アドヴァンストシヴィライゼーション 文明の曙 リプレイ ゲーム開始 〜 ターン6



 最初にオプションを選択します。 8人プレイで遊ぶため、「プレイヤー数」を1、「コンピュータ数」を7と設定します。 一緒に遊んでくれる友達がいないので、「電子メール対戦」のチェックは外します。(とほほ・・・) 「取引セッションの回数」は、交易時に取引できる回数です。 プレイ時間があまりない場合、この回数を増やしましょう。 この回数を増やす事によって何度も取引できるようになるため、交易品が早く集まります。 交易品が早く集まると言うことは、プレイ時間が短くなるという事を意味します。 「取引できるグッズの最小数」を変更すると、少ない交易品でも取引に参加できるようになります。 少ない交易品で取引を行ってもあまり利益は出ないので、6ぐらいがちょうどよいと思います。 「難易度」は三段階から選べます。




 プレイする民族を選びます。 なじみのある民族を選びましょう。
ハンニバルが好き!」
目には目を歯には歯を
など、なんでも良いと思います。 今回はエジプトを選びました。

 エジプトは毎度おなじみの古代文明です。 ナイル河岸に発生した農耕民族を、ホルス神を信仰する民族が統一し、エジプト王朝が築かれました。 当初ナイル上流と下流によって文化が分かれていましたが、強大な権力を持つファラオによって統一されます。 その後エジプトは前後合わせて31に及ぶ王朝が栄枯盛衰を繰り返します。 死後の転生を信じてミイラを作り、巨大なピラミッドに納めました。 エジプト文明は地中海沿岸に大きな影響を与えますが、やがてローマに征服されます。 イスラム化した後は、16世紀になってオスマントルコに征服される事になります。 詳しくはこちら




 開始領域を選びます。 特にどこでも良いのですが、史実通り上エジプトから始めてみます。




 最初のターンで、人口が二倍に増えました。このまま人口を増やしながら、ナイル川流域に定住していきます。




 ターン3。移民団がアレキサンドリア(地中海に面した人口制限4のエリア)に到着しました。 西の方を見るとアフリカが近づいてきているようです。 恐らくキレネ(左端にある、人口制限3で都市の候補地があるエリア)を狙っているのでしょう。 その近辺を国境線にするために、エジプトも移民団を送ります。




 ターン4。海に面したエリアに到達したため、造船ができるようになりました。 ただ、造船したところで行くあてもないので、しばらくは造船しません。 クレタでプレイする場合は、周囲が海に囲まれているので、早めの造船が必要になります。




 ターン4、移動フェーズ。アフリカが先にキレネへたどり着きました。 放っておくと都市を建築してやっかいなので、エジプトも移民団を送ります。 キレネの人口制限は3、エジプトのトークンは4、アフリカのトークンは2です。 この場合の対立は、次のように解決されます。

エジプト:□□□□
アフリカ:■■

エジプト:□□□□
アフリカ:■

エジプト:□□□
アフリカ:■

エジプト:□□□
アフリカ:

この対立にランダム要素はありません。 次のターンでアフリカのトークンはキレネから一掃されます。




 ターン5。 キレネからアフリカが一掃されました。 ナイル川流域でも人口が増えてきているようなので、ここらで都市を建築します。




 都市の候補地(赤い四角形があるエリア)に6個のトークンを集めると、都市を建築できます。 今回はアレクサンドリア・ファイユーム(ナイル上流にある、人口制限5のエリア)に6個のトークンを集めました。 一方、キレネには7個のトークンを集めています。 ここもトークン6個で都市を建築できるのですが、おそらくリビアにいるトークン2個のアフリカが邪魔しに来る事でしょう。 キレネにエジプトのトークンが6個、アフリカのトークンが2個ある場合、次のように対立が処理されます。

エジプト:□□□□□□
アフリカ:■■

エジプト:□□□□□□
アフリカ:■

エジプト:□□□□□
アフリカ:

トークン5個では都市を建築できません。 その上キレネの人口制限は3なので、対立処理後のエジプトのトークンは3個まで減ってしまいます。 ただし、エジプトのトークンが7個ある場合、対立は次のようになります。

エジプト:□□□□□□□
アフリカ:■■

エジプト:□□□□□□□
アフリカ:■

エジプト:□□□□□□
アフリカ:

トークンが6個残るので、無事に都市を建築できます。 このように、都市を建築するときは邪魔される事を想定して多めにトークンを集めます。




 都市を3個建築したので、3枚の交易カードを引くことが出来ました。 ただし、交易を行うには6枚以上のカードが必要なので、このターンでは交易を行う事が出来ません。




 保有する都市数 3 × 2 = 6 の資金が税収として入ったので、とりあえず船を3隻作りました。 資金を貯めすぎると、都市が重税による反乱を起こしてしまいます。 適度に無駄遣いをして、資金を減らしましょう。




 ここで「人口調査表」を確認してみました。 エジプトとアフリカは20トークンで最も少ないようです。 このゲームは人口が少ないほど後で行動するため、有利になります。 人口が同じ場合は、年表順序を使用します。 エジプトはアフリカよりも年表順序で後ろなので、一番最後に行動できます。




 ターン6。メンフィス(ナイル川中央の人口制限6のエリア)に 都市を建築します。

都市の総計は4個。
都市の維持には2個のトークンが必要なので、計8個のトークンが必要です。
このターンでは都市の建築に6個、アフリカとの対立に2個のトークンを 消費します。
現在マップ上には20個のトークンがあるので、トークンの残りは14個になります。

トークンの残り 14個 >= 都市の維持に必要なトークン数 6個

なので、このターンで都市の縮小はおこりません。


仮に都市を2個建築したとします。

都市の総計は5個。
都市の維持には2個のトークンが必要なので、計10個のトークンが必要です。 このターンでは都市の建築に12個、アフリカとの対立に2個のトークンを 消費します。
現在マップ上には20個のトークンがあるので、トークンの残りは4個になります。
トークンの残り4個、都市の維持に必要なトークン数10個では

トークンの残り >= 都市の維持に必要なトークン数

の条件を満たせません。 したがって、このターンに都市を5個建築すると都市の縮小がおこります。


 またせっかく船を作ったので、 船にトークンを乗せてタイヤ(北の方にある人口制限3のエリア)へ運びました。




 都市を4個建築したので、カードを4枚引けました。 これで合計のカードが7枚になり、交易を行えるようになりました。




 「取引の申し出を宣言」画面では自分が欲しい交易品と、交換可能な交易品を指定します。

 ダブっているカードも災害もないので、とりあえずこのような申し出をしてみました。




 「カウンターオファー」画面には、他の民族が欲しがっている交易品と交換条件が表示されます。

 バビロンは「鉄・穀物・穀物」と「材木」を交換したがっているようです。 穀物2枚は怪しく、どちらか1枚はブラフである可能性が高いです。 ただ、ブラフは1枚のみしか許されません。 同じカードが2枚あるということは、どちらか1枚は本物であるという証明にもなります。 また穀物がブラフならば、鉄は本物である可能性が高いです。

 穀物と鉄が欲しいので、バビロンの「オファーに応答」を押します。




 「申し出に応じる」画面ではバビロンに交換品として渡すカードを選びます。

 本当の表示として「材木」と「皮革」を選びました。 ここに「材木」を入れないと、バビロンは交易をしてくれないでしょう。 ブラフとして再度「材木」を選びました。 バビロンは材木2枚を怪しむと思います。 しかし同じカードが2枚あるということは、どちらかは本物であるという 証明にもなっています。 ブラフと置き換える交易品としては、不要な顔料を選びました。

 この条件で「応答を完了」を押します。




 バビロンのオファーに対して、イベリアも応答しています。




 バビロンがイベリアでなく、エジプトを交易相手として選びました。 バビロンのオファーは「鉄・穀物・穀物」だったのですが、 1枚の穀物はブラフだったようです。 そして、そのブラフとして災害を送り込まれてしまいました。

 災害は送り込まれましたが、穀物と鉄を得ることが出来ました。 この交易により、16だったポイントが29にまで増えました。




 2回目の「取引の申し出を宣言」画面です。

 交易セッションは2回しかないので、先ほど押しつけられた災害を 別の誰かに押しつけたいところです。 今回は材木をブラフとして選びました。 価値3の塩と価値3の材木がオファーとして並んでいるため、 他の民族はどちらがブラフか見抜けません。




 他の民族はこのようなオファーを出しました。 バビロンは材木を欲しがっていますが、もう持っていないのでバビロンのオファーには応じません。

 アフリカはパピルスを欲しがっており、代わりに「石油・鉄・顔料」を放出するようです。 アフリカが欲しがっているパピルスを持っており、かつ鉄も欲しいので、アフリカの「オファーに応答」を押します。




 もちろん、災害を押しつける事も忘れません。




 「カウンターオファー」画面に戻ってきました。 「オファーに応答」は、いくつでも同時に出来ます。

 イベリアは材木・塩を欲しがっており、代わりに「石油・穀物・皮革」を放出するようです。 石油と穀物のどちらが真実なのかはわかりませんが、災害を押しつけたいので、イベリアの「オファーに応答」を押します。




 このような感じでオファーに応答しました。 今回はアフリカ・イベリアが実施したカウンターオファーに応じる事にします。




 エジプトのオファーに対して、アフリカとイベリアが応答しました。 イベリアのオファーが真実ならば、+44ポイントを得られます。 穀物のうち1枚は怪しいのですが、1枚は本物で間違いありません。 イベリアの「申し出を許可」を押します。




 イベリアの申し出た穀物の1枚は、やはりブラフだったようです。 ただ、ブラフの正体が災害でなかったのでラッキーでした。 エジプトとしては謀反の災害をイベリアに押しつけた上、 ポイントも29から46へと上がりました。




 エジプトからイベリアへ謀反を押しつけたので、 イベリアの都市を1個、エジプトの都市に置き換える事が出来ます。

 エジプトとイベリアは距離的に非常に遠い民族どうしです。 そんな遠い土地での孤立した都市は、周囲から攻め込まれる運命にあります。 どうせ潰されるので、潰れた時に多くのトークンを残せるよう、 人口制限3のナルボを置き換え都市として選びました。




 先ほどの交易でポイントが46になったので、交易品を支払って値段45の土器を購入します。 同じ種類の交易品を集めた方が、より多くのポイントを得られる事を忘れないで下さい。 今回の場合、ポイントは次のような計算式で求められます。

1 (皮革の価値) × 1 (皮革の枚数) ^ 2 + 2 (鉄の価値) × 2 (鉄の枚数) ^ 2 + 4 (穀物の価値) × 3 (穀物の枚数) ^ 2 = 1 + 8 + 36 = 45


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