メルヘンヴェール I 攻略


対応機種:PC9801
価格:7,900円
発売年:1985年
発売元:システムサコム

概要

 メルヘンヴェール Iとはシステムサコムが発売したアクションRPGです。 このゲームの特徴は美しいグラフィックスにあります。 16x16ドットといったタイルでマップを作っていた時代に、一枚絵のような自然画の美しいマップは衝撃的でした。 またステージクリア時に表示されるイラストも美麗であり、神秘的ですらありました。 一方ゲームとしてはクソゲーであり、バファリンが優しさでできているなら、このゲームはストレスでできています。 例えば自機の移動速度が地獄レベルで遅く、やっと歩いたと思えば崖に落ちて死にます。 グラフィックスに神秘性を感じる人、あるいは、ストレスをゲーム性だと勘違いできるマゾゲーマーにおすすめです。

 このページにはメルヘンヴェール Iの攻略が書かれています。 遊び方の章ではゲームの目的、画面、キャラクターの操作を説明しています。 アイテムの章では登場するアイテムの効果、取得場所、取得方法を説明しています。 攻略の章では1面から8面ごとの攻略を説明しています。 エミュレータ設定の章ではゲームを快適に遊ぶための設定を説明しています。 感想の章にはゲームの感想が書かれています。

目次

  1. 1. 遊び方
    1. 目的
    2. 画面
    3. 操作
  2. 2. アイテム
  3. 3. 攻略
    1. 1面
    2. 2面
    3. 3面
    4. 4面
    5. 5面
    6. 6面
    7. 7面
    8. 8面
  4. 4. エミュレータ設定
    1. どこでもセーブ
    2. Helpキー有効化
    3. AMD98有効化
  5. 5. 感想

1. 遊び方

目的

 怪物にされた王子が人間に戻るために旅をする。 面クリア型の平面アクションゲームで、ブーツや剣といったアイテムを取ると自機の性能がアップし、 妖精を助けるとヒットポイントの最大値が上がる。 面をクリアするとビジュアルシーンが始まる。全8面。

画面



崖:落ちると死ぬ。スペースキーを連打すると這い上がる
岩や切り株:撃つとアイテムが出現する時がある
水色の円:安全地帯
井戸:前の面に戻る

操作

 テンキーで自機を4方向に移動。スペースキーで射撃、 安全地帯の中でHelpキー(xnp2だとF12)を押すとアイテム確認画面が開く。 安全地帯ではセーブもできるが、どこでもセーブを使った方が楽。

2. アイテム

  名前 効果 取得場所、方法
フルーツ HP回復 各所
アイテム・マニュアル アイテムの詳細を知る事ができる 01A02枯れ木
キャラクター・マニュアル 敵のステータスを知る事ができる 01B03左上の岩
アンブロシア 最大HPアップ+HP回復 各所
ユンゲル HPが50か100回復 各所
フロッピー セーブできる 各所
オムニアのマント 1面のクリアに必要 01A04
フェスティノー 砂漠での移動速度アップ 02B03の敵を全滅
セレル薬 砂漠での移動速度アップ。フェスティノーと重複して取っても無効。時間で効果消滅 03B01左上の岩
ランプ 洞窟が明るくなる 03A01で動かないなめくじを殺さずに木に触れる
アウラの木の実 3面のクリアに必要。3個集める事 03A02で敵を全滅させた後右の枯れ木を撃つ。03B02中央の岩、03B03右の枯れ木も敵を全滅させた後に撃つ。
聖書 死後天国に行ける。天国をクリアすると復活できる 04A02左上の枯れ木、07B03の敵を全滅
4種類あり、威力と連射数が異なる 01A02中央の切り株、03A02中央の岩、05A03右上の岩、07A02
ソボル薬 最大HP増加 04A02で中ボスを倒した後右上の岩を撃つ。04A03中央の岩、04B01左下の岩、04B02一番右の枯れ木、04B03左上の岩も先に中ボスを倒してから撃つ
アムニス薬 海に入る事ができる 05B02で敵を全滅させた後左上の切り株を撃つ
リバティオー 04A03のディーバに返す酒 05B01で敵を全滅させた後左下の切り株を撃つ
ソルビティオ 6面のクリアに必要 05A02黄色い泉
05A02の黄色い泉を出現させる 05A03で画面右の鬼を倒してから左下の岩を撃つ
フェラリス薬 死亡時に少しだけHP回復 06B01の左上の一つ目オバケを倒して花を出す。10秒放置すると薬に変化。花を撃つと消える
07A02の宝の箱取得に必要 07A03
宝の箱 メルヘンヴェールIIで神秘の霊薬と勝利の鍵がもらえる 07B01
王冠 08A03の扉を開ける 07B01
ケープ 08A03の扉を開ける 8面ビジュアルステージ
エンブレム 08A03の扉を開ける 04A03
ミルラ酒 08A03の扉を開ける 08A03

3. 攻略

1面

  01 02 03 04  
A
A:フルーツ
フロッピー:01A04


A:剣
B:アイテム・マニュアル
C:フルーツ

A:フロッピー
B:ユンゲル
C:フルーツ

A:オムニアのマント


A
B



A:フルーツ
フロッピー:01A02


A:キャラクター・マニュアル
B:フルーツ
フロッピー:01A02



B
  01 02 03 04  

 1面では操作の基本を習得した後、剣やアイテムを揃え、オムニアのマントを取得し、太陽の神に会えばクリア。 自機の操作や敵の倒し方といった基本を最初に習得する。 セーブはエミュレータのどこでもセーブを使用する事。このゲームはセーブが罠になっている。 基本を習得したのなら剣を取得してパワーアップする。 その後キャラクター・マニュアル等のアイテムを拾い集める。 アイテム収集が終わればオムニアのマントを取得するが、ここのボスはこのゲーム最強のボスである。 マント取得後01A01の太陽の神に会えばクリア。

01B02


A:フルーツ
フロッピー:01A02

 スタート地点。 ゲーム開始地点の水色の円は安全地帯であり、アイテムの確認とセーブができる。 水色の道路の上は通常速度で歩く事ができるが、砂漠は歩く速度が激減する。 敵を攻撃する時は上下左右に小刻みに動きながら軸を合わせて撃つ。 岩や切り株に弾を当てると敵やアイテムが出現する。 画面左下の水たまりは井戸であり、1つ前の面にワープする。ちなみに1面の井戸に入っても死ぬだけである。

 ゲーム開始地点の水色の円は安全地帯であり、HELPキーで所有アイテムを確認できる。 安全地帯での自機は完全に無敵であり、敵の体当たり(おさわり攻撃)や弾を無効化できる。 しかしながら、敵の接近を阻む事はできず、安全地帯を出た途端にタコ殴りにされる場合もあるので注意。 安全地帯でHELPキーを押すとアイテム画面に入る。 xnp2の場合、F12にHELPキーを割り当てる事ができる。 アイテム・マニュアルを持っている場合、エンターキーを押すとアイテムの詳細を知る事ができる。 キャラクター・マニュアルは敵の情報を知る事ができる。

 安全地帯でセーブをする事ができるが、ハマリになる事が多く、どこでもセーブを使用した方が良い。 アイテム・マニュアルとフロッピーを持っている場合、アイテム画面でフロッピーを選択してSを押下するとセーブできる。 しかしながら、このセーブ方法は忘れてどこでもセーブを使用した方が良い。 (xnp2でのどこでもセーブの方法はこちら。) というのも、このゲームはセーブそのものが罠になっているからである。 一度セーブするとフロッピーが消えてしまい、面のどこかに出現するフロッピーをいちいち取りに行かなければならない。 しかも、フロッピーは大量に弾を吐くボスの面前に出現したり、死なない敵が守る袋小路の先に出現したりする。 ほうほうの体でフロッピーを取ったとしても、安全地帯に戻るまでにHPを削られてしまい、死ぬ直前でのセーブとなってハマリになる。 どうしてもセーブしたい場合、最初のフロッピーは01A03にあり、01A02に再出現する。

 水色の道路の上は通常速度で歩く事ができるが、砂漠は歩く速度が激減する。 テンキーを使って水色の道路の上を歩いてみよう。自機の移動速度が地獄みたいに遅くて驚くはずだ。 ここでイラッとした人はこのゲームのプレイをやめた方が良い。 というのも、今後この移動速度が早くなる事はなく、ダッシュボタンもないからである。 目安としては、ドルアーガの塔でジェットブーツを取らずにプレイできるレベルの強靭な精神力が必要とされる。 砂漠の上は歩く速度がさらに遅くなるが、02B03のフェスティノーを取ると通常速度まで回復する。 今後この地獄みたいな足の遅さで常に遠回りを強いられるはめになり、無駄な移動時間が莫大に発生する事になる。

 敵を攻撃する時は上下左右に小刻みに動きながら軸を合わせて撃つ事。 自機は4方向にしか弾を撃てないのに、敵は8方向に移動して、斜めからペタペタとおさわりをしてくる。 このおさわりはプレイヤーに非がないダメージであり、完全な不条理である。 しかも、ゲーム中に登場するザコはほぼ全てこのアルゴリズムであり、1面から最終面までずっと不条理なダメージを受け続ける。 このアルゴリズムでは立ち止まったり、敵に背を向ける事は死を意味する。 というのも、立ち止まると斜めに距離を詰められ、背を向けるとどこまでも追いかけるからである。 攻撃時は上下左右に小刻みにフェイントをかけながら敵に近付き、軸が合ったタイミングで連射する。 1〜3面には道路に入れない敵、道路しか移動できない敵がいるので、まだ楽である。

 敵を倒して妖精が出てきた場合、最大HPが増加する。 妖精を取る必要はない。というより、当たり判定があって取れない。 なおこの妖精も罠の一つである。 というのも、妖精の当たり判定によって道が塞がれる場合があるからである。 1面のように広い場所なら良いが、今後崖に挟まれた狭い道で妖精が出現し、身動きが取れなくなるという事態に陥る。

 倒した敵は時間経過により復活する。 復活する敵は、自機が近くにいようが、自機と重なっていようがお構いなしに復活する。 これは敵の復活時に連続ダメージを受ける可能性がある事を意味する。 復活時の予兆は全く無い。それゆえ、この不条理な突発事故を避ける方法も全く無い。 こまめにどこでもセーブをしておこう。

 崖に落ちたらスペースキーを連打する事。 画面の端々にある切れ込みは崖であり、落ちるとしがみつきモードになる。 このモードでスペースキーを連打しないと、数秒後に落ちて死ぬ。 面が進むに連れて道がどんどん細くなり、頻繁に崖に落ちるようになる。 ただでさえ足が遅くてイライラしているのに、何度も崖に落ちてさらにイライラする。 しかも、弾を撃つと一歩前進するという謎仕様により、ますます崖に落ちやすくなっている。 崖を挟めばおさわりしてくる敵を一方的に攻撃できるが、そういった状況は少ない。

 岩や切り株を撃つとアイテムや敵が出てくる場合がある。 いくつかの例外はあるものの、ほとんど全てのアイテムは岩や切り株に隠れている。 アイテムが隠れている場合、一発撃てば出現するので、とりあえず全ての岩と切り株を撃ってみる事。 ただし、敵が隠れている場合もあるので、離れた場所から撃つように。 また、一度取得した回復アイテムは二度と出現しない。 ジワジワ削られると、回復アイテムがなくなってハマリになる事もよくある。 そういった場合、セーブせずにリセットするしかない。

 井戸に入ると1つ前の面に戻る事ができるが、1面の井戸に入っても死ぬだけである。 前の面に戻って残しておいた回復アイテムを取る、というプレイもできなくはないが、多くの場合道中でのダメージが回復量を上回る。

 F5キーを押すとゲーム速度を三段階で変更する事ができる。 ゲーム速度を早くすると自機の足の速さも早くなるが、敵の移動速度もリスポーン速度も上がる。

 このゲームは全てのアクションがストレスに直結している。 上記の説明を読んでの通り、メニューを開く、セーブする、移動する、弾を撃つといった、プレイヤーが取りうるあらゆるアクションにおいて 極めて強いストレスが発生する。 ここまで徹底すると、プレイヤーを怒らせる事がゲーム性だと確信しているとしか思えない。 優しさがゲーム性だと確信しているプレイヤーは、おそらく開始3秒で泣き出す事になるであろう。 1面のストレス度はこれでかなり低くなっており、今後鬼のようにアップしていく。 このストレスに耐えられる人は、米軍海兵隊のストレス試験も鼻歌まじりでクリアできるはずである。 早い話、この先何の光明もないので、やめるなら今のうちだ。

 クソゲーを遊ぶ覚悟があるのなら、01A02へ。

01A02


A:剣
B:アイテム・マニュアル
C:フルーツ

 画面中央の切り株と枯れ木を撃って剣とアイテム・マニュアルを取る。 剣は画面に表示される弾の数が3個になる。 アイテム・マニュアルがあると安全地帯でアイテムの詳細を知る事ができる。 さらに、フロッピーを持っているとセーブ、ロードができるようになる。

 ここに来るまでにダメージを受けていた場合、どこでもロードするか最初からやり直す事。 このゲームは回復アイテムが極端に少ない上、一度取ると再度現れない。 これは回復アイテムのリソース管理が必要になる事を意味する。 無駄にダメージを受けて無駄に回復すると、すぐに回復アイテムがなくなってハマリになる。 面クリア時に一応回復するものの、ラスタンサーガの回復アイテム並にちょこっとしか回復しない。 回復アイテムはほぼないものと考えて、まとまったダメージをある程度受けたら即どこでもロードをした方が楽。

 1面の回復アイテムはボス戦に備えて温存する事。 1面のボスはこのゲーム最強のボスであり、大ダメージは必至である。 それゆえ、ダメージ状態でボスに挑めば即ハマリとなり、ボス戦後に回復できなければ2面でハマリとなる。 こういった理由により1面の回復アイテムはうかつに取る事ができない。 1面の回復アイテムは、ボス戦直前の全回復と、ボス戦直後の全回復に使用する事。 ほぼ無傷でボスまで行き(回復アイテムで増えた最大HPを満タンにするのは構わない)、ボス戦後に残しておいた回復アイテムを 拾い集めるというイメージである。

 01B03へ。

01B03


A:キャラクター・マニュアル
B:フルーツ
フロッピー:01A02

 ここの安全地帯でセーブすると01A02にフロッピーが出る。 左上の岩を撃ってキャラクター・マニュアルを取得する。 このアイテムがあると敵キャラの説明を読む事ができるが、どの敵もアルゴリズムは同じ(斜めからのおさわり)なため、 読む意味はほとんどない。 右下の道が途切れている部分から宇宙空間を進んで01A03へ。

01A03


A:フロッピー
B:ユンゲル
C:フルーツ

 フロッピーとアイテム・マニュアルがあると安全地帯でセーブできるようになる。 最初のフロッピーはここで取る事ができる。 しかしながら、このゲームはセーブすら罠なので、フロッピーでのセーブは忘れてどこでもセーブを使用する事。

 右側の宇宙空間には01B03からしか入れない。 まだ1面だが、右の画面(01A04)にはこのゲームで最強のボスが待ち構えている。 このボスは倒せない上、ボスの真下に必須アイテムが置かれているため避けて通る事ができない。 そのため、さっと行ってアイテムだけ取り、さっと帰る必要がある。 画面右端まで自機を持っていったら、切り株のちょい上の位置までY座標を移動させる。 どこでもセーブをしたら01A04へ。

01A04


A:オムニアのマント

 迅速に行動してオムニアのマントを取り、01A03へさっさと逃げ戻る。 この画面の敵は流れ星、青玉、ボスの3種類だが、全て無敵なため、逃げる以外にできる事がない。 ただ逃げるといってもこの足の遅さであり、01A04は難易度が非常に高い画面となっている。 この画面でやる事はボスの下のアイテムを取る事である。 流れ星は右に動いたり立ち止まったりでかわすことができる。 青玉は撃つと動きを止めるので、移動しながら定期的に撃って動きを止めておく事。 ボスは近づくとボロボロと弾を撃ってくる。 ボスの弾は自機の正面で無効化できる。 また、自機が弾を撃っている時は自機の左側でボスの弾を無効化できる。 これにより、連射しながら右に移動することによって、上からの弾を防ぐ事が可能である。 ただ、左に帰る時はこの技は使えない。

 アイテムを取ったらさっさと逃げ戻り、残しておいた回復アイテムで回復する事。 ここで回復できなければ2面でハマリになるので最初からやり直す事。 ダメージ80程度なら残しておいた回復アイテムでほぼ全回復できる。

 01A01へ。

01A01


A:フルーツ
フロッピー:01A04

 ここでセーブすると01A04のボスの真下にフロッピーが出る。 罠である。 ちなみに2面のフロッピーの初期位置は02A01のボスの横である。 すなわち、ここでセーブするとフロッピーは2面のボスと1面のボスのすぐ近くに出現する。 セーブなしで2面のボスまで行けるはずがなく、ハマリである。 01A04に取りに行っても、ボスにボコボコにされるだけだ。 回復アイテムもすでにないはずであり、ハマリである。 どうしてもフロッピーでセーブしたい場合、1面のフロッピーを2面に持ち越す事。

 オムニアのマントを持っているなら左側の途切れた道を上に進んでクリア。 クリアすると多少HPが回復するが、この時点でHPがほぼ満タンでない場合ハマリである。 というのも、2面の回復アイテムも非常に少ないからであり、今のうちにやり直したほうが早い。 02B01へ。

2面

  01 02 03  
A
A:フロッピー
B:フルーツ


A:フルーツ



A:ユンゲル
B:フルーツ
フロッピー:02A02
A
B
A:フルーツ
フロッピー:02A01

A:フルーツ


A:フェスティノー
B:フルーツ
B
  01 02 03  

 2面はフェスティノーを取ってスピードアップした後、ボスのギアスを倒せばクリア。 2面はほとんどが砂漠であり、ただでさえ遅い自機の移動速度がさらに減少する。 そこで、砂漠での移動速度を向上させるフェスティノーを真っ先に取りに行く。 フェスティノーは02B03の敵を全滅させれば出現する。 ボスは02A01のギアス。 こいつは左半身が無敵なので、接近後、右半身を連射して倒す。

02B01


A:フルーツ
フロッピー:02A01

 ここでセーブすると02A01のボスの横にフロッピーが出る。 言うまでもないがこのセーブも罠である。 1面からフロッピーを持ち越している場合02A03でセーブする事。 なお、フロッピーを持ち越していない場合の初期位置も02A01のボスの横であり、ハマリである。 02B03へ。

02B03


A:フェスティノー
B:フルーツ

 敵を全滅させると移動速度が上がるアイテムが出る。 ここの敵を全滅させるとフェスティノーというアイテムが出る。 このアイテムはドルアーガの塔でいうジェットブーツであり、砂漠での移動速度が向上する。 言うまでもないが必須アイテムである。 なお、あちこちにある蟻地獄に入ると即死する。 02A03へ。

02A03


A:ユンゲル
B:フルーツ
フロッピー:02A02

 ここでセーブすると02A02にフロッピーが出る。 02B02へ。

02B02


A:フルーツ

 ここの井戸であえて1面に戻り、HP最大値を増やす戦略もある。 井戸に入ると01B02に出る。 オムニアのマントはすでに持っているので、01A01ですぐにクリアする。 すると何事もなかったかのようにビジュアルシーンが始まり、HP最大値が増加する。 理論的にはここでHP最大値を上限まで上げる事もできる。 どうしてもクリアできない場合の最終手段として覚えておこう。02A02へ。

02A02


A:フルーツ

 石像が吐き出す小石は防ぐ事ができない。1面だと流れ星すら防いでいたのに・・・。M02A01へ。

02A01


A:フロッピー
B:フルーツ

 ボスは左から正面に回り込んで、左半身を連打。 足が遅くてイライラ、鼻くそみたいな小石に削られてイライラ、自機の当たり判定がやたら大きくてイライラ、すぐ崖に落ちてイライラと、 とてつもないストレス負荷をかけてくる画面。 左上のスフィンクスみたいな敵がボス。 ボスの左に回り込んで連射すればよいのではと思うかもしれないが、このボスはなぜか右半身が無敵なのである。 それゆえ、一旦左にぐるっと回り込んだ後、ボスの正面に再度回り込み、ボスの左半身を連射しなければならない。 ボスを倒した後はその上のくぼみに行く事。03B01へ。

3面

  01 02 03  
A
A:ランプ
B:ユンゲル

A:剣
B:アウラの木の実

A:ユンゲル
フロッピー:03A01
A
B
A:セレル薬
B:フルーツ
フロッピー:03B03

A:アウラの木の実
B:ユンゲル


A:アウラの木の実
B:フロッピー

B
  01 02 03  

 3面はランプで洞窟を照らし、アウラの木の実を3個集め、霧の扉を通ればクリア。 この面の洞窟は真っ暗であり、ランプが必須である。 ランプは動いていないなめくじを殺さずに木に触れると出現する。 ランプを取ったら洞窟に入って剣とアウラの木の実を3個集める。 剣とアウラの木の実を取得する時は、まず敵を全滅させる事。 そうでないと、バグにより出現しない時がある。 アウラの木の実を3個集めれば03A03の扉を通ってクリア。

03B01


A:セレル薬
B:フルーツ
フロッピー:03B03

 ここでセーブすると03B03にフロッピーが出る。 左上の岩を撃つとセレル薬が現れる。 セレル薬の効果はフェスティノーと同じであり、砂漠での移動速度が向上する。 一見するとフェスティノーを取り逃した人に対する救済策に見えるが、セレル薬は時間で効果を失う。これまた陰湿な罠である。 なお、フェスティノーを持っている場合、セレル薬を取っても何の効果もない。03A01へ。

03A01


A:ランプ
B:ユンゲル

 なめくじを倒さずに木に触り、ランプを取る。 動かないなめくじだけを殺さずに木に触るとランプが現れる。 動いているなめくじは殺しても構わない。 このランプは洞窟を明るく照らす。 ランプを取ったら動かないなめくじも殺して構わない。03A02へ。

03A02


A:剣
B:アウラの木の実

 敵を全滅させた後に、剣とアウラの木の実を取る。 剣とアウラの木の実は敵を全滅させてから取る事。 というのも、敵を全滅させないとバグで出現しない事もあるからだ。 剣は黄弾の3連射。黄弾は初期弾の2倍の威力がある。弾の発射速度は同じなので、黄弾の3連射と初期弾の4連射を比較すると、 単位時間あたりの攻撃力は1.3倍となる。 03B02へ。

03B02


A:アウラの木の実
B:ユンゲル

 敵を全滅させた後にアウラの木の実を取る。また百目を倒すとユンゲルが出る。03B03へ。

03B03


A:アウラの木の実
B:フロッピー

 敵を全滅させた後にアウラの木の実を取る。03A03へ。

03A03


A:ユンゲル
フロッピー:03A01

 ここでセーブすると03A01にフロッピーが出る。 アウラの木の実を3個集めていると右上の霧が晴れて扉が現れる。 この面にボスはいないので扉に入ればクリアとなる。 なお4面のフロッピーは最初からハマリの場所にあるので、どうしてもフロッピーでセーブしたい場合は3面から持ち越すこと。 04B03へ。

4面

  01 02 03  
A
A:フロッピー
B:フルーツ



A:ソボル薬
B:聖書
C:ユンゲル
D:フルーツ

A:ソボル薬
B:ユンゲル
C:フルーツ

A
B
A:ソボル薬
B:ユンゲル
C:フルーツ
フロッピー:04A03

A:ソボル薬
B:フルーツ



A:ソボル薬
B:フルーツ
フロッピー:04A01

B
  01 02 03  

 4面はソボル薬を全て集めて扉を通ればクリア。 この面は道が狭いのに弾がビュンビュンと飛び交う。 道が狭すぎて歩いているだけで崖に落ちる。 またニョロニョロみたいな敵は無敵であり、撃っても動きを止めるだけである。 この敵が狭い道を通せんぼするため、うまく誘導しなければならない。 敵の弾そのものは遅いのだが、自機の移動速度がさらに遅く、見えているのに避けられない。 最大HPの上がるソボル薬を全て集め、04A03の扉を通ればクリア。

04B03


A:ソボル薬
B:フルーツ
フロッピー:04A01

 ここでセーブすると04A01にフロッピーが出る。 このセーブも罠である。というのも、倒せない敵が守る狭い道の先にフロッピーが出現してハマリになるからだ。 中ボスを倒してソボル薬を取る。この薬を取ると最大HPが増加する。 姿を消した中ボスは、隣の画面に移動して戻るか、安全地帯でメニュー(HELP)を開くとすぐに出現する。04B02へ。

04B02


A:ソボル薬
B:フルーツ

 中ボスを倒してソボル薬を取る。04B01へ。

04B01


A:ソボル薬
B:ユンゲル
C:フルーツ
フロッピー:04A03

 ここでセーブすると04A03にフロッピーが出る。 中ボスを倒してソボル薬を取る。 フロッピーでセーブする場合、この画面のフロッピーを取って5面に持ち越す事。 というのも、5面のフロッピーの初期位置は05A01であり、5面クリア直前まで取りに行けないからである。 04A01へ。

04A01


A:フロッピー
B:フルーツ

 画面右下の岩は撃たずにこの画面を通り抜ける事。 画面右下のニョロニョロは倒せない敵であり、撃っても足を止めるだけである。 こういった狭い道において、倒せない敵がずっとウロウロしているのは非常にイライラする。 ただ、ニョロニョロの左に岩があり、この岩を破壊しない限りニョロニョロは出てこない。 ニョロニョロは出さず次の画面へ通り抜ける事。

 フロッピーを持たずに4面に来たり、04B03でセーブすると、この画面にフロッピーが出現する。 フロッピーを取るには右下の岩を破壊しなければならず、それはニョロニョロの解放を意味する。 この狭い道でのニョロニョロ開放はハマリである。ニョロニョロの移動を祈るよりも、どこでもロードした方が早い。

 04A02へ。(ニョロニョロが邪魔して04A02に進めない場合、04B0104B0204A02と進んでも良い。)

04A02


A:ソボル薬
B:聖書
C:ユンゲル
D:フルーツ

 中ボスを倒してソボル薬を取り、聖書も取る。 聖書を持っていると死んだ時に天国へ行ける。 天国はミニゲームとなっており、時間内に迷路を抜けると復活できる。 ただ、死んだらどこでもロードをした方が早い。 ここのユンゲルは罠である。というのも、取るには04A01のニョロニョロを開放しなければならないからである。 04A03へ。

04A03


A:ソボル薬
B:ユンゲル
C:フルーツ

 中ボスを倒してソボル薬を取り、扉に入ると面クリア。 この面にボスはいない。05B03へ。

5面

  01 02 03  
A
A:フロッピー
B:フルーツ


A:ソルビティオ
B:ユンゲル


A:鏡
B:ユンゲル
C:剣
A
B
A:アムニス薬
B:リバティオー
C:ユンゲル
D:フルーツ
フロッピー:05A02

A:アンブロシア
B:フルーツ




A:フルーツ
フロッピー:05A01



B
  01 02 03  

 5面はリバティオーを取った後、一旦4面に戻り、ヤン・トモリに会えばクリア。 リバティオーというアイテムが登場するが、これは4面のディーバに返却しなければならないアイテムである。 まず鏡を取り、百目を倒して橋をかけ、アムニス薬を取る。アムニス薬があれば海に入れるようになる。 その後リバティオーを取って井戸に入り、4面に戻る。 4面をクリアすればリバティオーを返却した事になる。 再度5面に戻った後、ソルビティオを取り、05A01のヤン・トモリに会えばクリア。

05B03


A:フルーツ
フロッピー:05A01

 ここでセーブすると05A01にフロッピーが出る。 罠である。以後クリア直前までセーブできなくなる。 一番右端の道を使って05A03へ。

05A03


A:鏡
B:ユンゲル
C:剣

 鏡を取る。鏡は画面右の鬼を倒さないと出現しない。 画面右の剣は罠であり攻撃力が半分になる。この剣を取ると初期弾を6発撃てるようになるが、その威力は黄弾3発と同じである。 ただ連射速度も同じなため、黄弾3発のダメージを与えるには2倍の所要時間が必要となる。これにより単位時間あたりの攻撃力は半分となる。 アムニス薬なしで左の海に入ると死ぬ。 05B02へ。

05B02


A:アンブロシア
B:フルーツ

 百目を倒して橋をかける。 05B01のアイテムを取るには海岸沿いを進まなければならない。海岸へ出るために必要な橋は百目を倒すと出現する。 アンブロシアは左の鬼を倒してから切り株を撃つと出現する。 05B0305A0305A02を経由して05B02へ戻り、橋をわたって05B01へ。

05B01


A:アムニス薬
B:リバティオー
C:ユンゲル
D:フルーツ
フロッピー:05A02

 ここでセーブすると05A02にフロッピーが出る。 ここのセーブも罠だが、05B03でセーブしてハマリになるよりマシである。

 敵を全滅させてからアムニス薬とリバティオーを取る。 海岸から来た場合、敵を全滅させてからアムニス薬を取る。 アムニス薬を取ると海に入ることができるようになる。 一旦05B02に戻って橋を渡り、再度05B01へ来てリバティオーを取る。

 井戸に入ってディーバにリバティオーを返しに行く。 5面クリア時のヴィジュアルシーンにて、リバティオーはディーバに返さなければならないアイテムだと判明する。 目的のディーバは4面(04A03)をクリアすると会えるのだが、6面から戻るのは面倒くさい。 そこで、まだ5面にいるこのタイミングでディーバに会いに行く。 井戸に入ると前の面に戻る事ができる。 なおディーバを無視して進めると、ゲームクリア直前の扉が開かなくなる。 05A03の井戸に入って4面まで戻り、04A03から4面をクリア。 5面に戻ってきた後05A02へ。

05A02


A:ソルビティオ
B:ユンゲル

 ソルビティオを取る。 鏡を持っていると島に黄色い泉が出現するので、そこに入るとソルビティオを出現する。05A01へ。

05A01


A:フロッピー
B:フルーツ

 仙人ヤン・トモリに触れるとクリア。 ヤン・トモリとはこのゲームのプログラマである。殺すとハマリ。06B02へ。

6面

  01 02 03 04  
A






A:フロッピー
B:ユンゲル
C:フルーツ

A:ユンゲル
B:フルーツ

A
B
A:フェラリス薬
B:ユンゲル
C:アンブロシア
フロッピー:06A04

A:ユンゲル
フロッピー:06A03



A:ユンゲル




A:アンブロシア



B
  01 02 03 04  

 6面はフェラリス薬を取り、海神の娘に会えばクリア。 フェラリス薬があれば死んだ時に少しだけHPを回復できる。 フェラリス薬は一番左の「一つ目オバケ」を倒して花を出し、10秒程度待てば出現する。 その後06A03の海神の娘に会えばクリア。

06B02


A:ユンゲル
フロッピー:06A03

 ここでセーブすると06A03にフロッピーが出る。 ヴィジュアルシーンでリバティオーの話が出たはずだが、すでに返却しているので無視する。 06B01へ。

06B01


A:フェラリス薬
B:ユンゲル
C:アンブロシア
フロッピー:06A04

 ここでセーブすると06A04にフロッピーが出る。 ここのフェラリス薬を取ると死んだ時に少しだけHPを回復できる。 まず左上の一つ目オバケを殺す。殺すと花が出現するので待つ。 この時花を撃たない事。10秒程度待てばフェラリス薬が出現する。 アンブロシアは鬼を全滅させると出現する。 06A04へ。

06A04


A:ユンゲル
B:フルーツ

 もしまだリバティオーを返却していないのなら、ここの井戸を使う事。 詳しくはこちら。06A03へ。

06A03


A:フロッピー
B:ユンゲル
C:フルーツ

 中ボスを倒し、中央の氷像に触れて上に進めばクリア。07B02へ。

7面

  01 02 03  
A
A:アンブロシア
B:ユンゲル
C:フルーツ

A:剣



A:フロッピー
B:鍵

A
B
A:王冠
B:ユンゲル
C:フルーツ
フロッピー:07A02

A:宝の箱
B:ユンゲル
C:フルーツ
フロッピー:07A03

A:聖書



B
  01 02 03  

 7面は王冠と剣を取り、扉を通ればクリア。 この面の海には潮が流れている。 潮の流れは早いが、8キーを押し続けると左に進む事ができる。 王冠はクリアに必須アイテムである。 剣は最強の剣であるが、敵の配置がいやらしく、満員電車の痴漢のごとく触られる。 鍵は宝の箱を開けるが、中のアイテムはメルヘンヴェール IIで使用するアイテムであり、必要ない。 07A03の扉を通ればクリア。

07B02


A:宝の箱
B:ユンゲル
C:フルーツ
フロッピー:07A03

 ここでセーブすると07A03にフロッピーが出る。 クリア直前までセーブができないという罠だが、07B01でのセーブもハマリの罠である。 07A02の痴漢電車を何度も挑戦できるという事もあり、ここでのセーブの方がマシかもしれない。 渦に入ると即死。ピンクの四つ目を殺すと渦に変わるので撃たないように。07A02へ。

07A02


A:剣

 ザコを倒しながら剣を取る。 画面下部に位置してザコを殺し、適度に数が減ったら強行突入して剣を取る。 ザコの虐殺が少なかったり、突入をためらうと囲まれて連続おさわり。 満員電車で痴漢に囲まれたような状態になって死ぬ。 なおザコを倒した後の妖精にも当たり判定があり、通過できなかったり、弾を止められたりする。 ここも頭がおかしくなるレベルでイライラする画面である。

 剣は黄弾の5連射で最強の剣である。連射よりもワイドビーム的な武器が欲しいのだが・・・。

 画面左は急流であり、ものすごい勢いで流される。 8キーを押すと左に移動できるが、流れに逆らう事は一切できない。

 07B01へ。

07B01


A:王冠
B:ユンゲル
C:フルーツ
フロッピー:07A02

 ここでセーブすると07A02にフロッピーが出る。 ここのセーブも罠である。というのもザコに囲まれてフロッピーが出現し、再度痴漢電車状態となるからだ。 中洲にある王冠を取ったら07A01へ。

07A01


A:アンブロシア
B:ユンゲル
C:フルーツ

 中ボスを倒して穴に入る。 穴は中ボスを倒さないと入る事ができない。 穴の先は洞窟だが、ランプを持っていなくても中は明るい。07B03へ。

07B03


A:聖書

 左下のテグザーを殺して聖書を取る。07A03へ。

07A03


A:フロッピー
B:鍵

 鍵を取る。 ここの骨は無敵なのでとにかく逃げる。撃っても足止めできない。地獄。 この鍵があると07B02の宝箱を取る事ができる。 この宝箱を持ったセーブデータがあればメルヘンヴェールIIでゲーム開始時にアイテムがもらえる。 メルヘンヴェールIでもう懲りたなら扉を通過してクリア。08B01へ。

8面

  01 02 03  
A
A:ユンゲル



A:フロッピー
B:ユンゲル
C:フルーツ

A:ミルラ酒
B:ユンゲル
C:フルーツ
A
B
A:ユンゲル
B:フルーツ
フロッピー:08A02

A:アンブロシア



A:ユンゲル


B
  01 02 03  

 8面は2箇所の橋をかけ、ミルラ酒を取り、骸骨を倒せばクリア。 08B02と08A03の中ボスを倒すと橋がかかる。 橋を通過してミルラ酒を取り、骸骨を倒せばゲームクリア。

08B01


A:ユンゲル
B:フルーツ
フロッピー:08A02

 ここでセーブすると08A02にフロッピーが出る。 ここの井戸を使ってHPを最大まで回復できる。 というのも、ここの井戸は07A03に続いているからだ。 07A03と08B01を行ったり来たりすれば何度でもHPを回復できる。 とはいえ、どこでもセーブを使った方が早いので、最後の手段として覚えておこう。 08B02へ。

08B02


A:アンブロシア

 中ボスを倒し、一旦画面から出ると橋がかかる。 見ての通り、最終面なのにグラフィックスが手抜きである。 グラフィックスがこのゲームの売りなのに、この手抜きはあんまりである。 また8面の火の玉は異常に硬い。 敵のアルゴリズムを使いまわして硬さと見た目だけで差別化する手法は、真・魔王ゴルベリアスのような他のクソゲーでも見る事ができる。 08B0108A0108A02を経由して08A03へ。

08A03


A:ミルラ酒
B:ユンゲル
C:フルーツ

 ミルラ酒を持っていない場合は中ボスを倒し、持っている場合は骸骨を倒す。

 ミルラ酒を持っていない場合は中ボスを倒して橋をかける。 一番左上の通路を使って08A03に入り、骸骨の下の方で中ボスを待つ。 骸骨が弾を出してきたら骸骨を撃って黙らせる。 この時、骸骨を撃ちすぎないように。 というのも、骸骨を倒してしまうと骸骨島への橋が消えてしまい、ハマリになるからだ。 中ボスを待っている間に火の玉がどんどん湧いてきて体力を削られるが、これへの対処方法はない。クソゲーだと思って諦めよう。08B03へ

 ミルラ酒を持っている場合は骸骨を倒してクリア。 骸骨には接近戦で挑む。というのも、骸骨を倒すと同時に骸骨島への橋が消えるからである。 骸骨を倒せばそのまま扉に入ってゲームクリア。

08B03


A:ユンゲル

 迷路を右往左往してミルラ酒を取り、8A03に戻る。 08B03→08B02→橋をわたらず一番下の通路を右→>08B03→一番右の橋を渡って上→ 08A03→ミルラ酒を取る→一番右の橋を通って下→08B03→08B02→ 橋を渡って右→08B03→08A03に戻る。

4. エミュレータ設定

 xnp2で快適に遊ぶための設定を紹介する。 xnp2で遊ぶ場合、どこでもセーブ、Helpキー、AMD98を有効化すると良い。 このゲームはセーブが罠になっており、xdotoolとxkeysnailを組み合わせたワンキーどこでもセーブを代用する。 Helpキーは安全地帯でアイテム画面を開く時に使用する。 AMD98とはシステムサコムが発売していた音源ボードである。 この音源を使用すると美しい音楽がステレオで再生される。 なおこの章の設定はUbuntu 20.04.1を想定している。

どこでもセーブ

 xnp2でのワンキーどこでもセーブの方法を説明する。実機やウィンドウズを使用している場合、読み飛ばす事。 このゲームはアクションの全てにストレスがあり、それはセーブ&ロードでもぬかりない。 このゲームでセーブするにはフロッピーという消費アイテムが必要であり、自由にセーブする事ができない。 フロッピーを消費しても再取得する事が可能だが、ガンガン弾を吐くボスのすぐ近くに出現したりと、嫌がらせとしか思えない。 そこまで苦労してフロッピーを取得した後、実際にセーブするには指定の安全地帯まで戻らなくてはならない。 さすがにやってられないので、xnp2のどこでもセーブを使う。 さらに、どこでもセーブをワンキーで実行できるよう、xkeysnailとxdotoolというソフトについても説明する。

xnp2設定
xdotool設定
xkeysnail設定
xnp2設定
 xnp2でどこでもセーブを実装するには ~/.np2/np2rc の該当行を次のように修正する。

STATSAVE = true

これでメニューバーに「セーブ」「ロード」が出現し、どこでもセーブとどこでもロードが可能になる。 しかしながら、セーブとロードにキーが割り当てられていないため、いちいちマウスを使用しなければならない。 これも面倒くさいので、xdotoolでマウス操作を自動化するシェルスクリプトを作成し、xkeysnailでそのスクリプトをワンキーで実行する。
xdotool設定
 マウスカーソルを指定場所に自動で移動させ、メニュー上の「セーブ」と「ロード」を自動押下するスクリプトを作成する。 マウスカーソルやキー入力の自動化にはxdotoolというソフトを使用する。 xdotoolを使用すれば指定場所にマウスカーソルを移動させたり、クリックやボタン押下を自動化するシェルスクリプトが書ける。 また、マウスの自動移動にはウィンドウ座標を指定する必要があるため、xnp2のウィンドウ位置を自動で指定するスクリプトも作成する。 さらに、一時停止ができないため、疑似ポーズスクリプトも作成する。なおデスクトップの解像度は1366x768を想定している。

xdotoolのインストール
xnp2ウィンドウ位置指定スクリプト
xnp2自動セーブスクリプト
xnp2自動ロードスクリプト
xnp2疑似ポーズスクリプト
xdotoolのインストール
 Ubuntuでxdotoolをインストールするにはターミナルから次のように入力する事。

apt-get install xdotool
xnp2ウィンドウ位置指定スクリプト
 ~/xnp2_move.sh として次の内容を保存。

#!/bin/bash

#ウィンドウを x:200 y:50 に移動
xdotool getactivewindow windowmove 200 50

#スクリーンサイズを960x600に変更する場合、コメントを外す
#xdotool mousemove 430 80
#xdotool click 1
#xdotool key --delay milliseconds 1 Down
#xdotool key --delay milliseconds 1 Down
#xdotool key --delay milliseconds 1 Down
#xdotool key --delay milliseconds 1 Down
#xdotool key --delay milliseconds 1 Down
#xdotool key --delay milliseconds 1 Down
#xdotool key --delay milliseconds 1 Down
#xdotool key --delay milliseconds 1 Down
#xdotool key --delay milliseconds 1 Down
#xdotool key --delay milliseconds 1 Down
#xdotool key --delay milliseconds 1 Down
#xdotool key --delay milliseconds 1 Down
#xdotool key --delay milliseconds 1 Down
#xdotool key --delay milliseconds 1 Down
#xdotool key --delay milliseconds 1 Right
#xdotool key --delay milliseconds 1 Down
#xdotool key --delay milliseconds 1 Down
#xdotool key --delay milliseconds 1 Down
#xdotool key --delay milliseconds 1 Down
#xdotool key Return


保存後実行権限を付与。

chmod u+x xnp2_move.sh
xnp2自動セーブスクリプト
 ~/xnp2_save.sh として次の内容を保存。

#!/bin/bash

#どこでもセーブ
xdotool mousemove 280 80
xdotool click 1
xdotool key --delay milliseconds 1 Down
xdotool key Return


保存後実行権限を付与。

chmod u+x xnp2_save.sh
xnp2自動ロードスクリプト
 ~/xnp2_load.sh として次の内容を保存。

#!/bin/bash

#どこでもロード
xdotool mousemove 280 80
xdotool click 1
xdotool key --delay milliseconds 1 Down
xdotool key --delay milliseconds 1 Down
xdotool key --delay milliseconds 1 Down
xdotool key --delay milliseconds 1 Down
xdotool key --delay milliseconds 1 Down
xdotool key --delay milliseconds 1 Down
xdotool key --delay milliseconds 1 Down
xdotool key --delay milliseconds 1 Down
xdotool key --delay milliseconds 1 Down
xdotool key --delay milliseconds 1 Down
xdotool key --delay milliseconds 1 Down
xdotool key Return


保存後実行権限を付与。

chmod u+x xnp2_load.sh
xnp2疑似ポーズスクリプト
 一時停止機能がゲームにもxnp2にもなく不便なため、擬似的にポーズするスクリプトを作成する。 擬似的にポーズするために、 Other->BMP save のダイアログを出してxnp2をストップさせる。

 ~/xnp2_pause.sh として次の内容を保存。

#!/bin/bash

#疑似ポーズ
xdotool mousemove 530 80
xdotool click 1
xdotool key --delay milliseconds 1 Down
xdotool key Return


保存後実行権限を付与。

chmod u+x xnp2_pause.sh

xkeysnail設定

 作成したスクリプトをxnp2からワンキーで実行させる。 xnp2からワンキーで実行させるにはxkeysnailというソフトを使用する。 xkeysnailを使用すればxnp2にシェルスクリプトを実行させるキーバインドを設定できる。

xkeysnailのインストール
xkeysnail設定
xkeysnailのインストール
 Ubuntuでxkeysnailをインストールするにはターミナルから次のように入力する事。

sudo apt install python3-pip
sudo pip3 install xkeysnail
xkeysnail設定
 ~/.xkeysnail/config.pyに次を追加する。

#Xnp2
define_keymap(re.compile("Xnp2"), {
#ウィンドウ位置変更
K("F4"): launch(["/home/tanaka/xnp2_move.sh"]),
#どこでもセーブ
K("F6"): launch(["/home/tanaka/xnp2_save.sh"]),
#どこでもロード
K("F1"): launch(["/home/tanaka/xnp2_load.sh"]),
#疑似ポーズ
K("F2"): launch(["/home/tanaka/xnp2_pause.sh"]),
}, "Xnp2")

次のように実行後、各ファンクションキーでワンキーセーブやロードができる。

sudo xkeysnail -q ~/.xkeysnail/config.py &
xnp2 ~/marchen1.fdi

Helpキー有効化

 xnp2でHelpキーを有効化するにはメニューバー上で次のように操作する。

Device->Keyboard->F12=Help

元に戻す時は

Device->Keyboard->F12=Mouse

AMD98有効化

 xnp2でAMD98(システムサコムの音源ボード)を有効化するにはメニューバー上で次のように操作する。

Device->Sound->AMD98

元に戻す時は

Device->Sound->PC-9801-86

5. 感想

 メルヘンヴェールIとは、ストレスをゲーム性だと勘違いするとこうなった、というゲームです。 移動する、弾を撃つ、メニューを開けるといったプレイヤーが取りうる全てのアクションに対して、意図的にストレスをかけています。 当時のプレイヤーですら泣きながらプレイしていたので、平成以後の生まれの人は、開始3秒で全身の毛が抜け落ちるストレスを感じるはずです。 ゲームとしても完全に破綻しており、セーブが罠だったり、4方向しか撃てないのに斜めからおさわりされたり、 狭い道で崖に落ちたりとプレイヤーに非がない死に方ばかりです。 メルヘンヴェールIはクソゲーの中のクソゲーであり、これに並ぶ98のクソゲーはメルヘンヴェール IIぐらいです。

 ただ、ゲームではなく絵画だと考えれば、ある程度評価できるかもしれません。 メルヘンンヴェールIの画面は8x8単位に描かれており、16x16の単位のARPG(例えばハイドライドやトリトーン)と 比較して4倍の精密さを誇っていました。 特に01A01は幻想的ですらあり、パソコンRPG大百科だったかの白黒印刷の単行本において、 神秘的な美しさを見せていました。 このゲームの画面はプレイフィールドではなく、独立した一枚の絵画なのです。 一枚の風景画を背景として遊んでいると考えれば、画面の少なさも、足の遅さも納得・・・できる心の広い人がいるかもしれません。



Amazon : PC-9801誕生: N16-BASICからN88-BASIC(86)へ


戻る