いてようやくわかりました。やれやれ。 文字は”州生屋”と書いてあり、「すうや」と読むようだ。どうやら屋号であるらしい。 右上から「州」、右下に「生」、左に「屋」と書いてある。難しいものです。 話題が変わりますが最近飲んでいた日本酒の名前がまったく日本酒
らしくなく、ワインか洋酒?って感じです。このお酒はオークションで 買ったもので、酒蓋目当てもあったのですが。 名前は、”CICALA”(チカーラ)という福岡県の夏限定の純米吟醸酒
ですが、面白いのがラベルでセミのイラストが描いてあります↓ CICALAというのはイタリア語でセミのことであると。
肝心の酒蓋ですが、セミの絵が描いてあればベストだったのですが、
残念ながらこの造り酒屋の主力商品でである”三井の寿”のふたでした。 していて珍しいものが出ていれば、値段が 手ごろであれば入札するのですが、”珍しさ” が、他の人とは違っているのです。 傾向を見ていると多くの人は、純米酒、吟醸酒で入手困難と謳わ れているものや、人気のある十四代や黒龍などの入札が多い ようです。こちらは自分の持っていない酒蓋の銘柄があれば、 それを狙っていますが、どうもそういうものはオークションでは 人気がなく、高値がつかないのかあまり出品されていないようです。 ところで最近、妻の職場の友人から酒蓋をもらうことがあり、持って いないものも多くありうれしい限りです。本当にありがとうございます。 この場を借りてお礼申し上げます。 厚かましくもまたよろしくお願いします。m(_ _)m −次回へ続く− |
王冠談義(その1) 何やら光沢のある少し厚みのあって、表に漢字が書いてあってコインのようなもの。小学3年生頃に学校で友達がおはじきのように教室脇の荷物を入れる棚ーの上で滑らせ、指ではじいて当てて遊んでいるのをみたときが、王冠との最初の出会いであった。不要な王冠のプラスチックやコルクの部分ははずしている。誰が思いついたのか知らない。それが、あっという間にクラス内でも流行り、自分も集めようと思ったのが王冠集めの始まりであった。 後にわかったことであるが、日本国中いろんなところで流行っていたようである。大人になってから地方に行き王冠を求めていると、「ああ、昔子供がよく集めていたわねえ。大人でも集めているのね。」と言われ、少々小恥ずかしい。 最近の焼酎ブームに押されてか、日本酒の消費がどんどん減り、それに影響されて造り酒屋が著しく減ってきている。以前に造り酒屋を訪ねるためにその住所に行ったが、宅地造成の更地となっていて、なんとも寂しい限りである。最近も地方出身の知人が、地元の造り酒屋が廃業したとか残念な知らせを聞く。なんとかがんばって存続してほしいものである。 王冠についても、残念なことに汎用品が多くなり、面白みのまったくないものも多数ある。中にはせっかく酒屋で購入したりネットで購入した酒の王冠に何の表記もなく、無地のものもあり、がっかりさせられることもしばしば。第一酒が安っぽく感じられる。多少のコストはかかるのかも知れないが、中身だけでなくそれを引き立てるのが王冠でありラベルでないかと思う。何とか個性のあるものを使ってもらいたいものである。 王冠には、鉄、アルミ、プラスチック製と主に3種類あるが、鉄製王冠は、鉄故にだんだんと錆びてくる。塗装やめっきによってある程度防錆されているが十分でなく、アクリル製ラッカーなどで防錆処理を施している。しかし、これも完全ではなく、年数を重ねるたびに錆びてくる。昔に手に入れた王冠も、何が書いてあるのかわからなくなってきているものもあるが、同じものを入手するのはほぼ不可能なものが多い。理由の多くは廃業や、デザイン変更のためである。何とかきれいなままで保管したいものであるが。 |