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#878 ガンバリング!!! ドッジボールロワイヤル デス野本ゲーム

初回放送日:2012/06/11
出演:バカリズム升野、森本さやか
メンバー: 遠藤舞、外岡えりか、横山ルリカ、 河村唯、長野せりな、酒井瞳、菊地亜美、三宅ひとみ、 橘ゆりか、大川藍、橋本楓、 倉田瑠夏、野本愛、後藤郁、尾島知佳、 高橋胡桃、石田佳蓮、玉川来夢、清久レイア


 今回はドッジボールが得意な野本さんが主役で、 その名も「ドッジボールロワイヤル デス野本ゲーム」という企画でした。 ルールは以下の通り。 まずドッジボールコートの半分だけに野本さん以外の全メンバーを集め、 もう半分のコートにいる野本さんがボールを投げてメンバーにボールを当てていきます。 当てられたメンバーはコートから退場し、最後まで残った人がご褒美をもらえます。

 「バトルロワイヤル」と名前を似せているだけあって、自分一人が生き残れば勝利となります。 そうなると当然発生する「あなたが前に出なさいよ」「いやあなたが前に出なさいよ」といった メンバー同士の醜い争いを見て楽しむ・・・というのがこの企画の趣旨です。

 しかしゲームが始まると企画の趣旨とは異なる方向に話が進んでいきます。 最初は企画の趣旨通り五期生を前に出してメンバー同士の醜い争いを見せました。 しかし野本さんの球があまりにも強力なため、2、3球投げただけで メンバーは企画の趣旨を忘れて逃げ出しました。

 加えて「開始から5分間生き続けなければならない」というルールもあり、 これも当初の趣旨を変更させました。 当初の対立構図は「自分対自分以外のメンバー」だったのですが、 これが「野本さん対野本さん以外のメンバー」となったのです。

 本来は敵同士なはずの「野本さん以外のメンバー」は、少なくとも誰か一人を5分間生き残らせるために、 協力や応援を始めます。 この時点で企画の意図は完全に崩壊してしまいました。 しかし、ここで俄然がんばる人が現れます。 それが尾島さんです。

 尾島さんは「声を出して挑むこと」や「シェーのポーズで避けること」など生き残る知恵をメンバーに伝え、 自らもボールをキャッチしたりしてゲームを盛り上げていきます。 この時の尾島さんは輝いていましたね。 企画タイトルには野本さんの名前しか載っていなかったのですが、尾島さんはもう一人の主役でした。


シェー

 第四試合で尾島さんが最後まで生き残ると、ここからは野本さんと尾島さんの一騎打ちとなりました。 攻撃が出来ない尾島さんは圧倒的に不利です。 しかし今まで積み上げられてきた屍の数だけ野本さんは疲れており、どちらが勝つのか全く判らない状況。 タイムアップも着々と迫り、この勝負はとても緊張感のある面白い勝負となりました。 最終的に勝ったのは野本さんだったのですが、尾島さんもよくがんばったと思います。

 アイドリング!!!はこのように当初の企画とは思いも寄らぬ方向に話が進む時があります。 泣きべそ大相撲もそうなのですが、そんなときに限って「奇跡の回」となったりするような 気がします。 このような先の読めない展開もアイドリング!!!の魅力ですよね。


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