郷ひろみさんの“アルバム曲感想集”〜40代〜
(ベスト盤・ライブ盤・サントラ盤を除きます)

33.く・せ・に・な・る      1996年(平成8年)7月発売 〜40才〜

1

く・せ・に・な・る〜Album Version〜 武道館でのライブが懐かしい!ですね。久しぶりの悪の陰りが漂うひろみさんで
す。にしても軽々と歌ってるけど、この曲難しいネ。アルバムのバージョンも良いし、
シングルの古臭さを人工的に味付けしたヤツも良かったね。

バラードと同時発売という嬉しい発売日…ジャケットが悩ましくてレジに持って
いくのが恥ずかしくて、もう一枚のバラードを上にして出したのでした(笑)
短いジャケットを着て、歌って踊るひろみさんの動きは本当に美しい。
武道館のオープニングは圧巻でした。オリジナルバージョンをダンサーと歌う姿も、
会場から歓声があがったほどでしたね。

2

わかっちゃないよな 歌詞の中の男言葉がものすごく女性心をくすぐる歌です。
好きだって思うから冷たくしてる…機嫌とるような電話はしない♪
言葉もいいけど、それが乗ってるメロディが絶妙。
ちょっとソウルフルな響きにひろみさんの声がすごくマッチしてます。

3

もう…だめさ イントロを聞くと、コンサートでギターを抱え、セリからあがってくるひろみさんの
姿が浮んでくる。身体にフィットしたシャツがなんとも言えずセクシーだった。
これは松井五郎さんとひろみさんの共同の作詞のようだけどひろみさんはどこに
こだわったのかな。
抱いたばかりでも すぐに抱きたくなる〜…♪
なにも知らない強さと すべてを知った脆さと〜♪など、印象に残る詞が多いです。
大好きです。

4

Don’t leave you alone とっても難しいバラードだと思う。途中からメロディーがガラっと変わったりリズム
も変わったり。かなり聞き込まないと曲の良さがわかりずらいかも。
このプロモーションビデオは良かったな。ビルの屋上でNYの夕焼けをバックに歌う
姿は、まさにこの曲のイメージだと思う。コンサートでの夜景シーンも素敵だった。
NHKの”のど自慢”で歌詞を間違え、すごい即興で歌った珍しいシーンもありましたね。

5

爪を噛みたがるJEALOUSY これはすごく深い曲、名曲です。なんといっても松井さんの歌詞が素晴らしいし、
それを表現するひろみさんの歌声のせつなさにリアリティーがありすぎて歌詞の
一つ一つをかみしめながら聞いてしまいます。松井さんはどこでひろみさんのこと
を、こんなによく見てるんだろう、と思ってしまう曲。

6

罪の景色 もー、やぼったい!あの十代の頃の『夕暮れの街』や二十代の頃の『夏のページ』
『サーカスの少女』あたりのアノ魅力が不倫という形で結実するなんて…。
この気弱さ、このやぼったさこそ郷ひろみのひとつのテーマじゃない。
永遠の愛を誓うHIROMI GOより言葉につまるよなしぐさの彼が一番カッコイイと
思います。だから『爪を噛みたがるJEALOUSY』も絶品です。

このイントロはなんて美しいのだろう。私の中ではこの曲の景色は暗い水面なの
だけど、年上の女性を歌っているのかな。許されない愛に、この先この二人が
どうなるのか、続きが見たくなるような曲です。切ない。

7

裸の夢 個人的にこれはシングルにしてほしかった、としつこく思ってる(笑)
とにかくイントロから編曲から、間奏もすべてが私の好み。
この気持ちはもう止まらない、君を離せない〜♪のボーカルは最高。
誰かに消せる恋じゃない〜♪で、参りましたって感じ、その後のメロディの展開は
本当においしすぎます。こんなシングル出して欲しい。

8

甘い束縛 お天気のいい日に、これをボリュームあげて聴きながらドライブしたい。
これもカップリングなんですよね…もったいない。この頃のひろみさんの周りには
本当にものすごくいい曲が集まってきて選曲も大変だったのかもしれないけど…
歌ってる姿、見てみたいな。

9

こんなに好きなのに シングル”逢いたくてしかたない”と同じ作家陣なのがうなづけるほどおしゃれな
歌謡曲であり、バラードだと思う。哀しい曲だけど、男の弱さを自分で認めて相手に
謝ることを歌に出来るのはひろみさんのボーカルであり、松井さんの詞であり、
都志見さんのメロディーだと思う。憂いを秘めたボーカルがたまらない。

10

どんなに君がはなれていたって これも実にいい曲だなぁ…。いい意味で歌謡曲の正統派であり、サックスが
古臭そうで、古くない、その辺がなんとも言えない。去年のクラブパーティーで
歌ってくれたこの曲。ひろみさんはどうして急にこの曲を選んだのかな。
ファンに向けて、離れていても忘れないよ、と言ってくれてるようで嬉しかった。
昼ドラの主題歌だったけど、ドラマの雰囲気がドタバタで曲のイメージに
合わなかった気がしたのが残念。

11

いつもそばに君がいた コンサートの最後に歌ったら、素敵だろうな…って思うのに、実は一回も歌った
ことないんですよね。最初に聴いた時は、いかにもありがちなバラードかな?って
思ったけれど、実に聞き込むほどに心に響いて、そんなことを少しでも思ってしまっ
た自分を恥じるのであった。涙腺がゆるくなる曲。
 

34.心のカギ           1998年(平成10年)6月発売 〜42才〜

1

Shuffle アルバムのオープニングを飾るにふさわしいノリノリのナンバー!なんてファンの
女性にとっちゃそれどころじゃなかったよね、この頃。僕自身は彼の、ケリのつけ方
に「成る程、こんなヤリ方もあるよな」って納得しました。芸能レポーターに先導され
た、たかだか10分の会見でお茶を濁すより、「みんな見たいでしょ。うん、わかっ
た。見せてあげるよ。でもこっから先は駄目だよ。」っていうことなんすよね。
なんて自分の職業にストイックなんだ!と思いました。

2

demerit これも名曲!特にサビの部分のドライブ感!なんてゴージャスなんでしょ。
「郷ひろみは最低の男だ。大学受験の時と同様、知的にみせたくて『ダディ』って
本を出版した。」なんて言った女性作家がいたけど…。ホント、ばか!本を出すこと
がそんなに知的な作業かね!?それに、知的に見られたいなら、他人より3年も遅れ
て、日大は受けないよ。彼女の小説を読む気がしなかったのは、男心をわかって
ないって思ったから。全然、男の意地ってもんを理解してない!って思いました。

上のコメントに激しく同感します(笑)私はこの週刊誌に抗議文を送りました
(それもどうかと思うが(^_^;))彼のような血のにじむ努力をした人間を簡単に切って
捨ててほしくないです、彼女のような人に。
この曲は98年のコンサート2曲目で、黒のスーツでびしっと決めて歌い踊るひろみ
さんが脳裏にいまだに焼きついています。サビではつい、指のフリをしてしまう。

ひとりが寒くなる…♪明るいひろみさんが大好きだけど、こんな歌を歌うと、
またイイんですよね。でも、このアルバムに漂っている雰囲気は苦手でした。

3

きみにMISS YOU はっきり言って、この曲は聴きたくありません。ひろみさんも歌うことはないのでは、
と思います。でも、あの頃のひろみさんの言葉がそのまま歌になってるようで、
それはある意味貴重かもね。

とっても綺麗なメロディーなので、別れの歌にしておくのはもったいない。
歌声は優しさと哀しさに溢れているけれど、あくまでもプロとして歌っているのが
逆に切ない気がする。聴くのは辛い曲だけど、このアルバムにこの曲を入れた
意味を忘れないでいたい。毎年4月になるとこのときのことを思いだす。

作詞はひろみさん本人ということもあって、歌詞の方を聴いてしまってたけど
(好きじゃない…)、でも、広瀬香美さん作曲、というのは意外でした。

4

華を贈る 題名が素晴らしいのと、歌の世界の設定が日常にありがちな気持ちを実に
自然に書いている、そしてボーカルも素晴らしい。お気に入りの曲です。
幸せの邪魔はしない あの日決めた〜♪は明るく歌いながらも、この時の彼の
状況をリアルに語っているようで、ちょっと切ない。
さりげなく季節ごとの花を贈る〜♪歌詞は、花なのに題名は華なのが実にニクイ
作り。一度生で歌ってほしい曲の一つ。

5

KISSが哀しい この曲も哀しい思い出が付きまとうけど、ギターの音色とプロモーションビデオ
の妖しさがとてもマッチしていて、曲としては最高の出来だと思う。
間奏部分でターンするのが、なんとも言えずかっこよかった。
これを歌ったNHKのど自慢(北海道)のファンの力強い声援は忘れられない。

6

ゆっくり恋しよう 出だしの低い部分の歌いだしが難しそうで、かなり歌いにくかった曲なのでは
ないだろうか。武道館で最初にこれを新曲として披露したとき、皆が真剣に耳を
ダンボ状態にして聴いていた。毎回新曲を最初に聴く時は、全神経が歌声と歌詞
を読み取ることに集中して、手に汗握ってるのがわかる。
この曲のプロモーションで出たラジオ番組で、鈴木ヒロミツさんの奥様がファンだと
言われて、「どこまでも一緒だよ」って言ってあげていたのを思い出します。
うらやましかったです(笑)

娘はド・ド〜ンという音がいいと言います。私も効果的だと思います。
でも、私はなんと言っても
かわいいね…僕を信じて…どこまでも一緒だよ♪
と、散りばめられた言葉たちが大好きす。

7 ふりむいてほしいのは僕じゃない たとえ愛しても愛してもなにも報われないのに…♪サビのところ、心が張り裂けそ
うでたまりません。
♪心だけは…のところで鳴る楽器のチ〜ンって音が哀しみを誘
います。ホントにひろみさんはこういう詞を歌うのが上手いと思います。

せつな系の曲を歌わせたら、ひろみさんの右に出る者はいないでしょってくらい、
うまい。実にうまいと思う。この曲のメロディーは典型的歌謡曲のようで、
マイナーコードにありがちな古臭さもなく、サビがとっても効果的。
歌詞の語尾に想いをたくす、ひろみ唱法が光ってます。

8 月の光 松井五郎さんという方は、どうしてこんなにせつない詞が書けるのだろう。
この曲に関して、この歌詞にしてこのメロディーあり、と声を大にして言いたいほど、
絶妙にマッチしていると思う。曲は上田知華さんだが、あのメルティングポットと
いうグループを率いていた上田さんであろうか。ひろみさんとの関わりはこの一曲
だけだが、まさにこの一曲、と思わせるメロディーを提供してくれて、感謝感謝の
気持ちで一杯である。
9 crossing 前田たかひろさんの詞も、松井さんに負けないほど、ひろみさんという人間を
熟知した詞である。交差点、シグナル、街のざわめきの中、哀しい気持ちで
ハンドルを握る…身近にありそうな状況が手にとるように伝わってくる。
たそがれと君をみていた…♪の詞からも、この曲のイメージは夕闇。
10 1998年 君を愛していた 急に秋元氏が登場するからには、状況を見て一気に詞を書いたのだろうか。
おそらくこのアルバムが11曲入になったのは、この曲が飛び込みだった気が
してならない。CDを買うときに裏ジャケットにこの題名を見つけたとき一体この
アルバムには何が語られているだろう、と家路を急いだのを思い出す。
あれから6年たった今でも、桜が咲いてる季節なのに、何もかもが哀しかった
あの時を思い出す。
11 恋するように愛したい 98年のツアーのラストに、一筋のライトの中で歌ってくれたこの曲。
”絶対に皆に恩返しするからね”と言って力強く歌ってくれたのがこの曲。
CDで聴いていても、ライブで聴いているような感覚にさせてくれる。
あの時の感動は忘れない。
誰も知らない2人でいいさ 眠れない夜越えて行こう〜♪この部分が大好き。
12 心のカギ この曲大好き!!なんでカラオケにないんやろ。昔懐かしい、フィラデルフィアソウルの雰囲気ですよね。へー、都志見さんの曲なんや。京平先生かと思ってました。こういう曲がなにげなしに聴ける歌番組の登場を願います。

底抜けに明るいこの曲で、どんなに救われたかわかりません。私の中では、
これはシングルにしたらきっときっと大ヒットしただろうと勝手に想像してしまってる
わけですが…このリズム感、よく歌える、と感心しきり…。康珍化さんの詞も
素晴らしい。
涙のその中に入りたい〜…♪この表現はたまらない。
GOLDFINGER、獣は裸になりたがる、の詞を書いた同一人物とは思えない(笑)
でも、その両面性が才能なのでしょうね。書くほうも歌うほうも、本当にプロです。
それにしてもいい曲です…!

 

35.恋のハレルヤ大作戦〜Mission Code is “G”〜 2000年(平成12年)7月発売 〜44才〜

1

Go's Theme,Mission Code is “G” ひろみさんのテーマ曲が出来るって聴いて、ものすごく期待していたのだけど
うぅ〜ん…・なんだか、ちょっと物足りない。ひろみさんのテーマというより、
このアルバムのコンセプトのテーマですよね…?
もっと、作りようが色々あったと思うんだけど、このアルバムっていい曲が多いのに、
コンセプトとずれてるものが多くてもったいない。
アルバムタイトルも、もうちょっとひねってほしい。

2

Hallelujah,Burning Love
 〜Album version〜
この曲も最初にテレビで見たとき感激して、何度もビデオ見直したっけ。
遊び心一杯で、全開ですね。ぴあの新曲紹介に、この歌を思い切り歌う彼の姿が
目に浮かぶようだ、と書かれていたようにオーラをだしまくって歌ってくれていた
ような気がします。2000年のコンサートのオープニングの、いきなりサビから歌う
この曲が印象的でした。

3

愛のためにサヨナラ 野村義男さんの作詞、意外ですが結構いい詞を書いてますね。曲が筒美京平
さんなわけだから、よっちゃんも嬉しかっただろうなぁ。ちょっとファンタジックな世界
で、スタンドマイクで歌ったらどんな振り付けして歌ってくれたのかなって、想像が
膨らみます。いい曲ですね。

4

男が恋に出逢うとき 『ダディ』が出版されるまで、僕にとっての郷ひろみ90年代BEST作品でした
(もちろん『ゴールドフィンガー99』よりもね)。
ずっーと何かが足りなかった♪とか
長くキツいスランプ♪とか、まさに郷ひろみっぽいフレーズです。
でも、ひろみはカタカナでなく、もっとシンプルで謙虚なほうが彼っぽいですよね。
だから、カラオケで歌うとき、僕は「スランプ」を「つまずき」、「オーラ」を「姿」、
「何かもらった」を「何か学んだ」と替えて歌います。

※前回、感想を記したのですが誤りを一箇所発見しました。
この曲は「ダディ」の後でしたね。真に申し訳ありませんでした。
それくらい好きな作品とご理解ください。

古臭さと、何か…その何かがわからないのだけど、それが交じり合って
いまひとつスッキリしない曲なのだけど、当時のひろみさんの心情を思うと、
聴くたびに引き込まれていくものがありました。
女も恋に出逢った時に変わるかい〜♪と歌うこの部分、NHKのMAXとの
ビッグショーの表情は、最高でした。ここだけ巻き戻して何回も見ました。
CDより絶対生で聴く歌だと思います。

5

見つめてほしい こういう、タイトルだけで嬉しくなる曲は反則です(笑)
でも、中身も最高ですね、しかも最後には
アイシテル…やっぱり反則です(笑)

あ〜…・!この曲はどうしてシングルじゃないの!って、もう何度見えない誰かに
訴えたことでしょう(笑)こんなにいい曲ないでしょうってくらい、私の中では
テーマ曲です。この表現力、サビを地声で歌う迫力最後のアイシテル…の一言。
参りました。何も言うコトはありません。大好きです。

6

きみに、ありがとう 歌として、ありがとう、という歌詞よりもっといい表現があったかもしれないのに、
あえてこの言葉をもってきたところに、ひろみさんの歌詞作りの基本があるので
しょうね。マスコミが意味ありげにこの曲をとりあげたので嫌いな人も多いかもしれ
ないけど、私は今でもファンのために心をこめて書いてくれた曲だと思っています。

7

NO MORE FEARS ”きみにありがとう”といい、この曲といい、ひろみさん実にいい詞を書くように
なりましたよね。力が抜けていて、人間の誠実さが全面に出ていてこんなピュアな
40代の男性がいるんだって、奇跡のように感じさせてくれます。
彗星を発見するほど難しいことじゃないさ♪と歌う部分はきっとひろみさんの中に
ある夢に対して、常に思ってることなのかもしれないですね。
ひろみさんの作詞ベスト3に入る曲かな。

8

初 愛 初恋ではなく、初愛という言葉は、誰も気づきそうで気づかない表現
だったかもしれない。ストリングスの美しさが心を揺さぶる。
こういう曲を歌わせたら、天下一品、しかし難しい曲です。

9

ごめんねって言いたかった 『見つめてほしい』よりも『君にありがとう』よりもこの曲が好きです。郷ひろみ、
やぼったさの集大成!高橋まり子のバラードのメロディにインスパイアされた作品
だと思うのですけど、曲も良いけど、詩も最高!郷ひろみって、こういうカッコ悪い男
を演じさせたら、絶対、No.1でしょ。かっこ悪いのにカッコ良すぎる。恐ろしい人で
す。(男性に聞いてほしい曲です。)

この曲の題名…”泣かせてばかりでごめんね”の方がしっくり来るのになぁ…
と歌詞カードを見るたびに思うのでした。こういう詞をひろみさんに書くのは
松井五郎さんだけでしょうね。本当にひろみさんのことをよくわかってる。
曲が綺麗なだけに、歌詞の哀しさが心に染みます。

10

GOLD FINGER'99〜Single Version〜 この曲がシングルとなると決まり、発売され、そしてその後も本当に色んなことが
あった曲でした。それだけにファンには忘れられない曲ですね。
カバーするということがどんなに本気でないと出来ないものなのか、有言実行とは
こういうことなのか、色んなことをひろみさんから教わった曲です。
ミリオンヒットより、日本中に浸透した曲。

11

GOLD FINGER'99
 〜ESCAPE A GO GO MIX〜
この曲って真面目に、流行のクラブとかでよくかかったみたいですね。
ジャパンの掛け声まで入ってるけど、肝心のひろみさんの歌声はアチチの部分が
少しだけ。でも、改めていい声してるなぁって感じられる。
アチチじゃなくて、アチで終わってるのがミソ(笑)

12

Hallelujah,Burning Love
 〜S.O.N.Y Remix〜
リミックスとバージョン違いが一つのアルバムに3つも入るなんて、違反だって
思う!だからアルバム全体のコンセプトがわからなくなってるんですよね…。
このアルバムが全曲オリジナル(シングルはいいとして)だったら、どんなに
良かったかと今更ながら思います。サビが印象的な曲だから、リミックスもそこを
重点的にしてほしかったな。

 13

Hallelujah,Burning Love
 〜Go to Mothership Mix〜
ツアーのオープニングを飾ったのは、このバージョンを一部使ってますね。
でも、コンサートでのアレンジのほうがもっともっと良かったな。
何が起こるのかわからない不安感がいいです。

14

Go’s the me,Reprise もう、ひろみさんたら高らかに笑っちゃって…こうやって、ファンの期待とズルっと
違うことするのも、ひろみさん流。いい意味でこれからも、私達の想像を越えた遊び
心で楽しませて欲しい。でも、ほどほどにね…♪
 

36.PERIOD〜この世界のどこかに〜   2001年(平成13年)11月発売 〜46才〜

1

五時までに〜Opening〜 インストで始まるなんて、なんておしゃれなんだろう。好き好き、こういうの!
改めてこのアルバムに力を貸して下さった武部聡さんに感謝!

2

Jealous Guy この曲は自分で聴く前にBBSで「ひろみさん、ステキです!」という、書き込みを
読んでから、聴いたものですが、本当にステキでした。
今でもその書き込みが忘れられません。ネット時代を強く感じました。

CD発売の前にラジオでどこよりも早くこの曲を流してくれた。
ひろみさんの気持ちをそのまま吐露しているような、経験がものを言うような世界…
歌詞を追いかけるのではなく、自分のものにしてしまってる、だからこれだけの
説得力になるのだと感じた。

3

誘 惑 ひろみさんの声質はこういうラテン、ジャズの融合みたいな曲にすごくあってると
思う。ファルセットが出来なければ歌えない曲。ファルセット(裏声)って誰でも歌え
そうに思えるけど、こんな難しい音階を音をはずさず歌うのは訓練してないと出来な
い。本当に歌が上手くなったと思う。声の調子が悪い時のレコーディングでそう感じ
るのだから、ベストコンディションならどんな出来上がりだったのだろうか…と、
このアルバム全体を見て思う。

4

強く儚い魔法で 題名といい、全体の歌詞といい…アルバムに埋もれているのは本当にもったい
ない曲。この曲も、ベストコンディションで歌ったら、98年のツアーで聴いた”月の光
の感動に匹敵しそうな気がする。
さびついた季節の片隅で 君を見つけた奇跡に魔法をかけるよ…♪のこの詞は、
今までのどんな曲の中にもない、秀逸な歌詞だと思う。

5

この世界のどこかに
 〜a cappella version〜
素敵なアレンジだと思う。ミュージックフェアでも大勢で歌うアカペラを披露して
くれたけれど、アカペラでしっかり歌えるのも、本当に上手じゃないと歌えないはず
だから、作り手もその辺はひろみさんの実力をわかってくれていたのだと思う。

6

MAGMA 余裕ですよね。「桑田作品をぜひひろみさんに!」って確信したナンバーです。
古くはサザン、佐野元春から最近でしたらミスチル?こういうい字余りな曲って
色んなロック系の方々がやってるけど、ひろみさん、さすがですよね。
もう、涙出そうなグルーブ感!。

ディナーショーで歌ってくれた、あの姿が未だに目に焼き付いて離れない。
憂いを秘めた瞳でひろみさんは視線を一点にしぼって歌っていた。
間奏での身体の動きも、何かが張り裂けそうに感じた。
まさに、歌ってる姿がみたいと思わせる歌。

7

おなじ道・おなじ場所 初めて聞いたときは、昔なつかしい感じで、ホロッときました。
高須のCMでも流れて、 ’02のクラパでも歌ってくれて、おなじみの曲です。

みんな、今、遠い夜明けの前。明日より遠い未来に迷ってる。
でも、すねたり斜めに構えたりしないで、前にすすむ。夜明け前だからがんばれる。
がんばれば、夜明けを迎えた時、きっと、すがすがしい自分でいられる。
なにかを予感させる僕達のこれからの詩。

一時休業という形になる前のアルバムに、この曲が入ってる意味はとても深い
ような気がした。春の北海道、長崎のツアー、その後のクラブパーティーでも、
必ず歌ってくれた。ひろみさんにとっても思い入れのある曲なのだろう。
この曲のメロディの明るさがいい。夜明けが何を意味するかを聴くたびに考えさせら
れる。

8

Kiss in Heaven 個人的にはこの曲がアルバムの中で一番好き。
地味だけど、なんともいえない優しさがあり、次の曲の”きみを想う”に繋がっていく
部分のフェイドアウトもなんともいえない。本当に優しい心を持っている人じゃないと、ここの歌詞は解釈できないと思う。

9

きみを想う はじめてのくちづけ〜…♪と、出だしからいきなり声で始まる。
いや…その前に雨の音があった。でもこの曲って伴奏らしい伴奏がないから
ほとんどアカペラだと思う。すごく難しい曲だと思う。
静まりかえったコンサート会場で、歌って欲しい曲。
抱きしめる この胸に 星が流れる〜♪なんとも言えない歌詞にせつなくなる。

10

獣は裸になりたがる 乙女チックな気分になれるアルバムですが、この曲が突然始まると
「もう〜ひろみったら〜!」…そこがまたいいのです(笑)

大好きです。この曲。歌が上手すぎる。そう思いません?もちろん、TVで歌ってる
ひろみさんも良かったけど、久しぶりに素晴らしいレコーディングですよ。100点。

忘れもしないNHKの公開番組で、いきなり歌ってくれた。新曲を耳だけで聞く
ことが多い中、歌ってる姿をいきなり見られた。貴重な新曲披露だった。
あの時のことは忘れない。彼を取り巻くモヤモヤしていたものが一瞬にして吹き飛
んだ。このときほど彼のオーラを感じたことはない。
やっぱり、すごい人だ。それもしても康さんの歌詞はものすごい(笑)

11

Only for you〜この永遠がある限り〜 上の曲と反対に、アレ?このテイクちょっと「荒いんじゃない」って思ったしだいで
あります。でも、下手ってんじゃなくて、わざと90%くらいの出来のモノをOKテイク
にしたのかも?サビまでいく部分のボーカルはまるで10代の頃のようでもあるし、
2コーラスめのサビ以降はちょっち酔っ払って歌ってるようでもあります。
そんなひろみさんも素敵!なんだよね。

最初にこの曲を聴けたのはディナーショーだった。これもいきなりの新曲披露。
でもバラードバージョンだったため、それが印象的でこちらのバージョンに慣れる
まで時間がかかった。だが…慣れてしまったら、断然こっちのほうがいい!!
春になると聴きたくなる…。早く帰ってきて、ひろみさん…。

12

五時までに〜Album version〜 クリスマスにピッタシのこの『五時までに』。女の子って、この曲とか『見つめて
ほしい』とか、ちょっとノリは違うけど『月の光』とかっていうロマンチックなナンバー
には目がないんだろうなって思わずにはいられません。…僕も好きです。

ひろみさん、この曲が相当好きみたい…。要所要所で歌ってる。これもほとんど
がアカペラみたいなものだから、歌唱力が光ります。囁きかけるように歌い、
サビでは切々と歌いかけてきてくれる。歌が好きな人が、全身全霊で歌ってると
感じさせてくれる。ゴスペラーズに感謝です。

 

37.Evolution         2005年(平成17年)9月発売 〜49才〜
     ベスト5企画:アルバム「Evolution」から 好きな3曲を教えて!!にも多数の感想があります。

1

恋に奇蹟は二度はない 一度聴いたら忘れられない、もう最高にドキドキ・メロメロです。
リズミカルな曲とせつない歌詞にひろみさんの声がたまりません。
個人的には、こういう哀愁漂うアップの曲がひろみさんにはピッタリだと思います。

歌いだしから、ドキッとする歌詞でせめてくる。
リズム感抜群のひろみさんがノリノリで歌ってる様子がビシバシ伝わってきて、
アルバムの中では比較的覚えやすく、誰にでも馴染みやすい曲だと思う。
松井五郎さん、こういう攻撃的な詞も書かれるんだなぁ〜
日本語と英語がほどよくミックスされて、聞くたびに快感〜♪

ドキドキして聴いた復帰アルバムの第1曲目。
思わず「OK〜!」と叫びたくなりました。もう大満足です。

2

愛より速く このアルバムの中ではサウンドが異質かもしれないけど、
やっぱりこれはいい曲だと思う。
アルバムの1曲目や6曲目のハードなノリノリの曲もシングル向きだと思うけど、
これを歌ってるひろみさんを見ていると底抜けに明るいメロディーで
復帰してくれたこと、良かったと思う。
手拍子が印象的なこの歌のリズムを身体全体で表現しているひろみさんは
やっぱり、歌は身体で歌う、と自身が言っているだけのことはあると思う。
3  Whisper Your Name いくつの偶然でめぐり逢いと言うの?♪という出だしがとても印象的。
ひろみさんが歌う、女性が使うような言葉はドキっとして、それでいて
とってもキュート。こういう軽いメロディーをさりげなく歌えるようになったこと、
アメリカでの成果だと思う。こういう歌い方、とても好き♪
4 残像 これは、最初に聴いた時から、しびれた。なんといい曲なんだろう…
力を抜ききった歌い方なのに、感情に手抜きがない。
サビの英語の歌詞の部分…あまりにネイティブでなめらかで、ここだけリピート
したくなる。ストリングスの音色は、ひろみさんの声に合ってると思うけど、
皆さんはいかがでしょうか。
5 I’m Already There 超・超・私好みのバラード。
甘くて、壮大で、これシングルにして世間をうならせてよ〜と、一人つぶやく。
雑誌のインタビューでも、この曲の表現に99%の自分を出せたと思う、と
ひろみさん自身も答えていた。プロデューサーに求められた、
鳥肌のたつ歌い方に堂々と答えた、ひろみさんの渾身の1曲だと思う。
6 More3 この曲のファンは多いと思う。
かっこえーーーロック!これはスタンドマイク振り回して歌ってほしいわ。
「PERIOD」のアルバムに入っていた「MAGMA」もそうだけど、
こんなかっこいい歌を、かっこよく歌える郷ひろみを、
もっともっと世間に知ってほしい。

どうしてこの曲がコンサートで歌われなかったのでしょうか(2005年)。
今回のコンサートでは、それだけが残念でした。

7 流星 アルバムの中では地味な存在だけど、間奏から後半にかけての盛り上がり、
たまりません。個人的には、このアルバムの中で1,2を争う好みです。
情感たっぷりの、ひろみさんの歌声…これほどまでに、せつない歌が
似合うようになったのは、いつ頃からだったろうか…。
8 幸福になるための月日 メロディーと歌詞がミスマッチ?とも思えるけど、耳慣れてしまうと
それが魅力になっている不思議な曲。ひろみさんのファンへのメッセージが
そのままメロディーに乗った、とでもいうのか…これを聞くたびに
心の中で「ひろみさん、本当におかえりなさい」と、ささやいてしまう私です。

ちょっと歌詞がそのまますぎて、最初は受け入れられなかったのですが、
コンサートではぴったり当てはまっていました。
あの少ししか見えない幕が上がった時の感動がよみがえる曲です。

9 とどかぬゆびさき こんなにも難しい曲の構成は、一体どんな頭脳の持ち主なんだろうか。
そして、それを歌ってしまうひろみさんって天井知らずの才能の持ち主?
中盤で、
Wowow〜♪と歌い上げる部分は、魂をゆさぶられる、とでもいうのか…
とにかく、しっかり向き合って聴きたい曲、
おろそかに聴けない曲であることは間違いない…。
10 君だけに メロディーが綺麗なのに、歌詞が平凡すぎる気がする。
もっと秋らしい、愛の歌、だったらいいなぁ…と超個人的な意見。
これも歌うのが難しい曲ですね。

この曲のサビの部分は聞く度に想いが高まってしまい泣けてしまうんです。
星空を見上げたら … … 飛んでいけたなら♪
逢いたい人がいる人ならきっと胸キュンになってしまう曲だと思います。
歌詞はもとよりひろみさんの
飛んでいけたなら♪の声に
想いが最高潮になってしまう私です。

11 Look at me これも、素晴らしいバラード…歌い上げるのではなく、さりげなく歌ってるところが、
余計に心に響くと言うか…以前のひろみさんならもっと力んで歌っていたと思う。
ずっと抱きしめて〜いたんだ〜♪のフレーズは、自分だけに歌ってくれているような
錯覚を起こす…(笑) ファルセットも以前より力強く、きれいに…
そして優しくなっていてもぉ〜たまりませんね…。

この世界のどこかに♪ トップページへGo!