M.U.L.E.とは?



M.U.L.E.は架空の開拓惑星Irata(Atari版の場合)において、 4人の開拓者が需要と供給の経済を基にして競争を行うゲームです。 このゲームはボードゲームの持つゲーム性とコンピュータの持つ特性(自動計算、リアルタイム移動等)が うまく融合した傑作SLGとなっています。

プレイヤーはミュールと呼ばれるラバ型ロボット?を町で購入し、 それぞれ産業別に改造した後自分の土地で働かせます。 やがてミュールは食料、エネルギー、鉄鉱石、宝石といった製品を生産します。 宝石以外の各製品はこの開拓惑星にはいずれも必須の製品です。 大抵の場合、自分の特産物以外は不足しています。余った食料を現金にして、 不足しているエネルギーを買いたいなぁ・・・ということで開拓惑星にオークションが開かれます。
このオークションがこのゲームの肝です。 オークションは需要と供給により値段が決まるので、みんなが食料を余らせていれば食料の値段は下がり、 逆にみんながエネルギー不足ならば、エネルギーの値段が上がります。 (言い換えれば開拓惑星上のある製品を全て買い占めれば、 みんなが大金を出してでも買わなければならず、独占者はウハウハです。)

このオークションを制し、害虫の大発生や海賊船といった数々のイベントを跳ね除け、 最後に最も多くの資産を持っていた人が勝利します。

このゲームは1983年にOzak Software社のDani Buntenによって作成され、 Electronic Artsによって発売されました。 オリジナルはAtari 400/800で、その後Commodore 64、Nintendo Entertaiment System、 IBM PCJr.、Apple IIシリーズに移植されています。 1996年にはComputer Gaming Worldにゲーム史上ベスト3として名前を刻んでいます。

現在オリジナルM.U.L.E.の入手は非常に困難ですが、 Windows、Mac、Linuxで動くインターネット対戦可能なフリーのM.U.L.E.が存在しています。 このページではそのPlanetMuleの導入からインターネット対戦までの方法を説明しています。 またM.U.L.E.を詳細に説明した英文ドキュメントの日本語版も置いてあります。 プレイの参考にしていただければ幸いです。



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