2012年
 3月例会のご報告


近江 小川三城

開催日 20121年3月11日(日)
参加者 20人
案内講師 なし。
担当幹事 川岡 洽・平田和久

小川城主郭の土塁と石積
小川城主郭虎口
小川中城の堀切
小川西城U曲輪土塁と虎口

この日、天気晴朗なれども肌寒し。 登山口で受付を済ませ、探訪城郭の説明をして出発。 小川城・小川中の城・小川西の城の順に山頂から下りながら見学することとし、まず小川城本丸を目指す。

地道ではあるが、車が通れるなだらかな登り道を40分歩くと城域に着いた。 主郭北東の尾根にある出城(砦)2ヶ所を見学し、戻って曲輪Tで昼食。 ここには石垣があり土塁が四方を廻っていて天守の穴蔵のような感じだ。 礎石もあり、倉庫用の建物が建っていたのではないかと思われる。 小川城で一番広い曲輪Uを見た後、背後・南側の堀切を通って少し降ると曲輪V(出郭)にでる。 堀切と土塁で東側がガードされている。

小川城の城域を離れ、尾根を右に左に振って降りていくと、小川中の城の堀切が迎えてくれる。 中・小・大・特大の4連堀だ。 竪堀も伴う特大の堀切は、切岸が非常に高く、城側の土塁は翼を広げて覆い被さっているような形だ。 この背後・西側にある曲輪Tは、四周の切岸が高く、3城の中では一番広い。 ここで家康が一夜を過ごしたと云われている。

下がると、直ぐ向かいの山裾にお寺が見える。 その裏山一帯が小川西の城だ。 寺の裏から登り始め、すぐ曲輪Vに着く。 三方が土塁に囲まれた郭だ。 北側の土塁を西進すると鍵の手になった土塁と堀が上下2段ある。 見所の一つだ。

 北眼下に井戸跡が見える。 鍵の手を下段・上段と歩き、三方を堀で囲まれた曲輪Uに出る。 西南角の土橋を西に渡って細い土塁上を北へ登る。 頂部から、目の前に畝状竪堀が4本見える。 すぐ上が曲輪T(主郭)だ。 周囲の土塁は低い。 次に、直ぐ西側の曲輪Yへ。 三方に土塁がある。 曲輪Xを南西下に眺めながら西に進むと櫓台のような土塁、続いて大堀切。 渡ると曲輪W。 その西はまた大堀切。 中の城ほど切岸は高くないが、大きい。 その北西へ横堀が約50m続き、その先端で東西の堀切とTの字に交わる。 交点から北西に向かって竪堀が50m超降っていく。 これで一応、城の端まで見た。帰路、曲輪Tの西側斜面で5本の畝状竪堀と思われる窪みを見つけた。 専門家の認定を受けることができれば、曲輪Tは、東西に畝状竪堀を持つという発見だ。

一行は、曲輪Uの南を通って降り、バス停まで歩く。来たバスには往路と同じ運転手さんが座っており、一同何となく嬉しくなる。例会は、途中雨にも遭わず、「信楽」駅で無事解散できた。

報告 : 川岡 洽



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