過去の栄光 '06.12.08 Eri
 

自分自身の過去を振り返ったときに、
誰でも1つは栄光があるのではないでしょうか?
私も、とっても小さな栄光のシーンを持っています。

高校生の時、校内でスポーツテストがありました。
短距離走のタイム、柔軟性、その他各種の記録をとり、十段階評価をしたり、
全国レベルと自分自身の記録を比べてみる、といったものでした。

その記録会の種目の1つに「ソフトボール投げ」というものがありました。
その名の通り、ソフトボールを投げ、その距離を記録するものでした。
ソフトボールというのは、野球やテニスボールと比べて
1周り以上も大きく、重く、とても投げにくいものです。

私が投げる位置に立った瞬間に、思い出に残るシーンが起こりました。
記録員の生徒たちが、それは見事に一斉に大きく後に移動して行ったのです。
ほんのささいな出来事だから、大げさかもしれないけど、
その光景を思い出すと、ちょっとニンマリ(笑)、私の過去の栄光です(^^ゞ

私は当時、ソフトボール部のショート。
でも、地味に6番か7番を打っていて、試合で打席に立っても、
外野が一斉にバックしていくようなスラッガーではないので、
こういった光景には縁がなく、とても感激したことを覚えています。

移動して行った記録員は、私は全く知らない人たちだったけど、
私がソフトボール部の一員であることは、知っていたように思われます。
私って有名人?(笑)
それとも、単に当時のずんぐりむっくりした体型から「相当投げる!」と読まれたか(笑)

それにしても、ソフトボールの練習では、
最も遠い距離でも1塁と3塁間のキャッチボールまでで、
目標のないところに投げることはないので、
そんなに下がってもらっても、そこまで投げられるかは疑問です。

当日行われた他の測定の中で、短距離走は結構早い方でした。
ソフトボール部の仲間はもっと早いので、その中では1番遅かったのですが、
高校生といえども、運動をしていない子はすでに「オバサン化」してたので、
クラスでは早い方でした。

握力も、今とは比較できないくらいありました。
しかも左手が、右手と同じくらいの力がありました。

ただ、柔軟性は今も昔もダメで、とっても体が固いので、苦手でした。
その他、苦手なものはいっぱいありました(^^ゞ
その結果、総合的な運動能力は、中くらいだったと記憶しています。

さて、「ソフトボール投げ」ですが、私の投げたボールは、
記録員の期待を裏切ることなく、彼女たちの頭上を越えて行きました。
やった!!
今ではとても投げられません。完全に過去の栄光です(笑)

(写真は本文には関係ありません。ソフトボールの試合中のものです。)