「東野圭吾」一覧 & 私の勝手な評価と感想
'23.07.23 更新
No. | 発売年月/タイトル | 評価 | ストーリー(超々簡単に説明)&少しだけ感想 |
1 | 1985.09 放課後 |
○ | 生徒指導の教師が殺されたが、実は狙われたのは自分か? |
2 | 1986.05 卒業 雪月花殺人ゲーム |
○ | 加賀恭一郎登場。大学卒業前の男女のグループの女子大生が亡くなり 他殺・自殺の両方から捜査開始。 |
3 | 1986.08 白馬山荘殺人事件 |
△ | 兄が殺された山荘に泊まり謎を解く妹。 マザーグースの歌に秘められた暗号を解く。 |
4 | 1987.06 学生街の殺人 |
○ | 古くからあった方のさびれていく街での連続殺人事件。 |
5 | 1987.12 11文字の殺人 |
○ | 女流ミステリー作家が、友人の助力を得ながら、事件の真相解明。 だが、犯人に近付くと思われると殺人事件が起こる。 |
6 | 1988.07 魔球 |
◎ | 高校野球で活躍したキャッチャーが愛犬とともに殺された。 プロ野球選手を目指す少年の生い立ちが貧しくて複雑で、同情できる。 |
7 | 1988.10 ウインクで乾杯 |
○ | コンパニオンの友人を殺された女性と、隣に越してきた刑事。 事件が解決してもやはり結ばれないか? |
8 | 1988.12 浪花少年探偵団 |
△ | 舞台は小学校。先生の推理物。 東野作品を多数読んだあとで読んだので、全然物足らない。 |
9 | 1989.01 十字屋敷のピエロ |
△ | ピエロが見た殺人事件を、ピエロの記述としてすすめていく。 |
10 | 1989.05 眠りの森 |
○ | バレリーナは本当に正当防衛か?バレリーナの世界も大変そう… 加賀刑事が魅力的。 |
11 | 1989.05 鳥人計画 |
△ | スキーのジャンプ競技の有力選手が殺された。 その裏には恐ろしい計画が。スキーのことは全くわからなくて難しかった。 |
12 | 1989.08 殺人現場は雲の上 |
△ | 2人のCAが職場である雲の上で難事件に遭遇するユーモアミステリー。 |
13 | 1989.10 ブルータスの心臓 完全犯罪殺人リレー |
◎ | 人工知能ロボットを製作している男性グループの完全犯罪殺人リレーは 成功するのか?意表をついておもしろい。 |
14 | 1990.05 探偵倶楽部 |
○ | (短編集)資産家だけを顧客にしたメンバー制の探偵倶楽部。 |
15 | 1990.06 宿命 |
◎ | ずっとライバルだと思って、にらみ合ってた学生時代。 その2人が刑事と容疑者として出会う。後味のよい、最高の本だった。 |
16 | 1990.07 犯人のいない殺人の夜 |
◎ | (短編集)短編だけど、どおもしろかった。 死体遺棄を描いていたが、犯人が最後までわからなかった。 |
17 | 1990.12 仮面山荘殺人事件 |
○ | 婚約者が事故死した主人公他8人の集まる山荘に行くと銀行強盗が侵入。 1人殺された。残された7人の中に犯罪者が存在するのか? |
18 | 1991.01 変身 |
◎ | 脳移植手術の結果、人格が変わっていく。 |
19 | 1991.07 回廊亭殺人事件 |
◎ | 30代の女性が老婆に化けて復讐。 しかし、ラストの年上で美貌でもない女性に対する仕打ち、 あれはないでしょ、ってちょっと東野さんにびっくり。 |
20 | 1992.01 交通警察の夜(天使の耳) |
○ | (短編集)「天使の耳」など交通警察課の警察官の視点からの作品。 |
21 | 1992.03 ある閉ざされた雪の山荘で |
○ | 役者志望の男女7人が山荘に集められて、そこで1人死に、2人死んでいく。 |
22 | 1992.10 美しき凶器 |
○ | 過去を隠そうとする4人の元スポーツマンが、 タランチュラと呼ばれる巨大な女性に追われる。ラストは意外な結末。 |
23 | 1993.02 同級生 |
○ | 彼女が妊娠したまま事故死、その真相を探る。 妹の公害病?もかかわっていた。 |
24 | 1993.09 分身 |
◎ | テレビのオーディション番組に出たのがきっかけで そっくりな人物の存在を知る。クローンか? |
25 | 1993.12 しのぶセンセにサヨナラ 浪花少年探偵団・独立篇 |
△ | 浪花少年探偵団と同じく、『しのぶセンセシリーズ』 |
26 | 1994.02 怪しい人びと |
◎ | (短編集)「もう1度コールしてくれ」元高校球児が強盗して逃げ込んだ街で 自分の過去の失態を知る。逃げ延びて安心したがラストは… |
27 | 1994.05 むかし僕が死んだ家 |
○ | 幼児期の記憶が完全に欠落している女性に頼まれて、 過去の日記や手紙からその謎を解く。 |
28 | 1994.08 虹を操る少年 |
○ | 光学というのを操る天才少年のSFファンタジー |
29 | 1995.02 パラレルワールド・ラブストーリー |
◎ | 電車で見つめていた気になる女性が親友の彼女として紹介された。 足の不自由な親友より自分を選ぶに決まっているが、告白してもいいのか… 親友に感動した。 |
30 | 1995.03 あの頃ぼくらはアホでした |
◎ | (エッセイ)生い立ちから就職活動まで。おもしろい! |
31 | 1995.10 怪笑小説 |
◎ | (短編集)おもしろかった。特に「しかばね台分譲住宅」では、 住宅地の評判を落としたくない、と必死になる様子が笑える。 |
32 | 1995.11 天空の蜂 |
× | 原子炉の上にヘリコプターを飛ばして「原発を止めろ」と脅迫。 私には、難解でたいくつ。 |
33 | 1996.02 名探偵の掟 |
△ | 一風変わった物語。 密室やトリックなど推理小説界の掟に挑戦していく。 |
34 | 1996.06 どちらかが彼女を殺した |
○ | 妹が付き合っていた男と親友に裏切られ自殺? だが兄は警察には頼らず、復讐しようとする。 |
35 | 1996.07 毒笑小説 |
○ | (短編集)「誘拐天国」お金持ちの孫が勉強ばかりさせられて 可哀想に思った祖父たちが豪勢な誘拐を計画。 その他、たしかに毒のある小説だった(笑) |
36 | 1996.09 悪意 |
○ | 童話作家が第一発見者となった同級生の殺人現場発見レポを書くが、 それは真実か?加賀恭一郎が解く。意外性があった。 |
37 | 1996.10 名探偵の呪縛 |
△ | 想像の世界に入り込んで解決する怪事件。 |
38 | 1998.05 探偵ガリレオ |
△ | (短編集)湯川助教授が、科学者の視点から難解な謎を解く。私は苦手。 |
39 | 1998.09 秘密 |
◎ | 母娘同時にスキーバスの転落事故に遭い、娘の体に母が生き返る。 |
40 | 1999.02 私が彼を殺した |
○ | 近親相姦の兄妹がちょっと… 自分で推理するのが、わかったつもりだけどどうもスッキリしない。 |
41 | 1999.08 白夜行 |
◎ | ドラマ化をきっかけに初めて読んだ本。 共に幼くして親を失う2人の人生が、密接につながっている。 |
42 | 2000.04 嘘をもうひとつだけ |
○ | (短編集)加賀刑事と第1発見者、という組み合わせが多く、 最初から犯人はわかりやすかったけど、不倫ものの「狂った計算」は まさかの結末で驚いた。 |
43 | 2000.06 予知夢 |
○ | (短編集)夢でみたこと、不思議なことを偶然と思わず、 必然と考えて捜査していく、おもしろいものだった。 |
44 | 2001.03 片想い |
○ | アメリカンフットボール部の女子マネージャーは、実は性同一障害であった。 |
45 | 2001.06 超・殺人事件 推理作家の苦悩 |
○ | (短編集)「超長編小説殺人事件」1枚の原稿用紙に書いたものを、 3枚に増やすにはどうしたらいいか? |
46 | 2001.11 サンタのおばさん |
△ | (絵本)サンタの国際会議で女性のサンタについて討論。 |
47 | 2002.03 レイクサイド |
○ | 4組の親子が別荘で中学受験の合宿中、愛人が殺され、死体を隠匿。 妻は自分が殺したと言うが…。 |
48 | 2002.07 時生 |
◎ | 若き父親に、時空を超えて、死の境をさまよう息子が会いに行く。 とてもよかった。 |
49 | 2002.11 ゲームの名は誘拐 |
◎ | お金持ちの令嬢を誘拐にみせかけたゲーム。 狂言誘拐かと思えば、実はラストは意外にも… |
50 | 2003.03 手紙 |
◎ | 服役中の兄から毎月届く手紙。弟が職場や周辺社会で、 偏見に満ちた視線と、差別に苦しんでいることを知らない。 |
51 | 2003.05 おれは非情勤 |
○ | (短編集)赴任した小学校で関わる事件を解決。軽くて読みやすかった。 |
52 | 2003.09 殺人の門 |
× | 歯医者の息子として生まれて、離婚するまでかかわった近所の男に復讐 できるか。豊田商事事件を思い出して不快。男の学習能力の低さにあきれた。 |
53 | 2004.01 幻夜 |
◎ | 阪神大震災の混乱の中で出会った男女。 利用された職人さんが可哀相だった。 |
54 | 2004.05 ちゃれんじ? |
△ | スノボに目覚めた作者のエッセイ。 面白く読めますが、スノボに興味がないので私にはダメでした(^^; |
55 | 2004.12 さまよう刃 |
◎ | 娘を殺された父親の復讐…応援したくなる。 |
56 | 2005.04 黒笑小説 |
△ | (短編集)短編集を続けて読んで飽きたかも。作家の受賞を待つ姿。 |
57 | 2005.08 容疑者Xの献身 |
○ | (直木賞受賞作品)隣の家の母娘が元夫を殺してしまい、 それを匿う数学教師。湯川学が長編にも登場。 |
58 | 2005.12 さいえんす? |
△ | (エッセイ)科学ネタ。 |
59 | 2006.05 夢はトリノをかけめぐる |
× | 人間化した愛猫を連れて、イタリアのトリノ冬季オリンピックの観戦記。 あまり興味ない種目もあるので、読むのが大変でした(^_^;) |
60 | 2006.07 赤い指 |
◎ | 息子が殺した幼女の遺体を親が遺棄。馬鹿な親だと思う… 加賀刑事の生い立ちも描かれてある。謎の解明よりも心情重視。 |
61 | 2006.12 使命と魂のリミット |
◎ | 病院を破壊するという脅迫状は誰が出したのか?目的は? 犯人と利用されていた看護師。研修医。研修医の母と外科医の関係は 気持ちいいものではないが、良いラストだったと思う。 |
62 | 2007.01 たぶん最後の御挨拶 |
△ | (エッセイ)自作解説と、自作が書かれた状況やいきさつ。 |
63 | 2007.06 夜明けの街で |
◎ | 東野圭吾初の不倫小説。自伝小説か?と思うほどの真情吐露ぶりだった。 |
64 | 2007.11 ダイイング・アイ |
○ | 交通事故で死んだ女性がマネキンになって戻ってきた? 引き込まれて読んでいったけど、思ってた展開とは違った。 |
65 | 2008.03 流星の絆 |
◎ | 先にドラマで見たが、子供の頃に親を殺されて、その犯人探し、 という話なのに、ドラマはとてもコミカルで、本のタイトルとも似つかわしくなく、 不思議だった。でも、原作を読んで、納得。うまく脚色されていると思った。 |
66 | 2008.10 聖女の救済 |
○ | 男が自宅でコーヒーを飲んで毒殺され、妻にはアリバイがあった。 ずっとコーヒーの謎解きばかりで、湯川がどんな数学的な推理をするかと 思っていたけど、心理的な謎解きだった。 |
67 | 2008.10 ガリレオの苦悩 |
○ | (短編集)特によかったのは「攪乱す(みだす)」で、湯川助教授に 挑戦した愉快犯(元学者)の哀しさ。 |
68 | 2009.04 パラドックス13 |
◎ | 3月13日13時13分13秒、ブラックホールの影響でP-13という現象が発生。 廃墟のような東京で食べ物などを求めたり、さまざまな自然現象にぶつかる。 最初10ページは難しくてダメかな?と思ったけど、あとはラストまで一気に 読んでしまった。 |
69 | 2009.09 新参者 |
○ | 加賀が赴任したばかりの東京日本橋の、昔ながらの玩具店、 料亭などを、殺人事件の捜査でくまなく歩く。 |
70 | 2010.01 カッコウの卵は誰のもの |
◎ | スキーヤー父娘の隠された秘密。絶対にDNA検査を受けられない。 「カッコウの雛に罪はない」という言葉が印象的。 |
71 | 2010.06 プラチナデータ |
○ | 国民のDNA登録制による犯人の検挙率が圧倒的に上がる… 前半が難しくて投げ出しそうになったので◎でなくて○にした。 でも、容疑者の逃亡から、どんどんおもしろくなっていき、 「プラチナデータ」の意味がわかって納得。 |
72 | 2010.11 白銀ジャック |
△ | 「天空の蜂」と同様、企業への脅迫ものは苦手です。 スキーもできないので、状況もよくわからない。 |
73 | 2011.01 あの頃の誰か |
◎ | (短編集)「再生魔術の女」自分の殺した女の子供を育てる? 「さよならお父さん」妻と娘が事故で入れ替わってしまった。など、おもしろい。 |
74 | 2011.03 麒麟の翼 |
◎ | 労災隠しの罪を背負った工場長が殺されて、すぐに容疑者がつかまったけど、 実は犯人は…思いもよらない人物だった。 |
75 | 2011.06 真夏の方程式 |
◎ | 海の親戚の家に泊まりに行く小学生と湯川が知り合う。 岩場に転落した宿泊客をめぐって過去が明かされていく。 湯川に宿題を教えてもらう小学生はいいな(^^) 珍しく子供に愛情を感じる物語だった。 |
76 | 2011.09 マスカレード・ホテル |
◎ | 一流ホテルのフロントになりすまして連鎖する事件を防ごうとする警官。 絶対に結末は想像できないと思う。 |
77 | 2012.01 歪笑小説 |
○ | 編集者と作家など出版界の内幕などをおもしろくあばく。 短編集かな?と思うくらい、章が変わるごとに話が変わった。 |
78 | 2012.03 ナミヤ雑貨店の奇蹟 |
◎ | ナヤミ相談のナミヤ雑貨店。 現在と過去が微妙に繋がっていて、相談ごとが不思議に行ったり来たり。 |
79 | 2012.08 虚像の道化師 ガリレオ7 |
○ | (短編集)湯川助教授登場。 |
80 | 2012.10 禁断の魔術 ガリレオ8 |
◎ | (短編集)湯川助教授登場。4つの短編集のうち、最後の 「猛射つ(うつ)」だけ本の半分を占める作品。 殺された姉のための優秀な弟の復讐劇が特によかった。 |
81 | 2013.04 夢幻花 |
○ | 黄色いアサガオは存在しない?! 東野作品にしては伏線が複雑でなくて、想像がついてしまった。 |
82 | 2013.09 祈りの幕が下りる時 |
○ | 舞台の演出家が登場したところで、今後の展開が想像できるわけで… でも、追い詰める感ではなくて、静かに徐々にそのときが近づいた感じ。 余計な殺人を犯さなくても、と思った。 |
83 | 2013.11 疾風ロンド |
◎ | 苦手な2作品「白銀ジャック」と同様、スキー場が舞台で、 「天空の蜂」と同様、脅迫もの。 なのに、今回はおもしろかった!!恐ろしい生物兵器をめぐっての 二転三転するスピード感がたまらない! |
84 | 2014.05 虚ろな十字架 |
◎ | 子供を殺された遺族の悲しみ、裁判への不満、 少し重かったけど、1日で読んでしまいました。 |
85 | 2014.08 マスカレード・イブ |
○ | (短編集)マスカレード・ホテルのフロントと刑事が出会う前の物語。 作家の追っかけの「仮面と覆面」がおもしろかった。 |
86 | 2015.03 ラプラスの魔女 |
○ | 自分の思い描く理想の家族とは程遠い、自身の家族に嫌気が差していた。 そこから起こる硫化水素事件。円華の持つ不思議な力とどう繋がるか。 |
87 | 2015.11 人魚の眠る家 |
○ | おばあちゃんがちょっと目を離した隙に幼い少女がプールで溺死。 脳死や臓器移植という重いテーマ。東野作品としてはもうひとつかな。 |
88 | 2016.08 危険なビーナス |
◎ | 「矢神家」の遺産相続を巡る推理ドラマ。「明人(義弟)の妻」は善人か悪人か? 主人公の獣医師は惚れっぽくてイヤだけど、おもしろく読めた。 |
89 | 2016.11 恋のゴンドラ |
△ | どんなミステリーかと読み進めたけど、全然ミステリーとは違うチャラいものだった。 最初からそう思って読むと楽しめるかも。 |
90 | 2016.11 雪煙チェイス |
○ | 殺人事件のアリバイを証明するための人を雪山を探して行くシーンが長い。 苦手なスキー場ものなので、どうしても評価が低くなってしまう。 |
91 | 2017.03 素敵な日本人 |
○ | (短編集)「レンタルベビー」のオチは笑えます(笑) 「水晶の数珠」は感動します。そんな多彩な作品が他6作。 |
92 | 2017.09 マスカレード・ナイト |
○ | 事件が起きて、推理へと発展…ではなくて、仮面舞踏会の開かれるホテルに 訪れる人たちに、時系列にものごとがすすんでいく。 |
93 | 2018.03.23 魔力の胎動 |
△ | 「ラプラスの魔女」の前日譚とのこと。 「ラプラスの魔女」が苦手なので、やはりもうひとつ… |
94 | 2018.10.11 沈黙のパレード |
◎ | 幼女殺害で無罪となった男がまたもや別件で容疑者として浮かび上がる。 いろんな伏線の中、湯川助教授が解いていくのが、最後まで面白かった。 |
95 | 2019.07.05 希望の糸 |
◎ | 子供を授かることの難しさ、喜び…家族の糸が子供の出生を巡って交差する。 東野さんは、こういうのも書くんだ。 |
96 | 2020.03.17 クスノキの番人 |
◎ | 最初は事件が起こるのを待っていた(?)けど、そういう物語ではなく、 神社の御神木に祈りに来る人々の話。ラストは少しどんでん返しで回収あり。 |
97 | 2020.11.30 ブラック・ショーマンと 名もなき町の殺人 |
◎ | コロナですさんでいる現在の町が舞台なことにまず驚いた。 被害者の叔父の謎の黒い魔術師が、謎解きを展開していく。 |
98 | 2021.04.07 白鳥とコウモリ |
◎ | 522ページもの分厚い単行本なのに、物語の開始早々で犯人が自供して 解決してしまった。そしてそこからが長かった…意外な展開。 |
99 | 2021.09.03 透明な螺旋(らせん) |
○ | 児童養護施設に1人の赤ちゃんが預けられて物語が始まる…限りなく◎に近い○。 湯川助教授の生い立ちまではいらなかったかな、と思うけど、一気に読める。 |
100 | 2022.04.20 マスカレード・ゲーム |
◎ | マスカレード・ナイトと同様、事件が起きて、推理へと発展…ではなくて、 ホテルに集まる犯罪被害を受けた人たちが何か起こすのか、何が起きるのか、 予想もつかない展開。 |
101 | 2023.03.17 魔女と過ごした7日間 |
○ | 「ラプラス」系の中では一番好きだが、円華の特殊な力で話が進展するのはどうも苦手。 亡くなった「見当たり」という役の刑事の中学生の息子が犯人を追うのだが、 女装が似合うので、映画化されたら誰がするのだろう…と思いながら読み進めた。 |
東野圭吾さんは私と同世代の作家さん。
今のところの私のベスト3は 1.宿命 2.時生 3.幻夜 です。