五輪真弓 観覧記  '13.11.13

デビュー40周年記念 五輪真弓コンサート2013

★開演前
夫が好きな五輪真弓のコンサートに、一緒に行って来ました。
大阪のサンケイホールブリーゼは、JR大阪駅から徒歩5分の便利なところにあり、
初めて行きましたが、5周年記念という、まだ新しくてきれいな会場でした。

席は2階の6列目でしたが、6列目よりもっとずっと高いところにいるような、
勾配のきついところでした。
ステージが、はるか下に見えます。
でも、まぁ、歌が聴けたらいいか。。。という感じです。

客席は初老の夫婦が多く、ずいぶんと年齢層も高い感じです。
五輪さんって、何才だっけ?

ショーは2部構成になっていて、途中15分間の休憩がありました。

★第1部
白っぽいベージュのパンツスーツの五輪さんが登場。
背が高そう(身長160cm)で、スタイルがいいです。

セットリストがないので、あまりよく覚えてないのですが、
第1部の最初は「雨」という曲で、
雨が空から 降りてきて トタン屋根を たたいてる♪というような、とっても可愛い歌詞で、
あれ?と私の思っていた五輪さんのイメージとは違いました。

2曲目の「少女」 これは有名ですね。
あたたかい陽のあたる 真冬の縁側に 少女はひとりで…♪

初めて生の声を聴きましたが、とっても聴きやすい、いい声です。
歌声、とはこういう声をいうんだ、という感じの心地良い声です。
ホールの音響もいいように思いました。

デビューして40周年、途中で病気もされたし、
まさかの結婚して、お子さんも生まれたので、
こうしてまたステージに立てることが嬉しい、と言われました。

途中、洋楽を含めて、数曲を歌いましたが、私の知っている曲は2曲だけでした。
夫はほとんど知っている曲のようでした。

1970年代の前半に、アメリカに行ってレコーディングすることになって、
「いいのかな?こんな私で」と思ったそうです。
「…こんな妖怪人間ベラみたいな私で」と(爆)

当時、まだアメリカでは日本人があまりよくわかってもらえてなくて、
まだ刀を持った侍がいたと思っていた人もいたそうです。
「その辺の様子を、聞いてみましょう」と言って、
バンドメンバーのアメリカ人の人に、英語で話しかけました。
そしたら、その方は流暢な関西弁で「まだ生まれてまへん(笑)」

子供が生まれて3年目までは人任せで、一切家事をしたことがなかったけど、
ある日、お腹をすかせている子供のために一発奮起して、がんばったそうです。
いきなり何を作られたのだろうと思って聞いていたら、
「パンにバターを塗ってやりました(笑)」
今は家事の腕前はなかなかのものだそうです(^^)
MCも楽しい五輪さんでした。

15分間の休憩に入りました。

★第2部
黒のパンツスーツの五輪さんが登場。
1部の衣装と色が変わっただけ、みたいな感じ(^_^;)
でも、とてもよくお似合いです。

あの独特の前奏が始まりました。「恋人よ」です。
ラストに聴けるものだと思っていたのに、早い登場に驚きました。
まだ、もったいない感じ(^_^;)
枯葉散る夕暮れは 来る日の寒さをものがたり♪

ちょうと我が家の愛犬クゥが、救急車のサイレンを聴くと、
一緒になって「ウワォ〜ン」と気持ちよく遠吠えしていたのと同様に、
夫は家で「恋人よ」を聴くときは一緒に歌っていたので、
まさか、ここでも歌うのでは?と気が気でなくて、
最初のうちは集中して聴けませんんでした。(さすがに歌わなかった)
夫の不協和音の入らない「恋人よ」は、本当に名曲でした。

五輪さんも「昭和の名曲です(笑)」と言われました。
昭和26年生まれだそうです(現在62才)。
そこで会場に
「同じく昭和20年代生まれの方?」に会場から大きな拍手。
「昭和10年代生まれたの方?」にやや減ったけど、大きな拍手。
「昭和ひとケタの方?」にはパラパラの拍手。
「いらっしゃるんですね〜、何才ですか?」
その先はもう聞いてもらえないと思っていたら、
「昭和30年代生まれの方?」に、私も拍手したけど、少な目です。
それでも「元気な拍手ですね。やっぱり違いますね」と、
まさか昭和30年代生まれがここで褒めてもらえるとは(*^_^*)
昭和40年代、昭和50年代はパラパラでした。

40周年ということで、もっとヒット曲が聴けると思っていましたが、
「今はもう秋」など、自身の曲でないものも披露されました。

★アンコール
「煙草のけむり」
煙草のけむりの中に かくれて 見えない♪
嫌煙権の強い現代では生まれなかった曲だと思います。

デビュー40周年を記念したシングル曲「BORN AGAIN」は
2年前、震災の年に作った曲だそうです。
そして、その年に五輪さんは還暦を迎え、
還暦の感想は、卒業証書をもらったみたいなもので、
これからまた生まれ変わる、みたいなお話をされました。

休憩とアンコールを入れても2時間と、短い時間でしたが、
演奏も素晴らしく、歌は予想通りうまかったし、
思ってたよりも気さくで、楽しい方でした。

双眼鏡で見てたのは周りでは私くらいだったけど、
姿勢もよく、きれいな方でした。