2009年
 3月例会のご報告


但馬 竹田城観音寺山城

開催日 3月8日(日)
参加者 25名 
担当幹事 川端義憲・周藤匡範氏
コース JR但馬竹田駅現地集合集合 ⇒ (タクシー分乗)⇒ 竹田城大手門 ⇒ 観音寺山城 ⇒ 
 竹田城(北千畳 ⇒ 井戸曲輪 ⇒ 本丸 ⇒ 南千畳 城内一巡) ⇒ (徒歩)麓の屋敷跡・寺町等
(天守台下での記念撮影)
(竹田城の登り石垣)
(観音寺山城の虎口石積み)

 竹田城は、城郭ファンの間ではあまりにも有名ですので、ほとんどの会員さんが一度は訪れたこのあるお城であると思います。 

 そこで今回は、一般にあまり知られていない尾根伝いの北東に位置する観音寺山のピークに築かれた”観音寺山城”、北千畳から北西に下った山腹に残されている”登り石垣曲輪”などの遺構を含めて見学してきました。

 午前11時35分、JR竹田駅に集合、予約していたタクシーに分乗して山頂の大手門下に向かう。 城跡説明板の前で簡単な説明の後、さっそく”観音寺山城”へ。

 見付櫓下を北千畳の北東に回り込み、急坂を下って尾根道を歩くこと約10分。 この観音寺山城は、独立城郭ではなく、「竹田城」の出丸とのことであるが、本丸が総石垣であるのとは対照的に土造りの山城遺構となっており、織豊期以前の太田垣”竹田城”の面影を連想させてくれる。

 竪堀・虎口等の遺構を確認した後、北千畳まで引き返し、眼下に広がる風景を楽しみながら昼食を取り、本城の散策を開始した。

 北千畳西側の虎口から下り、”井戸曲輪”を見学後、”登り石垣曲輪”に向かう。 途中から道のなくなる急斜面を下ること約50m、”登り石垣”を伴う曲輪群に着く。

 2〜3段の段曲輪の北東面を連結する形で、高さ約2mの”登り石垣”が約20mに渡って構築されている。 この石垣は、”井戸曲輪”の防衛を意識したものであると云われており、石垣の最下部より見上げると、小規模ながら結構な迫力である。

 再び城内に戻り、”北千畳”から”南千畳”まで一巡する。 いつもながら”縄張りの巧妙さ”を再認識しつつ、その副産物であろう”石垣の美しさ”を満喫しながら、下山。

 最後に麓の屋敷跡・寺町等を見学して、帰路についた。

 (報告者 周藤匡範、川端義憲)




TOPページへ 過去の月例会で
訪れたお城一覧