バランスオブパワー攻略

索引

アメリカ
初心者レベル
中級者レベル
上級者レベル
多極化レベル

ソ連
初心者レベル
中級者レベル
上級者レベル
多極化レベル

アメリカ

初心者レベル

目的:初心者レベルで最終年までプレイし、ソ連の得点を上まわる
使用マップ:全世界
学習する政策:共存共栄
動画:http://youtu.be/MnL1mHFWgSc

 ビギナーレベルで学ぶ政策は、ソ連との共存共栄です。 このゲームをここまでプレイしたのならば、どちらかの力の均等が極端に崩れた時、核戦争が起こると気付いたと思います。 核戦争を起こさず力の均等を保つためには、アメリカだけでなく、ソ連にも同程度の利益を与えなければならないのです。 そのためにはアフガニスタンなどソ連が死守すべき国や、アフリカの小国はソ連の利益のために差し出す必要があります。

 またホンジュラスやパナマといったアメリカの権益が強い国や、征服済みのアフリカの小国に対して、 ソ連が強引な援助や派兵を実施する時があります。 これはソ連が困っているサインです。 外交交渉で拒否しても応じず、ソ連がデフコンまで持ってきたのならば、ソ連に譲ってあげましょう。 アメリカが1,000百万ドルの資金援助を行っている国に対して、20百万ドルの反政府資金が流れ込んでも、別に痛くありません。 こういったちょっとしたダダを受け入れてやれば、ソ連はおとなしくなります。 仮に革命を起こされても、再度そこで革命を起こせば良いだけです。 力の均等を崩すのではなく、力の均等を保つことがバランスオブパワーの目的なのです。


まとめ:

ソ連の権益も常に考慮し、適度に譲る。
ソ連が強引な派兵を行う時は困っているサイン。寛大な心で譲ってやる。
共存共栄により力の均等を保つことが、バランスオブパワーの目的。


中級者レベル攻略

目的:中級者レベルで最終年までプレイし、ソ連の得点を上まわる
使用マップ:全世界
学習する政策:Yes money, No military
動画:http://youtu.be/Gx5um0AfLzE

 中級者レベルからは、クーデターの要素が加わります。 とはいえ、クーデターはそれほど気にすることはありません。 それよりも、より怒りっぽくなったソ連が中級者レベルを難しくする事でしょう。

 中級者レベルのソ連は、派兵に対してより神経質になっています。 アメリカの安易な派兵は、すぐに核戦争を引き起こすことでしょう。 ただ、ソ連は自国の派兵もビクビクしながら行います。 無理は禁物ですが、ソ連の派兵に対しては強気で拒否していきましょう。 ただし派兵を拒否した場合は、反政府勢力への資金援助とクーデーター支援は見逃してやりましょう。 ソ連の金銭的支援は肯定し、軍事的支援は否定する。 これによってバランスを保つことが「Yes money, No military」です。

 ソ連の反政府勢力への資金援助とクーデーター支援に対しては、アメリカも「Yes money, No military」で対抗します。 つまり、お金に対してはお金で対抗するのです。 例えばソ連がアメリカの友好国に対して20百万ドルの反政府勢力支援を行った場合、アメリカは拒否せず政府へ20百万ドルを支援します。 クーデターに関しても同様です。 ソ連は政治工作に使える資金が乏しいため、アメリカと資金援助競争を行えば、そのうち資金をひっこめます。 こうする事によって、無理なく友好国を守る事が出来ます。

 ソ連の派兵はできるだけ拒否しますが、ソ連はデフコンに持ち込んででも派兵をする時があります。 そんなときは、無理せず派兵させてやりましょう。 5,000人程度の派兵ならば、その1ランク上の経済援助である400百万ドルの援助でなんとかなる時があります。 派兵に対して派兵で対抗するのは、なるべく避けましょう。 どうしても派兵しなければならないのならば、5,000人が上限です。 それ以上派兵するぐらいならば、見捨てた方が安全です。

 アメリカが攻撃的に派兵を行う場合は、ドミノ理論を用います。 ただし十分な経済援助と駐留を行った上で、隣国へ攻め込みます。 ビギナーレベルと同等のスピードで侵攻することは危険です。

 中級者レベルの主戦場はアフリカです。例によってエジプトからドミノを倒していきます。 またコートジボワール(ivory coast)は絶対アメリカ圏なので、ここに大量の資金援助と派兵を行い、周辺国に睨みをきかせます。 ただドミノはあくまでエジプトからなので、コートジボワールから侵攻するのはやめましょう。 コートジボワールへは、あくまで防御的な派兵です。 最終的に中央アフリカとザイールへ100,000人の軍隊を駐留させ、タンザニアを友好国とします。 可能ならば、ケニア・コンゴ・チャドにも派兵して革命を起こして下さい。 またジンバブエもアメリカの勢力が強いので、ここにも南アフリカから侵攻して下さい。 レバノンへもイスラエルから侵攻可能です。

 その他のアフリカ・中米・南米・中東・アジアには侵攻しません。 これらの国々に対しては「Yes money, No military」で防御に徹しましょう。 中米はニカラグアを中心に激しい攻撃を受けることになりますが、あくまでも「Yes money, No military」です。 どうしてもダメな場合は、見捨てましょう。 中米の国々の威信値はほとんどゼロなので、全て占領されても構いません。 またイランは無視した方が簡単です。 なぜか毎回イランを占領されてしまう人は、パキスタン政府に20,000人、イランの反政府勢力に100,000人を派兵しましょう。 兵力が少なくなって多少苦戦しますが、イランに革命が起こった時、アメリカも得点を得ることが出来ます。


まとめ:

カネは兵よりも安全


上級者レベル攻略

目的:上級者レベルで最終年までプレイし、ソ連の得点を上まわる
使用マップ:全世界
学習する政策:フィンランド化の抑制
動画:http://youtu.be/LyGpdv17pUQ

 上級者レベルではフィンランド化が追加されます。 フィンランド化とは、小国が大国になびくことを意味します。 そこらの小国なら無視できるのですが、中国のような莫大な威信値を持つ国も簡単にフィンランド化します。 中国は地政学上、ソ連へフィンランド化します。 そうなってしまうと、アメリカの全同盟国に外交圧力を加えて威信値を搾り取っても、まだ足りません。 上級者レベルは、中国のフィンランド化をいかに抑制するかがキーとなります。 ちなみにフィンランド化の名前の由来になったフィンランドですが、残念ながらこのゲームには登場しません。とほほ。

 中国のフィンランド化を避けるために、不要なデフコンは絶対に避けなければなりません。 アフリカで異議を唱える時は、2クリック以内で勝って下さい。 例えばアドバイザリ全員が「Nuke 'em!」と言っている危機は、2クリック以内に勝てる危機です。 3クリック以上必要な危機は、デフコンに突入してしまいます。 このような危機は最初から無視しましょう。

 中東においては、イスラエル政府に100,000人、イランの反政府勢力へ20,000人を派兵します。 反政府勢力への派兵はイラン一国のみにして下さい。 他国の反政府勢力には、ゲーム終了まで一人も派兵しません。 アジアにおいては、中国は完全に無視します。 その他のアジア各国での危機は簡単に勝てるはずです。

 中米の国々とはすでに軍事基地同盟を結んでいるおり、無視できません。 ここだけはデフコンに突入してでも拒絶しましょう。 ただし、無理は禁物です。 少額の資金援助や低レベルの条約締結は見逃してやりましょう。 そして、万が一ソ連に占領された場合は、取り返すのはやめましょう。 簡単に取り返せると思いますが、それによって中国のフィンランド化が進んでしまいます。 こちらの方がよりダメージが大きいです。 南米は各国政府へ軍事援助を行い、革命が起こらないように気をつけます。

 クーデターに関して。 アフリカのクーデターは完全に無視します。 煽ったり、助けたり、一切行いません。 中米・南米・アジアのクーデターは、経済援助で助けます。 トルコや西ヨーロッパでもクーデターは起こりますが、経済援助を行っても助からない場合が多いです。 こういった国々のクーデターは単なる政権交代なので、無視しましょう。

 条約締結に関して。 3〜4ターン経過すると、南米やアジアの国々と条約締結を結ぶことが出来るようになります。 南米・アジア・南アフリカやモロッコといったアフリカの国々は、安全な国々です。 このような安全な国々とは、核による防衛条約を結びましょう。 もし軍事基地レベルの条約締結しかできなくても、いずれ核による防衛条約を結べる可能性は高いです。 こまめに条約締結をチェックして下さい。 中米の国々は、エルサルバドル・グアテマラとだけ核による防衛条約を結びます。 ホンジュラス・コスタリカ・パナマと条約締結を行うと、占領された時にアメリカの威信値が下がります。


まとめ:

中国のフィンランド化を阻止することが、上級者レベルのキー。
中国のフィンランド化を阻止するために、不要なデフコンは起こさない
安全な国々と核による防衛条約を結ぶ。


多極化レベル攻略

目的:多極化レベルで最終年までプレイし、ソ連の得点を上まわる
使用マップ:全世界
学習する政策:小国間戦争の抑制
動画:http://youtu.be/W5WSx-VADGg

 多極化レベルでは小国間の戦争が追加されます。 小国間戦争はどちらかが降伏するまで継続され、どんどん経済力を奪っていきます。 そうなると当該国が不安定化し、援助を増やさざるを得ません。 また、例えばイスラエルがアラブ諸国で大暴れをすると、ソ連が大規模な兵力を使って介入してきます。 こうなると友好国の喪失による威信値の低下と、ソ連へのフィンランド化による威信値の低下をもたらします。 小国間戦争、特に小国による反政府勢力への援助はなるべく阻止して下さい。

 小国間戦争を予防するために、「その他の国のニュース」を毎ターン必ずチェックして下さい。 そこで表示される、勝てそうな危機(We can go either way here.など)は全て拒絶します。 これにより小国同士の戦争を予防しましょう。 特にイスラエルが関連する危機は全て拒絶です。 そうでないと、中東に戦争が広がり、ソ連が大規模介入を行って手に負えなくなってしまいます。

 その他の多極化レベルの攻略は、基本的に上級者レベルと同じです。 イランの反政府勢力へは20,000人を派兵し、革命に備えましょう。 またフィリピン政府へ余った兵力を派兵しておくと、フィリピンに対する支援額を増やさなく済む・・・場合もあります。

 クーデターと革命は上級者レベル以上に注意しましょう。 これらを起こさないことによって、得点を稼ぐイメージです。 特にクーデターは西ヨーロッパ諸国やトルコであっても、助けて下さい。 助からない場合も多いですが、クーデターで政府が転覆する時期をできるだけ遅らせましょう。


まとめ:

「その他の国のニュース」を毎ターン必ずチェックする。
小国間の危機はなるべく拒絶し、戦争を開始させない。
イスラエル関係の危機は絶対阻止。


ソ連

初心者レベル

目的:初心者レベルで最終年までプレイし、アメリカの得点を上まわる
使用マップ:全世界
学習する政策:ドミノ理論
動画:http://youtu.be/lt9sfJD2-4E

 アメリカでのプレイは防御的にプレイしました。 これはアメリカが多くの予算を保有していたからです。 いわば、アメリカはカネで平和を買うプレイができました。 しかしソ連は多くの予算を保有していません。 その代わり、兵員はたくさん保有しています。 ソ連でのプレイは、力で平和を買う攻撃的なプレイとなります。

 ただ、当然のことながら派兵に対してアメリカは敏感に反応します。 そこで、どこに派兵すればアメリカが怒らないのか、見極めることが重要になります。 アメリカが怒らない場所をうまくみつけ、大胆に派兵していきましょう。

 まずは中東・中米・アフリカに足場を固めます。 イランの反政府勢力へ500,000人、ニカラグアへ20,000人、 エチオピア・モザンビーク・アンゴラ・リビアに5,000人を派兵して下さい。

 中東はイランを征服すれば終了です。 ここだけで300ポイント近い威信値を得られるので、必ず征服しましょう。 中米はホンジュラス・コスタリカ・パナマの順に1ターンずつ大軍を派遣します。 この四カ国を征服した後は、政府への資金援助を徐々に増やし、平和な状態にすれば終了です。 ニカラグア・ホンジュラス・コスタリカ・パナマ以外の中米・南米諸国を征服することは困難です。

 アフリカはエチオピア・モザンビーク・アンゴラ・リビアをドミノの起点として征服していきます。 ただしエジプト・モロッコ・コートジボワール・ジンバブエ・チュニジア・スーダンは絶対アメリカ圏なので、一切手は出しません。 これらの国に対するアメリカの政策は、完全に無視しましょう。 またアルジェリア・ナイジェリア・南アフリカにも自ら手を出すことは止めましょう。


まとめ:

ソ連は力で平和を買う攻撃的なプレイ。
アメリカが怒らない場所を捜し、大胆に派兵するべし。
イランは必ず征服すること。


中級者レベル

目的:中級者レベルで最終年までプレイし、アメリカの得点を上まわる
使用マップ:全世界
学習する政策:クーデターの幇助
動画:http://youtu.be/ywfao7e-QlU

 中級者レベルの攻略は基本的に初心者レベルと同じです。 アメリカでプレイした場合は、クーデターを火消しするために経済援助を行いました。 しかしソ連は同盟国が少なく、アメリカほどやっきになって火消しを行う必要がありません。

 一方、アフリカにあるアメリカの同盟国でクーデターが起こりそうな場合は、クーデターを幇助してやりましょう。 ただクーデターでひっくり返された政府は、これまた簡単にひっくり返されるので、深入りは禁物です。


まとめ:

クーデターに深入りは禁物。


上級者レベル

目的:上級者レベルで最終年までプレイし、アメリカの得点を上まわる
使用マップ:全世界
学習する政策:フィンランド化の幇助
動画:http://youtu.be/PfWiX0d-4U8

 上級者レベルの攻略は基本的に中級者レベルと同じです。 中米を占領し、アフリカを徐々に占領していきましょう。 ただし、中級者レベルと決定的に異なる要素があります。 それはフィンランド化です。

 中米・アフリカを占領していくと、やがて中国がフィンランド化されます。 ターン開始前に中国の色が変化することを見逃さないで下さい。 一度中国がフィンランド化した後は、最大の外交圧力を毎ターン欠かさず加えます。 これによって、中国は無尽蔵に威信値を与えてくれるATMと化します。 中国ほどではありませんが、ユーゴスラビアもそこそこの威信値を与えてくれます。 またある程度アフリカで暴れた後は、アルジェリア・ナイジェリアも威信値ATMと化します。

 中米・南米でガンガン暴れ、その度に中国・ユーゴスラビア・アルジェリア・ナイジェリアから 威信値を搾り取っていきましょう。 特に中国の威信値がつきることは、まずありません。


まとめ:

中米・南米で暴れ回る。
暴れ回った後、最大の外交圧力を加えて中国・ユーゴスラビア・アルジェリア・ナイジェリアから威信値を搾り取る。


多極化レベル

目的:多極化レベルで最終年までプレイし、アメリカの得点を上まわる
使用マップ:全世界
学習する政策:小国間戦争の抑制
動画:http://youtu.be/8GehTTMlp9g

 上級者レベルの攻略は基本的に中級者レベルと同じです。 ただ、多極化レベルのプレイヤーはもう少し上を狙ってみましょう。

 中米はホンジュラスを占領後、南下して下さい。 コロンビアを占領して100,000人の兵士を常駐させ、ブラジルにプレッシャーをかけます。 やがてブラジルと条約を結べるようになるので、最高レベルの条約を結びます。 ブラジルと条約締結後は再度そこへ100,000人の兵士を常駐させ、アルゼンチンから威信値を搾り取ります。

 アフリカを徐々に占領すると、やがてアフリカ各国はソ連と親しくなります。 このタイミングで侵攻をやめ、アフリカ各国と条約を結んでいきましょう。 モロッコ・南アフリカ・ジンバブエ・エジプト・スーダン以外の各国とは仲良くなりたいところです。 また、アメリカがエジプトから兵を引き始めたのならば、逆にソ連がエジプトを占領します。

 小国に関しては、多極化レベルらしく、ベトナム・キューバ・リビア等同盟国が暴れ始めます。 これらの国がタイやエジプトと戦争を始めると収拾が付かなくなるので、できるだけ阻止しましょう。

 このレベルでも中国・ユーゴスラビア・アルジェリア・ナイジェリアは威信値ATMです。 限界まで搾り取りましょう。


まとめ:

「その他の国のニュース」を毎ターン必ずチェックする。
小国間の危機はなるべく拒絶し、戦争を開始させない。
タイ・エジプトといったアメリカの同盟国関係の危機は絶対阻止。



戻る